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本当に欲しいモノは何なのかが自分の中で明確になっていないと、そうじゃないモノを捨てることが出来ない

『本当に欲しいモノは何なのかが
自分の中ではっきりしていれば、
何だってすぐに捨てられる。
そうじゃないと、本当は
欲しくもないものに囲まれて
生きていくことになる』


僕は過去ずっと、自由になりたいと
思っていました。
一日中、何もしなくても、
暮らしていけるようになるのを
夢みている時期もありました。
ただ、一瞬だけですが、
実際になってみて分かった事は、
『自由』とは単なる『退屈』の
別名であったということ。


個人的にはものすごく
忙しかった時よりも、
何もしなくてもいい日々が
続いた時の方がはるかに辛かった。



スマホの誕生によって、
僕らが一日のうちに目にする
情報量が400倍になったと
言われています。
 

これだけ膨大な情報が
世の中に溢れかえるようになると、
当然、いろんな価値観にふれる
機会が多くなってきます。
有名人やインフルエンサーたちの
言葉に強い影響を受けたり、
権威のある人が言っていることを
鵜呑みにしてしまったりもする。


影響を受けること自体は、
素晴らしい事だと思います。
人に影響を与えやすい人は、
人から影響を受けやすい人です。


ただ、普段から強く意識していないと、
自分がどう感じるかよりも、
他人がどう感じるかの方を
つい、優先してしまいがちになる。


自分では気づかないけど、
自分で選んでいるようで
自分の選択を誰かに
委ねてしまっている事も多い。


僕が大谷翔平選手の本当に
すごいと思うところは、
1000億円の契約を勝ち取った
ことではなくて、
どんなに自分のまわりの状況が
変化しても、自分が本当に
欲しいモノが何なのかが
はっきりしていて、まったく、
ブレていないということ。
身体が大きくなったり、
収入が増えたり、影響力が増したり、
いろんな事が目まぐるしく
変化していく中で、言っている事だけは
ずっと、一貫しています。



今、僕の中で、自由に
生きている人と言えば、
自由に使える時間とお金が
膨大にある物質的な自由を手に
入れている人ではなくて、
常に一生懸命な人、
何かに夢中になっている人。


別の言い方をすると、
一生懸命になれるもの、
夢中になれるものを
見つけることが出来た人。



僕は結婚して、
子どもが出来てから、
ものすごく自由を感じています。
使えるお金も時間も
大幅に減っているはずなのに、
ものすごく不思議な感覚です。

本当の自由は
不自由さの中にしかないと
思っています。

何でもかんでも、あまりにも
自由過ぎると、もはや、
自由を感じる事が出来ない。


いつでも、行きたい時に
旅行に行ける人よりも、
普段、忙しくて、
どこにも行けない人が
やっとの思いで休みがとれて、
旅行に行ける人の方が
自由を感じる事が
出来ているんじゃないですかね。


お金とか肩書とか影響力とか
知名度とかいろんなモノを
手に入れれば手に入れるほど、
失っていく自由もいっぱい
あるように思います。



誰もが知る有名人の方は
どこに食事にいくにも、
必ずその店を
貸し切りにするそうです。
一般客がいたら、ゆっくり
出来ないから何でしょうね。

もはや、自由なのか
不自由なのか分からない。


『僕はかつて、ライブドア事件で
すべてを失った。
すべてを失った瞬間はつらい。
しかし、モノでは満たせなかった自由を、
力いっぱい抱き締めることができた。
それは真実だ』

ホリエモンの言葉です。

『自分のしたことに人が評価を下す、
それは自由ですけれども、それによって、
自分が惑わされたくないのです』

イチローの言葉。


『自由』って何なんでしょう?
つかみどころがないし、
何を持って、自由と呼ぶのかの
正解もない。何に自由を
感じるのかも人それぞれです。


ただ、はっきり言えるのは、
本当に欲しいモノは何なのかを
自分の中で明確にしておくべき
だということ。


そうじゃないと捨てるべきものを
捨てることが出来ずに
本当は欲しくもないものに
囲まれて生きていくことになる。


自由を手に入れたかと思いきや、
実際はものすごく不自由な状態を
自ら作り出してしまいかねない。


僕は結婚して、子どもが出来て、
忙しい日々を送るようになって、
失った自由よりも、
はるかに大きな自由を
感じながら生きています。


僕の中で本当の自由は
物理的な部分よりも、
精神的な部分のことを言います。


でも、そう思えるようになったのは、
本当に欲しいモノが何なのかが
自分の中で明確になったから。


そうじゃないものに対しては、
笑顔で涼しい顔して、
簡単に捨てる事が
出来るようになりました。


何を持って、
『自由』と呼ぶのかは
当然、人、それぞれの自由です。


ただ、本当に欲しいものは
何なのかだけは
明確にしておいた方が
いいんじゃないですかね。

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