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商品やサービス、仕事の実力や実績だけで人を惹きつけようなんて、今の時代、そんな甘い考え方はやめた方がいい

世界中に熱狂的なファンがいる、
『ハーレーダビッドソン』
実は1980年代に、
性能では圧倒的に勝る
ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ
などの日本車に押されて、
消滅しかかったことがあるそうです。

そこから徹底的におこなったことは、
『お客さんのことを知る』

『なぜ、ハーレーを購入してくれているのか』

を徹底的に分析。

すると、ハーレーを
購入しているお客さんは性能や実用性を
求めている訳ではない事が分かったそうです。

ほとんどのお客さんが
求めているのは
バイクとしての性能ではなくて、
『アメリカを強く感じる風貌』
『力強いエンジン音と振動』

お客さんの主な目的は
『アメリカを感じたい』


それは日本車では
絶対に不可能です。

その時にハーレーが決めたことは
『日本車とは戦わない』
ということ。


もし、そのまま、
日本車との勝負を続けていたら、
ハーレーは今、存在して
いなかったかもしれませんね。

お客さんを知ることと、
お客さんとのコミュニケーションや
お客さんが喜ぶ企画などを徹底。

今や、お客さんのほとんどが
『ハーレー・オーナーズ・グループ(HOG)』
という組織に入会しています。
世界131カ国、100万人以上の
ハーレーオーナーをつなぐ世界最大の
ライダーズグループです。
日本にも3万人を超える会員がいます。

うちのアメリカ人の親戚も
その組織に入っていて、
僕の顔を見るたびに
ハーレーを購入するように
ものすごく、熱く、
しつこくすすめてくる(笑)

必ず言ってくるのは、

『一度でいいから
バイクにまたがってみてくれ
そしたら、その良さが
絶対に分かるから』


僕は買ってしまいそうだから、
絶対にまたがりません(笑)

それから、オーナーズグループのこと、
ツーリングのこと、ハーレーの
歴史などをとにかく、
熱く、楽しそうに語り続けるんですよ。

聞くと、ハーレーのオーナーって、
みんなそんな感じなんだそうです。

『ハーレーオーナーに
ハーレーの話をふるんじゃない。
そこからハーレーの話が
止まらなくなるから』


あるネット記事に
そう書いてありました。

でも、よくよく考えたら
おかしくないですか?

ハーレーオーナーは
ハーレーの従業員でも、
営業マンでも何でもないですよね?

なのに、世界131カ国、100万人以上の
ハーレーオーナーたちが
日々、一生懸命、ハーレーの
素晴らしさを伝え続けているわけです。

オーナー同志が交流したり、
情報交換したり、ツーリングなどに
参加すればするほど、
お互いの絆がどんどん深まっていって、
ハーレー愛は益々、高まっていく。

今や『ファン・マーケティング』が
ものすごく注目されていますが、
ハーレーはそれをいち早く、
取り入れた先駆者なんだと思います。

ハーレーの戦略は
他の業種にも個人ビジネスにも
ものすごく参考になると思います。

商品やサービスの質が良ければいい。
そんな時代ではなくなりました。

裏を返せば、商品やサービスや
実力で負けていても
勝てる可能性があるということ。

商品やサービス、
仕事の実力や実績だけで
人を惹きつけようなんて、
今の時代、そんな甘い考え方は
やめた方がいい。


常に自分に
言い聞かせていることです。

そんなことしていたら、
お金がいくらあっても足りません。


これから、鍵になるのは、
いかに熱く、楽しそうに
自分のことを誰かに
語り続けてくれる人を
生み出していけるか
なんじゃないですかね。


僕のような弱者が生き残るためには
それ以外の方法はないとさえ思っています。

『ファンマーケティング』
『コミュニティの構築』
僕は今、それを
必死に研究しています。

自分の経験から知り得た情報や
知識、ノウハウなどを
必要としている人たちに
どんどん、シェアしていこうと
思っています。

『ファンマーケティング』
はやっぱり最強です。

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