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『言葉』には人を動かす不思議なチカラがある


今の若者は恋愛に関して興味がない。
20代男性のおよそ7割が恋人がおらず、
4割にいたっては『デートの経験すらない』



マスコミが連日のように
『若者の恋愛離れ』を報じています。


ただ、数字上で見ると、
3割くらいは恋愛に積極的で、
7割くらいは恋人がいない。
というデータは
1987年の厚生省人口問題研究所の
『独身調査』とほとんど変わっていない。


つまり、2022年も1987年も、
若い男性の恋愛の傾向に
大きな変化はないという事になります。


ただ、放送の仕方によっては
ここ数年、急に
『若者の恋愛離れ』が
進んだかのうように感じてしまう。


マスコミが好んで
報道したがる理由は
『若者の○○離れ』という
キーワードは視聴率を稼げる
鉄板ワザだからだと言われています。


『若者が○○をやらかした』
『今の若者は○○をしない』


という内容は
『今の若者はけしからん!』
『俺の若い頃は~』


とマスコミのメイン視聴者である
高齢者から共感されやすい。


お客さんが喜ぶことをしようと
するのは当たり前と言えば
当たり前の話。


ただ、そのように見ていないと
勘違いや誤解を
してしまい兼ねません。


マスコミが良い悪いの
話がしたいのではなくて、
情報は伝え方によって、
受け取り方が全然、
違ってくるという事。


だいぶ前から存在していた、
『断食』という健康法。


ある日、誰かが、
『ファスティング』と
おしゃれな言い回しで呼びはじめた。


すると、若い女性がこぞって、
挑戦しはじめ一気に
世の中に浸透してブームとなりました。


同じような事でも
『断食』はやりたくないけど、
『ファスティング』はやりたい。


『断食をやっている』と言うよりは、
『ファスティングをやっている』は
ちょっと、おしゃな感じがする。


積極的に言いたい。
結果、口コミが起こりやすい。


それもブームになった要因の
一つなんじゃないかと
個人的には思っています。


『喫茶店』はいつの間にか
『カフェ』に変わり、
『スパゲティ』は
『パスタ』に変わりました。


売れているアニメや漫画は
必ず有名な決めゼリフがあります。


北斗の拳の
『お前はもう死んでいる』

ワンピースの
『海賊王におれはなる』

ガンダムの
『アムロ、行きまーす』


商品が売れた背景に
人の印象、感情に訴えかけた
言葉の存在があることは本当に多い。


有名なクラウンのキャッチコピー、
『いつかはクラウン』


その時代の人にとって、
クラウンに乗る事は
憧れであり、富の象徴。


いつか、そのような生活をしたい。
そんな大衆の想いがクラウンに
乗りたいという気持ちと
リンクしたんだと思います。


その言葉で果たして、
クラウンが何台、売れたんでしょう。


イナバ物置の
『やっぱりイナバ、
 100人乗っても、大丈夫』


もはや、一生、忘れない(笑)


『丈夫な物置です』
とだけ言われていたら、
多分、一瞬で忘れていたはず。


言葉の選び方ひとつで
『一瞬』なのか
『一生』なのかが
変わるって本当、面白い。


ブラックサンダーは
この言葉で危機を乗り越え、
一気に売り上げを伸ばす
要因の一つになったと言われています。

『一目で義理とわかるチョコ』


大成建設の
『地図に残る仕事。』

つい、面接を受けたくなる(笑)



言葉には人を動かす
不思議なチカラがあります。



僕は何をするにも
一番、最初に適切な
『言葉』をつくるところから
始めるようにしています。


それが一番、
大変な作業だったりします。


でも、必ずやります。


そんな言葉を持った瞬間、
そのあとの労力、時間、
かかる経費が激減することを
知っているからです。




逆にそんな『言葉』が
ないままだと、
興味を持ってもらったり、
理解してもらうのに
ものすごい時間がかかります。




たくさんの労力、時間、経費が
必要になるのは目に見えています。


人は言葉によって、
感情が動かされ、行動する。


言葉一つで気持ちが180度
変わることもあります。

時には人生を
変えてしまうことすらあります。


こんな時代だからこそ、
その言葉が持つチカラを使って、
人が前向きになったり、
一歩踏み出すきっかけや
ちょっとだけ幸せな気分に
なるような発信はこれからも
積極的にどんどん、
やっていきたいものです。

結局、なんだかんだ
言っても伝え方が9割です。

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