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あした死ぬかもよ? ひすいこうたろう

 この本は、人生にとって”冒険すること”が最も大事な事であると述べている。人生最後の日に最も後悔する事は何だと思いますか?『もっと冒険しておいたらよかった』と思うそうです。(アメリカで90歳以上のご老人に対して行ったアンケートより。)


①人間はやらなかった後悔をする。


 人生最後の日から見ると、全ての出来事は夢の中の思い出となる。だから、夢の中でビビってどうするの? 心配してどうするの? 人生最後の日に迎える自分からすると、うまく行ったかどうかなんてどうでもいい事。大切なのはどんな気持ちでそれをやっていたかどうかだけ。本当に大切なのはそこだけ。結果なんてどうでもいい事。全ては思い出となる。
 だから結果を求めて動くより、思い出になる方に動く、自分のハートがドキドキする方へ動く事が人生の後悔を少なく生きる為の近道ではないかな?


②夢には期限をつける。

 人間はこの世に”死”という契約を交わして、この世に生まれてきた。しかし、人間は誰しも”永遠に生きる”と勘違いしてしまっている。”死”という物を意識せずに生きている。だから、夢や楽しみを先延ばしにしてしまう。けれど、人間の生は有限であり、一瞬で過ぎ去ってしまう。だから”夢に期限をつけよう”。そうする事で日々の行動が夢に向かう。
 日本の侍は『いかに死ぬか?』を常に考えていた。つまりは「この命を何に差し出すか」という事を、いつも問うていた人達だったと。”いかに死ぬか”を考える事は、”いかに生きるか”を考える事である。私たち日本人には、誇り高き侍の血が受け継がれている。そんな私たちは先祖の侍に恥じないように、生きたい。


③今まで何し時間を費やしてきた?


 ここまで読んで、私にとって何がやりたいか分からないと思う人も少なくないとおもいます。そんな人に筆者はアドバイスをしてくれています。今までに何に時間を費やしてきたか?という問いである。人生とは時間である。だから自分が”どんな人生にしたいか”は、”どんな時間を過ごしてきたか”を見つめると、無意識に大事にしてきた事が見えてくる。
 幼少期に何に夢中になったか? お金を払ってでもやりたい事は何? ついついやってしまう事は何? 時間がすぐにすぎてしまう事はどんな事? そんな問いが自分が何をやりたいかを見つめるきっかになるのではないかな?と筆者は述べている。

自分ごと。

 この本は20歳の頃に一度読んで、29歳の今、2度目を読み終わった。20歳の頃はこの本に背中を押されて、世界一周旅行を経験した。大学を休学して世界一周旅行に出かけたのを今でも鮮明に思い出す。今振り返っても、たくさんの人に反対されたり、自分の道は正しいのか、死ぬかもしれないという思いのもと、出発した。その時は、すごく不安ですごく怖かった。けれど、今振り返って思い出になって、その時のことを思い出すと、心配事なんてすごくちっぽけ何だなと感じる。
 そして、今自分にもやりたい夢が新たに出てきている。けれど結果が出ないかもしれないという不安がある。10年後、50年後の自分から見るとそんなどーでもいい事を悩んでたんだなあと思うと思う。だから、また自分はこの本を読んで新たな夢に向かおうと新たな一歩を踏み出そうと思う。



#ビジネス #人生 #生き方 #エッセイ #副業

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