今こそビジネスで大事になってくるのは『義理人情』
近年、昭和のビジネスモデルが
見直されているという話を聞きました。
古いやり方だと思われていたモノが
実は一番、効果的である事が
分かってきたとの事です。
共通していることは、人と直接、接したり、
関わったりして、人としての繋がりを持つ
ビジネスモデルだということ。
最近、チラシなどの
紙媒体の効果が上がって
きているそうです。
つい、先日、Amazonから
ハガキでサービスの案内が
届いていました。
当然、Amazonは莫大な
市場調査を行った結果、
効果的であると判断した上で
ハガキを使った形で
連絡をしてきたんだと思います。
アパレルショップの
『BEAMS』は店舗のスタッフ全員が
実名、顔写真付きでブログを
更新しているそうです。
BEAMSの店員は元々、
BEAMSが好きで好きでたまらない
という人がほとんど。
商品に対する想いや情熱を
持って、ネット上で日々、お客さんと
コミュニケーションを取り続けている。
店頭に行けば、いつも読んでいる
ブログを書いている店員さんに
会えるわけです。
店員さんがおすすめする
商品を店員さんと実際に
会話をしながら買う事ができる。
そうやって買った服には
『思い出』がのっかってくる。
そんなやりとりを
続ける事によって、
『BEAMS』はファンを
増やし続けているます。
そこは僕らも
真似るべきところだと思いますし、
真似することが出来るところです。
だから、僕はいつも、非効率だとか、
ビジネスセンスがないとか、
どんなに言われようとも
一見、非効率な
【デジタル×アナログ】
をやり続けるようにしています。
デジタルとアナログの
併用によって深められていった
関係性は簡単に崩れる
ものではないと思います。
『BEAMS』のスタッフの中には、
店頭の売り上げよりも、
ブログからの売上の方が
高いスタッフもいるとの事です。
だからこそ、コロナ禍によって、
売上に大きな打撃を受けた
他社をよそ目に売上減少を最小限に
抑える事が出来たそうです。
『効率化』が進むなかで、
古臭くて、非効率極まりない
昭和のビジネスモデルが
見直されている理由が
なんとなく分かるような気がします。
ネットでポチっとクリック一つで
何でも買えてしまう世の中。
でも、お金を支払う瞬間や
直接、会って話をする時間こそ、
お客さんとの関係性を深める
大きなチャンスなんだと思います。
オンライン化が進んだことによって、
『直接会う』ことの
大切さ、すごさ、重要性などを
あらためて実感するようになりました。
あえて、電話で注文を受ける
スタイルをとっている通販会社があります。
電話の際に、お互いのプライベートなどの
話しをしたりして、お客さんと交流を
深めているそうです。ものすごく、非効率です。
ただ、お客さんから電話のオペレーターの方に
プレゼントが届くことも多々あるそうで、
常連さんには会社から直接、
会いに行く事もあるとの事です。
そうなってくると、
そんなお客さんに対しては
他社の入り込む余地はまったくありません。
昭和世代の僕らは
新しいモノを追いかけたり、
未来を見るのも良いですが、
『過去(昭和)を振り返る』というのも
何かのチャンスになるのかもしれませんね。
これだけネットやデジタル技術が
発達した時代ですが、
昭和の『古臭いやり方』こそが
本当は最強なのかもしれません。
マーケティングを勉強するのもすごく大事ですが、
何十年と続く地元の食堂とか、
なぜか人が集まる飲み屋さんとか
そんなところに行って、
店主と話をしたり、
その場の空気を実際、吸ってみたり、
隣のお客さんとの会話の中にこそ、
大きなヒントがあると思っています。
僕はそんな店に
意識的に行くようにしています。
僕のセミナーなんかを受けるより、
そんな店に行ってみた方が
はるにコストパフォーマンスが
高いと思いますよ(笑)
『人が集まる』
そこには必ず何かしらの
理由があるはずです。
その答えが全部、そこにあります。
人間が人間である以上、
人間に感情がある限り、
デジタルだろうが、アナログだろうが、
やるべき事の根幹は
何も変わらないような気がしています。
『効率化』した方がいい部分と
『非効率』でいくべき部分との
見極めが非常に大事に
なってくるんと思っています。
『売る側』も『買う側』も
幸せを感じることができる。
それ以上にベストなやり方は
この世に存在しないと思います。
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