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一方を聞いて沙汰するな〜篤姫様の教え〜
はい、皆さん篤姫様をご存知でしょうか。
天璋院(てんしょういん) / 篤姫(あつひめ、天保6年12月19日〈1836年2月5日〉 - 明治16年〈1883年〉11月20日)は、江戸時代後期から明治の女性で、薩摩藩島津家の一門今和泉島津家に生まれ、島津本家と五摂家筆頭近衛家の養女として徳川家に嫁ぎ、江戸幕府第13代将軍・徳川家定御台所となった人物。
地方の一お姫様でしたが最終的に徳川将軍の御台所(正室)になったお方です。
はい、完全に大河ドラマで知りました。宮﨑あおいが主演をしていました(←宮﨑あおいファン)。
とにかく真っ直ぐな女性でいろんなことを成し得ましたが、ドラマで特に個人的に印象に名言があります。
それは、「一方を聞いて沙汰するな」です。
一方の言い分だけではなく、対立する両者の言い分をきちんと聞いて判断しなさいという、上に立つものの心構えを説いた言葉ですね。
なぜかこの言葉がずっと心に残っていて、時折思い出しています。
子供どうしの兄弟喧嘩の際、親であれば必ずどちらの言い分も聞いてあげますよね?
それなのにビジネスの現場になるとなぜか、いわゆる声の大きい、役職が上の人の意見が無条件に採用されたりしていませんか?
そういうシーンが度々あって、その度にこの言葉を思い出します。篤姫様は身分の上下に関係なく、必ず両者の言い分を聞いて判断していました。
江戸時代といえば「身分が全て」みたいなところがあるにも関わらず、です。なかなかできることではないなと思います(まぁ、ドラマなので実際はわかりませんが・・・笑)。
私もマネージャーとして、メンバーからプロジェクトがブラックすぎると愚痴を聞いたり、プロジェクト側からメンバーへの苦情を受けたりしてきました。
ただ、片方からの話を聞いて判断してはいけないと、必ず両者の意見に耳を傾けるようにしています。
また、これは何もビジネスの現場だけではなく、もはや世の中に溢れかえっている情報そのものにも言えますね。
インターネット上にはソース不明な有象無象な情報で溢れかえっています。
人間は楽をしがちなので、ある情報を耳にした場合、特に検証もせずにホイホイ信じてしまいがちです。
もはやテレビで言ってたから、新聞に書いてあったから、ましてはインターネットで見かけたからなど何の信用もない時代です。
無意識のうちに情報に踊らされないよう、自分自身で判断するための情報をしっかりと集めるということが改めて重要であると、篤姫様は仰られている気がする今日この頃でした。
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