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本当にレベルが高い人たちの口癖は『私は何も知らない』


僕は仕事柄、いろんな業界の
エキスパートと呼ばれる方々と
お会いする機会が多いんですよ。


すると、レベルの高い人ほど、
共通して良く使う言葉がある事に気づきます。




それは、


『私は何も知らない』


という言葉。



僕が良く言う

『私は何も知らない』

とは意味が違う。

僕は本当に何も知らない(笑)



僕からみたら、ものすごい
レベルや立ち位置にいる人
だったり、ずっと年上
だったりするのに、平気で


『新里さん、教えてください』


と言って頭を下げてくる。

そんな姿を見るたびに


『この人には勝てない』


そう思ってしまいます。




量子力学の分野で
ノーベル賞を受賞した
リチャード・ファインマンも
関連するような事を言っています。


『もし量子力学を
 理解できたと思ったならば、
 それは量子力学を
 理解できていないということだ』




サッカーワールドカップの
開催期間中にサッカー界の
レジェンド、三浦知良選手に




『今の日本代表について、
   どう思いますか?』




とインタビューしたところ、




『僕はサッカーのことは
 難しくて良く分からない。
 だからその質問には答えようがない』




そう返答したそうです。


また、


『サッカーはいつも、
 ヒデ(中田英寿)に
 教えてもらっている』


とも話しています。
サッカー界の何歳も年下の後輩に
『教えてください』と
サラッと言えてしまう
あたりがカズのすごさなんだと思います。




それがどんな分野だろうが
勉強すればするほど、
経験すればするほど、
なぞはどんどん、深まっていくばかり。



優秀なメンターほど、
相手に対して必ずこうしろと
絶対に指図はしない。
そういう話を聞いた事があります。



自分は何も知らない事を知っている人、
世の中は常に変動していて、
相手や場面によって、
的確な答えは変わることを知っている人。
そんな人はたいていの場合、



『自分の言葉を100%鵜呑みに
 しないようはっきりと釘を刺す』



そんな人は人の話を
ちゃんと聞くことが出来る
傾聴力の高い人でもあると思います。



また、そんな人は根底に
相手をリスペクトする心を
持っている人でもあると思います。


いろんな分野で活躍する方々を
見ていると共通して
優れていると感じるのが



『教えられ上手』であるということ。



教える人をやる気にさせて、
この人を成功させてやろうと
相手のモチベーションを
マックスまで引き上げてしまう。



そして、金太郎のように
会う人会う人を次々と
自分の味方に変えていってしまう。



結果的に気がつけば、
いろんな人たちの神輿に担がれて、
高いレベルの立ち位置に立っている。



それでも、そんな人たちは
相変わらず同じ言葉を
発し続けています。



『私は何も知らない』



そんな人と出会うたびに
この人はいったい
どこまで成長していって
しまうんだろう。

『末恐ろしい』

そう思ってしまうんです。



そんな人とは
少しでも長い時間、
関わっていたいものです。


それが僕にとっての
人生の豊かさだったりします。

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