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若者が多いと社会が乱れる?

みなさんおはようございます。突然ですが、みなさんはユースバルジ理論というものを聞いたことがあるでしょうか?このユースバルジ理論というのは、若者が多いと戦争や革命が起きやすい、社会が乱れやすいという理論です。そのユースバルジ理論を考えた人が、写真にある、グナル・ハインゾーンという人です。

この本はかなり難しかったですが、要約すれば、若者が多いと社会不安が起きやすくなるということです。確かに、戦争や革命といったことを起こそうと思えば、ものすごいエネルギーが必要となるので、若い力が必要となるでしょう。

ただし、これは必ずしも正しいとは思えないというのが、私の意見です。若者が多ければ、確かにエネルギーが有り余るということはあるでしょうが、仕事が十分にあり、みんなが幸せに暮らせていれば、社会不安は起きないでしょう。事実戦後の日本では、ベビーブームで多くの若者がいたとはいえ、仕事が十分に用意されていたため、社会不安は起きませんでした。社会主義革命を起こそうといった運動はあったとはいえ、実現されることはありませんでした。

そう考えると、若者が多いだけでは社会不安は起きないと言えます。しかし現在のイスラム教国では若者が多いことと、仕事が十分に用意できていないことも相まって社会不安が起きています。なので、若者が多い場合、ちゃんと仕事が用意できないと社会不安が起きてしまうということはあります。

結局のところ、ユースバルジ理論は人口動態だけを見ていたため、完全に同意することはできないですが、若者が多いと言葉は悪いですが、時限爆弾になりえるという意味では正しいと思いました。

なので、今後人口の増え続ける国ではしっかり仕事を用意してあげることが、みんなが幸せに暮らしていける最低条件なのかな、と思います。今の少子高齢化の日本が聞いたらうらやましがる話ですが、若者が多いということは、エネルギーが有り余っており、働き手も多いということなので、それをうまく活用できるような社会であってほしいものです。先進国でモノづくりが頭打ちになったら、若者の多い国に工場を建ててあげるなど工夫が今後ますます必要となって来るでしょう。

本日はこの辺にしましょう。今日も読んでいただきありがとうございました。

#読書感想文 #グナル・ハインゾーン

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