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子供の良い習慣を育む為に親がやるべき神技7選ーーその1:勉強の付き合いはしない


✏️ あなたは子供の勉強に付き合いますか?

子供が小学校に入ると、宿題やテストの勉強を手伝うかどうかは、多くの親の「課題」となっている。宿題は子供の学習成績に関わり、将来の進学に影響を与え、そのため、多くの親は自分の時間を犠牲し、親子で一緒に勉強することにする。

親はサポートによって子供が勉強の仕方の基礎作りができ、将来自力で勉強できるようになることを期待してるでしょう。

そして、子供の横に座って見守る人もいれば、時折進捗を確認したり、最後にチェックしたりする人もいる。つまり、子供の学習に直接的に関わらなくても、間接的なサポートを提供しています。

しかし、我が家は長女をほったらかした結果、彼女は自主意識が強まり、意欲的に勉強と向き合う習慣を身につけた。

👧🏻 我が家で宿題を怠ける長女の自主学習意識を喚起する経験

長女の自主性を喚起するにはいろいろ試行錯誤してきた

長女(下記 👧🏻)は小学校に通い始めた頃、勉強自体が新鮮で、家に帰ると一番最初に宿題を書くことが、新しいおもちゃを手に入れたような気持ちだった。

しかし、時間が経つにつれて新鮮味がなくなり、ある日、長女は帰宅後まず食事を摂り、テレビを見たり、そして本を読み、またテレビを見て、宿題を書くことしてなかった。

私と夫はとても心配したが、あえて宿題の問題を見逃すふりをして、「宿題を書く時間だよ」という注意も言わずに待っていた。

歯を磨く時間になって、長女はやっと今日宿題を忘れたことに気付いて、慌てて泣き出した。そして、私たちは批判の言葉を掛けることなく、微かな驚きを示すだけでした。
私:「え、もうできたと思った。忘れたの?」

この場合に子供を責めることは禁物です。

彼女が泣くことは、自分が誤ったことを認識していることを意味する。もし親が批判の口調で「なぜ宿題を忘れたのか、今やるしかないんだよ!」と言った場合、子供は「あなたはひどい」という意味を感じ、自己責任を忘れて、親に反抗し始めるでしょう。

私:「ゆき、泣かないで、誰だって何かを忘れることがあるんだよ。今、どうしようか考えてみよう」と彼女に優しく話しかけた

そして長女は泣くのをやめた。
親が理解し、励ましたことで、彼女の感情はかなり落ち着いたようです。しかし夫はつい焦ってあるミスをしてしまった。

夫:「それなら、少し遅く寝て、急いで宿題を書きなさい」と心配しすぎて言ってしまった。
長女はその時点で疲れていたようで、父親の提案を受け入れる気がしないように拒絶する様子を見せた。

🈲 親が焦って子供の代わりに決断をすることは誤りです。
人は自分の考えに従うことを好み、他人からの命令を拒絶する傾向があります。そのため、子供の自己認識を形成し、自分の決定をより良く実行できるようにするために、子供に考えさせ、選択させる機会を最大限に提供すべきです。同じ決定であっても、親からの命令ではなく、子供自身の意志からくる場合、その決定を実行する意欲が高まるはずだ。

だから私は急いてフォローした。
「もし今日宿題を書く気があるなら、少し遅く寝て、今日中で完成させよう。明日の朝に書くつもりなら、ママは1時間早く起きてゆきを起こすよ。もし朝にも書く気がなければ、明日学校に行って先生に宿題を忘れたことを伝えて謝る。」

✅この時、長女に幾つかの選択肢を与えるようにした。小学校に通い始めた子供は大体、宿題への責任感を持っており、先生からの評価への恐れがあり、これらの要素で彼らは簡単に宿題を放棄させないでしょう。

👧🏻:「それなら今書く」。長女はバッグから本を取り出してリビングで宿題をやり始めた。私と夫は何も言わずにリビングを離れた。

しばらく就寝の時間になって私が長女を見に行ってちょうど国語と英語の宿題を終えたばかりで、数学はまだ始まっていない。
「ママとパパもう寝るよ。宿題が終わったら、自分の部屋に戻って寝てください。」

👧🏻:「なぜ大人たちは宿題がないのに、子供たちは宿題があるの?」

私:「大人たちも宿題があるんだよ。これもママとパパは宿題を期限通りに仕上げなければクビにされるんだ。でもパパもママも早めに完成させたから気持ちよく寝られるよ」
そして私は普段通りに「おやすみ」って言って、自分の寝室に帰って彼女を一人でリビングに残した。

私と夫は寝たふりをして、彼女の動静を静かに聞いていた。さらに十数分後、長女は本を片付け、自分の部屋に戻った。

私たちはやっと不安な気持ちを取り除いた。翌日もこのことを触れることはなく、まるで何も起こらなかったかのように過ごした。

🙏 結果: 良い習慣を育んでた

その後、長女は帰宅してすぐ宿題を早く手をつけるようになった。私と夫は内心喜んでいたが、彼女を過度に賞賛することせず、単にこのようにすることが良い習慣であり、続けるべきだと軽く伝え、満足した表情を見せた。

早く宿題を終わらせることがもたらす満足感と喜び、彼女自身も感じていたはずだ。

✍️ 子供の勉強に付き合うデメリット

子供は親に心理的に依存心が助長され、自己責任意識の形成に不利する。

多くの親は自分が子供のそばにいることで連帯を示すと思って勉強に付き合うことにする。しかし、これにはいくつかの悪影響があります。

  1. 子供は親の前で自分の窮状を誇張し、親の同情を誘う傾向がある。これは宿題に集中するのを妨げ、効率を低下させる。

  2. 親が一緒にすることで、子供は宿題の未完成が自分だけの問題でなく、親との連帯問題であると感じる可能性がある。子供は親に心理的に依存心が助長され、自己責任意識の形成に不利です。。

  3. 親が隣に座ると、ついつい余計なことを言ってしまうことが多い。

    • 「急いで書きなさい」

    • 「帰宅したら宿題をしっかり書きなさい、もう忘れないで」

    • 「早く書け、もう何時だと思ってるの」など

これらの言葉は子供をイライラさせる以外何もなりません。

したがって、時間があっても子供に付き添わないでください。たとえまだ寝るつもりでなくても、寝るふりをして、いつもと変わらず行動をとるべき

💡 良い習慣を育む為に大事なのは自由・自発性を感じさせること

一人はまず、自由な人であるべきであり、それから自分を律する人になる可能性があります。

ルソー (Rousseau),『エミール』

人間の本性は自由を追求するものであり、子供の興味は監督や監視下で仕事に変わり、不自由に感じるようになると、その興味は完全に消される。

子供は本質的に監督監視を好まないから一時的には従ったとしても内心では絶対に従わないもの。

したがって、子供と一緒に宿題をすることは、子供の良い習慣を育むのではなく、それを崩壊させ、子供の自制力を徐々に削減するものです。

🫵🏼 子供の悪い習慣を助長する「最も効果的な方法」は命令・非難すること

習慣を育む過程で、子供が自発性と自由を感じさせると、良い習慣が形成される。逆に、子供に不自由感や罪悪感を頻繁に感じさせると、悪い習慣が形成される。

子供は誤りを犯すたびに、親が怒らず、適切に指導する場合、子供自発的に調整する機会を与えられ、達成感を感じられる。一方で、親が叱ることによって、子どもの自発的な調整能力も徐々に失われていく。

つまり、子供の頑固な悪習慣は、ほとんどが小さな問題が適切に対処されず、親や教師との長期的な摩擦や対立から生じるものだ。

したがって、親が子供を非難する場合、まず親自分自身の教育方法を考え直すべきだ。

🚫 子供が付き添いを求めていても、親はなるべく断る。​

確かに、時には子供自身が親に付き添って欲しいと要求し、宿題を一緒にやるを頼んでることもある。

しかし親と一緒に勉強する必要があるというのは、子供の本性的な要求ではなく、これは子供が既に悪い習慣を身につけたことが示されただけだ。

彼の学習過程で経験した挫折は、自己管理ができない状態を生み出し、無力感を引き起こしてしまった。自制心に自信がないため、彼は自分を制約する外部の力を頼るしかない。

実際、この弱点を克服しない限り、親がそばにいても、子どもは本当に学習に集中することはできないものだ。

もし一人が子供時代に自身の弱点を克服する喜びを経験したなら、彼は自分自身を批判的な視点から客観視できるようになる。ここから、一人の自己認識が始まる。自己認識がなければ、自己教育も自己規律もあり得ません。

スホモリンスキー (Sukhomlinsky),『教師へのアドバイス』

したがって、子供が付き添いを求めていても、自分に打ち勝つ経験をさせるために親は断るべきだ。


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