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なぜ今ユーザーインタビューなのか?「ユザシル」を作った背景

ご無沙汰しています。
meyco株式会社の山本です。

投稿にだいぶ期間が空いてしまいました。
この期間、日々業務に向き合いmeycoの成長のために邁進していましたが起業して1番といってもいいほど失敗が多かった期間でもあった、とも思います。ご迷惑をおかけした方もおり、その節は大変申し訳ありませんでした。

しかし周りの方が真摯に真正面から向き合いっていただいたことで非常に大切なことに気づけた期間でもありました。その気づきのお陰で今回リリースするに至った「ユザシル」を開発することができました。

本記事では、直近あったことからサービス「ユザシル」ができるまでの内容を記載できればと思います。是非ご笑覧ください。

1. 失敗の連続だった新規事業

弊社ではマーケティングパートナー事業を中心に展開しており、国内のお客さまを中心にマーケティングのサポートをさせていただいております。自社の更なる成長のために連続的に新規事業を様々なジャンルでさせていただきました。中国市場領域、ヘルスケア市場領域、医療領域など、全く関係のないジャンルでしたが、結果からいうとどれもダメでした(笑)

ダメ、というよりもそこに張りきれなかった、という方が正しいかもしれません。そこでの学びとしてはまだ何者でもない自分が中途半端にやって勝てるほど甘くない、ということでした。生半可な覚悟でできる事業なんてないと身に染みて感じました。

2. マーケティングパートナー事業の伸び悩み

基本的に弊社では営業活動はあまりしません。基本的にはお客さまやパートナー会社さまを中心とした身の回りの方の紹介で事業が成り立っております。逆にいうと、そこだけに注力しているような形ですので、紹介に値しない存在になると成長はストップしてしまいます。

その事業が一時期停滞した時に非常に大きな「危機感」を覚えました。どこか会社全体としてのマンネリ感や仕事の定型化があるのではないか、と感じました。

3. 意思決定した3つの事項

これまで会社を始めてから3.5年間、事業を進めておりましたが自分の中ではすごく節目となったタイミングでもあったので3つの意思決定をしました。

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Business Boardチームで合宿をしました

①マーケティング領域への一本化

マーケティングはどの領域の事業においても非常に重要な要素です。なのでマーケティング事業者が他領域の事業などに進むことは非常にシナジーもあることだとも感じています。しかし、手を広げるとその分1つの領域に対しての深さは相対的になくなってしまうのが自然の摂理です。

自分はタイプとしてもそこまで器用ではありません。社内にも期限と目標を設定し、そこまでは「マーケティング以外やらない」というメッセージを発信しました。

②最優先事項を「提供価値」に

成長ベンチャーではあるあるかと思いますが、どうしてもやはり目の前の数字(売上/利益)等に目が向いてしまいがちです。しかし、そこが大きな落とし穴だったな、と非常に感じております。

結局はtoBの場合、企業さまからご依頼を受けて、その価値として売上金をいただきます。売上とは「提供価値」の対価になるものです。「ニワトリとタマゴ」とも言われそうですが、こればっかりは「提供価値」が必ず先に来るもの、と考えています。

そこで社内の最優先事項を売上/利益ではなく「提供価値」に変換しました。その結果、社内で「どうやったらもっとお客さまに価値貢献できるか」というのが共通の言語となり、「それって本当に価値貢献になっているんだっけ?」というのが自然なコミュニケーションになりました。

③自分じゃなくてもいい仕事は”やらない”

メンバーは日々、現場の仕事に真摯に取り組み、向き合って仕事をしています。誰よりも現場を知り、そこに対して深い思考を持ち、非常に貴重な経験をしています。

その中で、会社が成長しない原因の1つに「未来に思考が向いていない」というのが挙げられると感じています。皆さまも現場の仕事に追われ、「緊急度は低いけど優先度が高いこと」に時間を使えなかった、という経験はございませんでしょうか?

そういう時は大概、思考が後ろ向きになり、ジリ貧状態になってしまいます。そこで、「自分でなくてもできること」はどんどん外部を使うように、という形にしました。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、外部パートナーを使うのも中々大変です。「自分でやった方が早い」と思ったり「説明が面倒だ」という気持ちもわかるのですが、そこを一歩踏み込んで多くの人を巻き込むことでその人主体の仕事のキャパシティも増え、自然と本質的な仕事だけに向き合え、より提供価値も上がりました。
ここは特に弊社メンバーの強い後押しがあり、チャレンジしたことから学んだことで、本当にチームメンバーには感謝です。

4. 意思決定をしてどう変わったか?

上記のように考え始めて約半年が経ちますが、会社としては目に見えて大きく変化がありました。

①売上の成長加速度が圧倒的に上がった

決まった「モノ」を売るのではなく、お客さまへの「価値貢献」にコミットすることによってコミュニケーション手法や実施方法の改善が非常にありました。「やれることをやる」ではなく、「お客さまに対して1番価値になる事をやる」と思考が変わったことによって非常に前向きになりました。

弊社としても売上があがり、お客さまの事業も成長し、非常にいいサイクルになりました。

②新規サービスができた

価値貢献を最優先に考えるようになり、「どういった施策が最もマーケティング成果に直結するのか?」というテーマに対して過去の施策や社外情報含め、思考している中で成功施策には共通点がありました。

それが「ユーザーの声を聞いている」点でした。
「ん?当たり前では?笑」と思う人も多いと思います。しかし、恥ずかしながらそこが疎かになってしまっていることも過去にありました。目の前の数字やKPIの追求に忙殺され、実際のユーザーから離れ、数字をもとに机上の議論、そこから出る施策の成功確率は非常に低いものでした。

逆に、マーケティング担当者がコアターゲット本人であるケースやユーザーさまと共に定期的にユーザーインタビューをしているケースでは、発見も多く非常にマーケティング成績も好調なものでした。

考えてみれば当たり前のことですが、あくまでサービスは「お客さま」が購入するものでお客さまの意見が1番参考になります

しかし、雑に誰でもいいからユーザーインタビューすればいい、というわけではありません。ターゲット層を見極め、ペルソナ像を定め、適切な人にインタビューすることが大切です。
また、インタビューにおいてはその聞き方も非常に重要です。聞き方によってはユーザーの回答が大きく変わる中でオープンクエスチョン、クローズドクエスチョンを組み合わせて実施することが重要です。

そして、弊社としてはそれらのインタビュー情報を元に適切な訴求軸、コミュニケーション設計等を抽出するサービス「ユザシル β版」を本日リリースしました。

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ユザシルhttp://usershiru.meyco.co.jp/

責任者を務めている山際は日々、ユーザーインタビューに邁進し相当な数をこなしているので相当強くなっているはずです。

このサービスはまだまだリリース初期です。今後、どういう提供形態になるかはまだまだ変わっていくものだと思います。ただ、何よりマーケティング活動において非常に重要な「ユーザー分析」という価値のある事業を世の中に提供できることに非常にワクワクしております。

5. これからのmeyco

meycoはこれからもマーケティング活動において「お客さまへの価値貢献」をキーワードに活動を拡大していきます。マーケティング領域における新規サービスやプロダクトなど新しい取り組みにもどんどんチャレンジしていき、全社で「日本で最も価値を出せるマーケティング会社」を目指して粛々と活動を続けて参ります。

まずはマーケティングを極め、そしてその先として他の領域への進出。
そしてビジョンである「ヒトの可能性の証明」に向かって、邁進していきます!

6. 最後に

ここまでご拝読いただきありがとうございました。
直近お会いしていない方やこの記事を読み、久々に話したくなった方などもしいらっしゃれば是非ご連絡ください!お茶でもご飯でもいきましょう^^

ちなみにmeycoではより本質的なマーケティングを追求し、共に成長していける仲間を募集しています。まだまだ10名ほどの組織で役員候補としても募集中です。新しいチャレンジを考えている人などがもしいらっしゃれば、ご連絡いただけると嬉しいです。

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