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『罪と罰』鍋

 やぁ良い子のみんな。
 ダイエットを表明しておきながら、    
 悪いことを考えているイナです。

 良い子のみんなは痛風鍋って知ってますか?

 そうだね。
 小学校の時に調理実習で作ったね?

 要は牡蠣、あん肝、白子など、プリン体を多く含む食材をふんだんに使った体に悪い、、、おまけに頭も悪い感じの鍋だね。

 外へ食べに行くことも考えたんですが、自作した方が安いので作りました。

 あん肝、1000円。
 牡蠣、1300円。
 白子、1100円。
 白菜、豆腐、ネギ合わせて約200円。

 合計3600円。
 これで2人前はあるので、1人前1800円で食べられるならお得と言えるでしょう。

 ※豆腐と野菜は下に埋まってます。

痛風セット準備完了!


 あの、なんだか、、、とんでもない大罪を犯している気分なんですが、、、。

 あ、せや。

 もう一つ罪を重ねたろ!
 ってな訳で明太子追加で入りまーす!

 \アリガトウゴザイマース!/

 ここまで来るとねぇ、もういっそ清々しいくらいの罪ですねぇ!

煮えたぜ!

 さて。
 姫路の酒造『龍力酒造』さんの「神力」を、お供につけまして。

 ぱくり。

 ああああぁぁぁぁぁ!!

 なんだこの味!?

 罪な味!!

 牡蠣やあん肝のエキスがスープに溶け出していて、めっちゃ複雑な旨みです。
 ひょっとするとスープを吸った白菜が一番旨いまであるぜ!

 あごだしの鍋つゆを使ったからか?
 でもそれだけじゃ説明できない美味さだ。

 スープだけでもツマミになります。
 もちろん牡蠣も白子もあん肝も、美味いんだけれども、しかし。
 あん肝や牡蠣の味わいが濃厚なため、あっさりとした白菜や豆腐が美味いったらないぜ!

 そこへ日本酒を流し込めば。

 \有罪/    \有罪/   \有罪/    \有罪/

 いつか罰があたりそうな味だ。

 うん。 
 この鍋を『罪と罰』鍋と名付けよう。


 まさか文豪ドストエフスキーも、自分の作品名が鍋になっているとは思うまい。

 こりゃ、一生に一度の鍋かも知れません。
 たぶんもう作らないと思います。

 だって体に悪いってか面倒くさいんだもの! 

 ※白子の下準備がやたら面倒くさいです。


 しかし、万が一ですが。

 まだだ!まだ足りねぇ!さらにプリン体を追加しろ、というそこのアナタ。

 ご飯の上にイクラとウニとカニ味噌を乗せて
食べましょう。逝ってよし。

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