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相手のことを深く知らなくても。

こんにちは、今日もお疲れ様です。結城りんねです。

今日マックでチキンフィレオのセットを買おうとしたんですが、間違えて単品を注文しちゃったんです。(スマホのクーポンを見せて注文した。)
すいません、間違えました!って言えずにおとなしく単品のチキンフィレオを食べちゃう自分をどうにかしたい。


さて、今日は公園で出会ったマブダチのお話。

大学2年生の春休みに僕は大学の唯一の友達と公園で遊ぶことにしました。

え?どうしました?
そうですよ?僕は大学に友達が1人しかいません。なんの問題もありません。

気を取り直して。

近くのスポーツショップでバトミントンのラケットとバレーボールを購入。

ワクワクしながら公園へ向かいました。

こう見えて(どう見えて)運動するの好きなんです。特に球技。

でも球技って相手が必要なんですよね、基本的に。

そこがどうしても難しかったんですよね。

サークルに入ればええやんけ。

おっしゃる通りです。

しかし当時の僕はサークル等に所属すると自分の大事なもの、例えば、信念だったり、ポリシーだったりを失ってしまう気がしたんです。(拗らせ)

そんな僕ですが、どうしてもスポーツがしたい

そこで僕が大学関係の人で唯一LINEで連絡を取れる友人を勇気を出して誘ってみることにしたわけです。

その友人は快諾してくれました。涙がちょちょ切れそうでした。

公園に到着し、まずはバドミントンからすることに。

買ったばかりのピカピカのラケットを元気よく振り回していたんですが、ラケットはシャトルに触れることなく、風を切り裂きます。

ここでバドミントンが苦手だったことを思い出しました

そこで、次はバレーボールをすることにしました。

安心してください。バレーボールはわりと得意です。(アンダーのみ)

しかし、腕が痛い。とにかく。

まあその痛みも楽しみつつ、2人で「痛ってぇ!」とかキャッキャしながらバレーボールを満喫してました。

そこへある3人組が自転車に乗って登場します。

インド人っぽい外国人の3人組でした。

うちの大学の近くにはなぜかインドカレー屋さんが多いんです。

その3人組の中に見覚えのあるTシャツを着てる人もいたので、どうやら彼らはインドカレー屋さんのスタッフさんたちのようです。

すると、彼らもバレーボールを始めました。

しかもなかなかにハイレベルのプレーを繰り広げています。

どう見ても僕らより年上で、少しお腹が出てるおじさんって感じの3人組なんですが、まあ身軽なこと。

ちょっと友達と見入ってしまいました。

その隣で僕らのプレーを見せることになるのは恥ずかしかったのですが、自分たちは自分たちだと強く言い聞かせてバレーボールを再開しました。

すると、3人組がこちらへ。

「イッショニヤル?」

僕と友達は顔を見合わせます。

「じゃあ、お願いします!」

インド人の方と一緒にバレーボールをすることになりました。

なんでしょうこの感覚。

小学生のころ公園で遊んでいて、その公園にいた名前も知らない子たちと一緒に遊んだ時のような

なんだか懐かしい気持ちに浸りながら、5人でバレーボールをしました。

3人組のレベルがとても高いので、ミスらないようにと必死でしたが、

僕らがミスっても、

「イイヨ、イイヨ!」

「ガンバッテル、ガンバッテル!」

と励ましてくれる。とても暖かい雰囲気

涙がちょちょ切れそうでした。(本日2回目)

公園の広場で大学生2人と外国人3人がバレーボールをしている。

その稀有な光景に多くの人の視線が釘付けに。

僕はそんな熱い眼差しに、ウィンクなどのファンサービスで応じましたが、心の底からバレーボールを楽しむことができました。

夕日も沈みかけ、あたりが暗くなり始めたころ

「ソロソロオワロウカ。」と。

「イツモコノヘンデヤッテルカラマタヤロウ。」

男同士の固い約束を交わしてお別れしました。


こんな感じです。
もう大学生ともなると、同じ公園で遊んでる人がいても一緒にやろうとかならないじゃないですか。
そんな中で、大人同士で相手の名前も歳も知らない状態で、ただバレーボールを一緒に楽しむ。これがすごく良い思い出になったんですよ。大学生活の中でもおそらく一番の思い出です。
あのバレーボールの時間は悪意というかネガティブなものが1つもなかったんです。普段人と接していてそういうことってあんまりなくて。だからすごく尊いもののように感じました。

あと、僕はスポーツをするための相手を探すのに苦労していたので、とにかく友達作らなきゃと。思ってたんです。でも、スポーツが人と人を繋いでくれるやんけと。友達を作らなくてもスポーツって楽しいやんけって思ったんです。

基本的に人と心通わせようとするとき、相手のことをなるべく深く知ろうとすると思います。
でもそんなことしなくていいんじゃないかと。
立場も肩書も関係性も関係なく、ボール1つさえあればこんなに人と心温まる時間が過ごせるんだから。
それでいいじゃん。と思いました。

大人になるとそんなの難しいじゃんって思いますよね。
でも今回こういうこと起こりましたから。
その事実にすごく救われました。

なんか熱く語っちゃいました。
終わります。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

それ以降何度か公園行ってますが、3人組と会えていません。
カレー屋さんが忙しいのか、バレーボールの代表選手に選ばれたかどちらかでしょうね、きっと。





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