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野球は科学で考えると面白い

みなさんおはようございます。本日はまたもや読書感想文。以前私は自己紹介で無類の野球好きであることを書きました。そんな私は自ら野球をやることができないので、野球観戦以外にも野球を科学で見た本などを読んで楽しんでいます。

この本では野球を科学で紹介していますが、面白かった内容をいくつかピックアップして話したいと思います。

まず、ヘッドスライディングについてです。よく1塁に駆け込む際にヘッドスライディングをするシーンを見かけます。でも科学で考えると、実は走り抜けた方が早いということが分かっています。以前知り合いに大学まで野球をやってた人と話した内容ですが、ヘッドスライディングは意味ないとその人も言っていました。なるほど、最近では駆け抜けるように指導されているんだな、と感じた次第です。

他にも変化球の科学的な説明も書いてありました。ボールに回転を与えて投げると、ボールの前後左右で気圧差が生じるため、曲がるとのこと。これも本当に面白かったです。野球、特にピッチャーにとってどんな変化球を持っているかで、投球の組み立てが大幅に変わります。カーブ、スライダー、フォークあたりは多くのピッチャーが投げられるけど、それにプラスしてまた変化球が投げられればさらに投球の幅は広がります。そんな投手に対して変化球の説明があったから、これを理解して投げている投手は相当練習の効率も良いのだろうな、と思った次第。

他にも、ホームランについての雑学も載っていました。普通ホームランと言えば、130mも飛ばせば大丈夫です。これでもかなり飛距離は出ていると言っていいでしょう。それが、場所によってかなり飛距離が変わってしまうことも書かれていました。ニューヨークを基準に考えると、130mの球は、高地で有名なコロラド州デンバーの球場(標高1600m)だと142m弾に、さらに標高の高いメキシコシティー(標高2300m)だと148mの大飛球になってしまうようです。これも空気抵抗が少ないため、より遠くに飛ばせることが原因だそうです。

これに関しては、メジャーリーガーたちも頭を悩ませているようで、この本には書いてなかったですが、テレビのドキュメンタリーとか見ると、ボールを冷やして、少しでも飛ばないように工夫しているとか。こういう苦労話って聞いてると頭使っているな、って思わされて面白いです。バッターズヘブンなんて呼ばれていますが、ピッチャーにとっては難しい場所ですね。変化球は曲がりづらくなるし、まあせいぜい、ストレートが空気抵抗が小さいことで若干速くなる程度でしょうか?いずれにせよこうした地形を味方にするような対策は聞いていて面白いです。

さて、長くなりましたが、スポーツもこれからは科学的に考える時代になってきたと思います。コーチの言うとおりにただメニューをこなせばいい時代ではなくなってきています。そのため、スポーツを本格的に始めたい人にとっては、科学的な分析も必須の時代になるでしょう。科学の発展がさらに野球の記録を作っていくことを願ってやみません。無類の野球好きにはこういう話はとても楽しいです。

では、本日もここまで読んでいただき感謝です。みなさんの野球に関する感想等あれば、ご意見ください。

#読書感想文 #野球の科学 #図解雑学

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