大企業に行くか?ベンチャーに行くか??という悩みに対する処方箋 - 両方行き来した私の実話
noteではお久しぶりです、コンサル生活に戻って8ヶ月マンです。
近況ですが、、、コンサル生活は順調です。
詳しい近況はまた別の記事(もしくはこっちのブログ)で触れるとして、今日はたまたま目に入った良記事に触発されました。
の部分がツボで、私も自分がやりたいことをインセプションデッキやリーンキャンバスで言語化 -> 推敲して転職の方向性や2-3年先のキャリアを決めたりしてたので共感する点が多い話でした(&アジャイルな思想のコンサル出身者はやることが似てくるという学びも笑)、真似するだけで割と再現性もありそうなぐらいに言語化されているので参考にすると良いのかなと思います、少なくともアジャイルサムライ読んで自分自身のインセプションデッキを書くのはめちゃくちゃオススメです。
…前置きが長くなりました、そんなnoteに触発されたので、(実はずっと温めていた)このテーマで書いちゃおうと思いました。
はい、私の元でインターンされてた方、この質問された方結構いらっしゃいますよね?ぶっちゃけ一番人気な問いだったりしますし、この問いには特に真摯にお答えするようにしています、最初の就職って大切ですし、適当に答えるのは本人とご両親に失礼だったりしますし。
(ちなみにサシ飲みとかでもこの話題割とあります、年齢問わず)
この問に対して、どういう考えで答えているか?というのを自分の実話ベースで言及したいと思います。
結論から先に言うと
大企業に行くか?ベンチャーに行くか??という悩みを持つという幸せ(権利)を120%活かして愉しめばいい&しくったらまたやり直せばいい
「好きな時にいつでも転職できる」ぐらいの状態を常に作ることでこれを実現できればいいという思いで自分はやっています&少なくともこの歳まで上手くやれてるので今後もやってく所存です(という考えの元、自分の経験の話を少々します)。
本題の前に…私のキャリア
「お前誰よ」って方もいると思うのでざっくり自分のキャリアを書きます(詳しいプロフはこっち)。
約22年のキャリアで8社目, 7度の転職をしているマンです
(ちなみに最終学歴が2年制の専門卒なので20歳から働いています、ちなみに今日時点で42歳です)
最初が70人ちょいの中小企業だったり、(自分がやめた後に)上場したベンチャーが二社ほどあったり、リクルートや現職みたいな大企業があったりとこれだけでも波乱万丈感あります(自分で言うな感ありますが)
ある意味マンガみたいなこのキャリアそのものに再現性は無いんですが笑、
一度たりとも「負け(≒妥協)」するような転職をしていないのと、何よりも「大企業→ベンチャー→また大企業」という渡り歩きもできているので、「大企業からベンチャー(もしくはその逆)」という悩みに答えるだけの経験はあるものだと思ってます。
選択肢があるという事の素晴らしさ
これを聞かれた時、(言葉は時折変わりますが)こういうニュアンスの回答をするようにしています。
まず断っておくと、私が相談者に対して「あなたは大企業が向いている(もしくはベンチャーが向いている)」と断言するような事はありません、そもそも私自身がどっちに向いてるか未だわかってないのと、同じ人であってもタイミングで大企業なのかベンチャーなのかが異なるからです。
いや、もしかすると断言したかもしれないけど、それはあくまでもメンターである中川伸一さんがそう思っている、というイチ意見であって、これが正解ではないと思っています。
実はこの「選択肢がある状態」を作ること自体が非常に時間とコストがかかる、「積み重ねの活動の結果生まれるもの」という認識でいまして、
学生さんや社会人3年目くらいまでの方だと、学業や仕事以外の活動・苦労が必要な印象(インターンをする、一生懸命資格とかの勉強をする、副業をする、etc…)
私みたいなミドル〜シニア層も同様。自分の例で言うと最初に大企業に転職したのが34歳(リクルート)で、新卒デビューしてから14年かかりました。
月並みですが、歳を重ねれば重ねるほど「好きな所に好きな条件で転職する」事はできなくなります。
他にも色々ありそうですが、なんやかんやで大企業とかベンチャーの重要なポスト(と少数精鋭の新卒)はある一定の実力とアピールがないとそもそも打席にすら立つことが出来ない領域であることは間違いないと思ってます。
(いい意味で)とにかく悩む
という感じで、「大企業かベンチャーか」的な選択肢が手に入ったとして、最も大切なのが
これに限ると思います。特に新卒・第二新卒の就職はよく考え悩むべきかなと。
これは私の経験ですが、
という両方の経験をしているので、「ギリギリまで悩んでしっかり考えような!」と自分ごとのようにアドバイスするようにしています。
ちなみに現職と前職は結構時間を使って考えました(ので両方とも良い体験をさせてもらっています)。だめだった時は…ノーコメントとさせてください(聞きたい人は個別に聞いてください)。
この期間には一人で考え、悩むだけではなく、
インターン先のメンターや信頼できる人に話してみる
同年代の友達や同僚・元同僚と話してみる
転職サービス・エージェントなどを使って気になるポイントを市場調査する
何をしたらいいかわからない時はひとまず私に言って、いくらでも話を聞くやで
的なアドバイスやアクションをするようにしています、共通してるのは「一人で悩むな、人に語れ」です。
序盤で書いた「インセプションデッキを書く」みたいな一人ワークもアリですが、これはこれで難易度が高いので万人向けではないかも…
なお、自分自身が転職で悩み・考えているときもこれらの事をやっています(現職への転職時もそういう相談を重ねました)。
決まり手「自分がやりたいことが答え」
という感じで悩んだり話したりしていく内に、
職場環境を大切にするか?
給料とか福利厚生を大切にするか??
上場ゴールを目指してベンチャーでウエイするか???
…などなど、「自分が大切にする価値観とその観点」が見えてきたら決断のゴールです!
ここまで来た方、おめでとうございます!あなたは頑張った!!!
これはちょっといい方を変えると(リクルートの人が大好きな)「お前はどうしたいの?」に対する答えが出た状態だったりもします。
私自身もこの瞬間が好きですし、相談してくれた方がゴール(就職先・転職先)を決めた、と聞くと我が事のように嬉しかったりします(ので私はメンターとかするの大好きです)。
もちろん、市場の流れとか周り・世の中の意見(このnoteだってその一部でしょう)という説明変数もありますが、最終的には自分が信じた方向にエイッと飛び込むが大正解です。
「自分がやりたいこと」以上の答えなんぞ無いんです、最後は自分を信じましょう。
結び - 飛びたくなったら飛べ(出戻りも可)
というわけで、私宛の一番人気な質問「大企業に行くか?ベンチャーに行くか??という悩み」に対する答えの出し方、を紹介しました。
かつて私の元でメンティーだった方にお願いです、なんか違ったこと言ってたら教えて下さい、盛ってたらごめんなさい確実に訂正します🙏
一方、事実だったらぜひその時の事を思い出してみてください、「いいな」って思ったことは今度はメンターとしてぜひ活用して後進を導いてください。
もちろん、メンティー以外の方でも「いいな」って思ったらガンガン真似してください、変なこと言ってたらツッコミしてください。
最後に「一度コンサルを辞めたのに何故出戻った?」という話を。
転職を決めた昨年9月にこんなエントリーを書いたのですがその時のモチベーションとしては
次のキャリア、アラフィフに向けてのキャリアを形成するにあたって「大きなプロジェクトを扱う大手コンサル」で再び修行がしたくなった
エンジニア、技術者をレッドオーシャンな転職市場で奪い合いするんじゃなくて、「一人でも多く優秀なエンジニア・技術者を送り出す」ための活動につながるヒントがほしい(≒コンサル的な働き方は人を育てる機会が多いのでそこに一縷の望みをかける)
たくさん転職してる割には外資系の転職を一度もしてなかったのでやってみたかった
とか色々あるのですが、8ヶ月たった今どれも少しずつ解像度が高くなってきていて、「ああ転職してよかった、現職すばらっ」ってなっています。
次のステップの準備がいつになるかわからんですが、自分に決めてることが一個あります。
それが1, 2年後なのかはたまた年内なのかはわからんですが、今度は事業会社・ベンチャーに出戻るかもしれないし、何するかわからんですが「大企業に行くか?ベンチャーに行くか??という悩みを持つという幸せ」は掴み続けたいと思います。
マンション一部屋のベンチャーでも、300人入るホールがあるような大企業でもどんとこいです、やってくやで⚾
おまけ - 転職回数が問題になったことは?
ちょっとだけおまけを。
先程紹介したとおり、「22年ちょいで8回も転職して問題になったこと無いんですか?」ってなる方も多いと思います、何だったらこれは(転職関連で)私に対する質問・疑問の二番人気です。
いい機会なのでサクッと書くと、
事実として、転職回数が理由で選考を落ちたことはありますが、そもそも回数を問題とする会社さんは自分とフィットしてないという感じなので困ってはいないです
むしろ、たくさんの転職・プロジェクトの経験があることにより、自分のキャリアや人脈に多様性が生まれており、そっちで非常に得をしている実感のほうがある
よく言われるように、「手っ取り早く給料を上げるなら転職」ってあるとおり、そっちの面では問題どころか得をしている
これは私のビジネスパーソンとしての強みもあるのですが、割とどこの環境・プロジェクトでも自然に入れるので新参者的な後ろめたさが無い(なさすぎる)
これはリクエストあったらまた別のnoteにしまーす
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