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画家・絵本作家:濱口瑛士について

こんばんは。今日もおつかれさまです。
今回は画家:濱口瑛士とその創作物(絵画、絵本など)について、思ったことを記したいと思います。好きな創作物について(9)
※上記の扉絵はわたしが氏をイメージして描きました…(汗)

(参考)濱口瑛士 公式HP
https://www.eishi-hamaguchi.com/

(参考図書)
『黒板に描けなかった夢』(2015)(濱口瑛士:著) (株)ブックマン社
   ※12歳以前の作品群
『書くことと描くこと』(2017)(濱口瑛士:著) (株)ブックマン社
   ※上記以降(たぶん主に10代のころ)の作品群

「黒板に…」における作品:小学生(12歳以前)のころの作品が集約され、いかにも「子供の絵」のような外観です(実際に子供が描いた絵なのだが)。
粗いのだけど、原石のような魅力があります。しかし、すでに氏の揺らぎないモチーフや個性が現れているように見えます。

「書くこと…」における作品:中学生以降の作品群のようで、「黒板に…」よりも落ち着いてきて精錬された印象があり、完成度が感じられます。

濱口瑛士の作品の特徴
大きな特徴の一つは東ヨーロッパ風のモチーフが多く、中には宗教画のように荘厳さがあります。

それは、多く見られる日本人が西欧をイメージした典型的なものではなく、まるでその土地で生活してきたかのような土着的な味わいがある。

前説明なく作品をみたときには、多くの方は海外の作家が描いたと誤解するのではとも思いました。

それらは一連の作品群が共通する東欧的異世界の連作となっているのも特徴と言えます。

また、いくつかの定型キャラクターが幾種類か存在し、実際に生きているものを視て描かれたように、独自の世界のなかで生き生きとして表現されていて面白いです。

そして、それらの連作は、絵本ではなく、個々に別々の絵画であっても、連作全体がまるで物語の一部のように連なっており、ストーリーを感じさせます。

特に青年期の作品(氏はまだ若いのですが)は端正な線により緻密に描かれており、その画は日本人離れしているとゆうよりも、中世の作品のようなイコンを連想させます。

以下に関連動画を紹介します。
濱口瑛士ご自身が絵本発売のイベントで来客にサインする場面が映し出されているのですが、
その姿の画像を視てわたしは「これは人気がでるだろうな」と思いました。
(上記の本にも氏の子供のころ~現在までの写真が掲載されています。)

作者ご自身が童話のなかの住人のような雰囲気があり、それらがすべてまとまって「濱口瑛士」とゆう魅力的なクリエイターになっているような気がします。

(関連動画)

(引用元)『【ディスレクシア】”文字を書くのが苦手”日本の学校制度に苦しんだ少年画家』 Youtube: ABEMA Prime #アベプラ 【公式】


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