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人生という箱をぶち上げる
心が梅雨空のように淀む7月。
それもそのはず、夫の不貞相手との裁判、夫からの頻繁な連絡、子の体調不良が重なった。
それでも私は小さな子どもたちとの日々をぐるぐる回していかなきゃならない。調停、裁判、保育園、小学校、仕事、家事、畑、未来に向けての
立て直し。
「超絶技巧のDJかよ」ふと思った。何枚皿まわしてんだよ。
ぎりっぎり回せてる。でもクオリティは下がる。例えばこれまで玉ねぎから作っていたポタージュを、インスタントにした。そういうささやかな変化が、「母性」の呪いのせいか、しんしんと罪悪感に形を変えて積もっていく。
ドタる時もある。(ドタる:2枚のレコードのBPM合わせがうまく行かず、ビートがずれてしまい、音がドタドタと鳴りリズムが破綻してしまう状態※私はDJではありません)。猛烈に暑かった日の夜、少し薄着で子どもたちを寝かせたら、次の日見事に鼻水。からの発熱。私も体調を崩し、楽しみにしていた週末の計画はすべておじゃんに。
裁判もしんどい。あくまで私の経験だが、あれは証拠のぶん殴りあいだ。
夫からの頻繁な連絡もしんどい。なぜなら建設的な連絡ではなく、破壊的だからだ。心が沈む、淀む。
それでも私は誠実を心がけよう。それが一番の盾であり矛だから。
それでも私は日々を回そう。子どもたちへの責任は厳然としてそこにあるから。
それでも私は私らしくあろう。優しい手や言葉や気持ちをくれる人たちがいるから。
頼るべきタイミングを見誤らず頼り、クソ塩対応でも神対応で返し、私の人生というフロアを爆上げしていく。
プチョヘンザッ
※私はDJではありません。
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