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家族で決めた約束の時計台~今はまだ11時台だから~

1.圧倒的な京都から学ぶ絶対価値観

 長男の卒業式という節目をアーカイヴするために久しぶりに京都に行くことが出来ました。
 あらためて痛感するのは、圧倒的な王道の文化や高い民度。真似の真似…ではない絶対価値観の計算されたデザイン。足し算でもなく最初からコレしかありえない誰もを圧倒するオーラ。それらが高い次元でバランスを取っている高次元の環境。


南禅寺 枯山水


南禅寺 三門


京セラ美術館 近代アーティスト 和モダン


圧倒的デザインの京セラ美術館


二年坂 スターバックス


八坂神社 圧倒的なシンメトリーとカラー配置と建築場所


取って変わられることの無い圧倒的な「日本のIP」

 長男の卒業式に併せて行くことができた京都からあらためて学び、年度変わりにnoteの9回目を記します。

2.大学の卒業式の名言に学ぶ

 高校は私と同じ岩手県内唯一の男子校私立岩手高等学校を卒業した長男。卒業後は多くの人を知って欲しい、と親の勝手な願いを素直に受け入れ関東ではなく関西の地を選び、同志社大学理工学部に入学し、知識以上に多くの人との出会いを財産とできたようです。

 関西の大学の卒業式といえば毎年著名人がスピーチを行う近畿大学。その中でも伝説のスピーチと称され今でも再生回数が増え続けているキングコング西野亮廣氏。

 長男が大きく影響を受け、一年間、株式会社西野亮廣エンタメ研究所(現株式会社CHIMNEY TOWN)のインターン生として経験し学び得た人脈は、親である私が同じ歳の時には持つことが出来なかった圧倒的な財産だと羨ましく思います。
 今年の近畿大学のスペシャルゲストは本田圭佑氏。

「環境にこだわれ」
高みを目指す自身の目標が明確で努力していたとしても、身を置く環境のこだわりが甘いと実現できない。誰と会う、毎日何を見る…五感が最高の習慣をつくってくれる。全くその環境下でない場所で自分なりにどんだけ一生懸命頑張っているつもりでも叶うわけがない。
歴史に裏付けされた「圧倒的京都」という環境にも結びつきます。

 そして、長男の母校は、日本を飛び出しキリスト教徒として建学された「新島襄の同志社大学」。短かった生涯に加えて生き様が坂本龍馬ともオーバーラップして私には映る偉人。
 卒業式の祝辞で総長がパウロのことばを引用され話されたことがキリスト教徒ではない自分の心に響きました。
『知識は人を高ぶらせ愛は人を育てます。』
パウロは「みな知識を持っている」ということは分かっています。知らされていることは同じでも、ある人は「問題ない」と主張し、別のグループの人は、汚れるので「触れても食してもいけない」と主張しました。どう理解し判断するかによって対立が先鋭化し、自分の方が正しいと高慢になる危険があります。パウロは「愛は人を育てます」と続けました。知識だけでなく愛をもって関わる必要があるのです。高慢な知識は対立を生み、強い意見が支配すると独善に陥って不足や誤りが是正されません。しかし愛は、「寛容、親切、謙遜」をもたらし、より良い理解や成果をもたらし、一致して取り組めるようになるのです。知る時には、謙遜を忘れないように…。
と。


2023年3月22日 長男 同志社大学卒業式 京田辺キャンパス正門

3.南部藩武士の末裔として阿弖流為・母禮にも心を寄せます

 長男と共に私も尊敬するキングコング西野亮廣氏。サロン記事やVoicyで幾度と繰り返すビジネス哲学。今、正にドンピシャな一説を深掘りします。
『経営者』と『経営者以外の人』
 西野亮廣氏が一言で表している『=損切りをしなきゃいけない人』と『=足切りがある人』

 明治時代創業の老舗と称されるぬるま湯に浸かり、損切りを出来ないまま、結果社会から不要と烙印を押される前に、誰もが解っているオワコンを自ら切り捨てなければならない。延命のためにと勘違いして余計なものを足してはいけない。体力と資産を更に消耗させてしまいます。引き算経営で、これまで当たり前とされてきた「みんなに平等な薄利多売を拡大し続けなければならない経営」から、「社会を牽引する意識高い人たちの環境での限られたマーケット経営」にコアシフトします。そして、これまでの悪しき世襲というレールは延長することなく終点です。
 同時に、就職でき会社員となった長男は足切りがある人からのスタートです。足切りされず自身の財産を活かして私たち親世代が想像もつかない未来を切り拓いていってください。未来は真っ白で無限大だから。

清水寺 阿弖流為・母禮の碑

 京都 清水寺の清水の舞台の下に、岩手県の有志が建立された「阿弖流為・母禮の碑」があります。みちのく(道の奥)東北の蝦夷地の討伐を行った征夷大将軍坂上田村麻呂と戦った蝦夷の首長、阿弖流為と母禮の名が刻まれた碑に心を寄せます。

 令和5年度がはじまります。取引量筆頭の業務契約110年の節目。我が家の環境も変わります。南部藩武士の末裔の誇りは大切に持ちつつ…

次回10回目のnoteを記す時は…家族で決めた約束の時計台の鐘が鳴る時。

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