ピュール

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人生という箱をぶち上げる

心が梅雨空のように淀む7月。 それもそのはず、夫の不貞相手との裁判、夫からの頻繁な連絡、子の体調不良が重なった。 それでも私は小さな子どもたちとの日々をぐるぐる回していかなきゃならない。調停、裁判、保育園、小学校、仕事、家事、畑、未来に向けての 立て直し。 「超絶技巧のDJかよ」ふと思った。何枚皿まわしてんだよ。 ぎりっぎり回せてる。でもクオリティは下がる。例えばこれまで玉ねぎから作っていたポタージュを、インスタントにした。そういうささやかな変化が、「母性」の呪いのせいか

    • 頬をはたく札束で磨かれるあたしの生

      不貞相手との裁判がもうすぐ始まる。 責任を問う、その決意は不貞が発覚して半年、変わらない。 揺らいだけれど、変わらない。 不貞相手が「責任は一切ない」と弁護士を立てて通知してきたとき。「(不貞相手の)裁判費用も慰謝料も自分が持つからよく考えるように」と夫から連絡があったとき。裁判日が確定した後、金と引き換えに裁判取り下げを夫から打診されたとき。「その金額は慰謝料としては破格ですよ」とこちらの弁護士さんから言われたとき。 確かに気持ちは揺らいだけれど、私の気持ちは変わらな

      • 痛みでつながる、つながれる

        「ガザ・モノローグ」朗読公演 2024年6月22日 イスラエルの暴力に対する悲鳴や慟哭だけではなく、昼夜問わず頭上に爆弾を降らすドローンよりも遥かに高く立ち昇る「声」が自分たちにはあると信じ、33人の子どもが書いた「モノローグ」。この日私が朗読した二つのモノローグは、2008年~2009年の大規模攻撃後に14才と15才の子が書いたものだった。https://www.gazamonologues.com/ わたしは子どもたちを全て帝王切開で産んだ。ガザでは医療物資も不足し、

        • 生きるを立て直す

          前回のnoteからずいぶん時間が経ってしまった。 あれから、子と父の面会再開や家族会議もあったが途中とん挫し、離婚調停が始まった。同時にたくさんの友達の優しさに救われた。1年間稽古してきた親子ミュージカルの公演もやり切った。 高速回転するワンオペ家事育児仕事の日々に、ひとつひとつの大切な出来事が流れてしまうのを残念に思う。そこでまだ子どもたちが眠る朝の時間割を立て直してみた。実験的に火・木の朝の1時間はnoteに私の人生を記録することに。 そう。人生を記録しておきたい(

        人生という箱をぶち上げる

          めっさ穏やか

          2024年の元旦から、突然始まったワンオペ生活。 保育園児二人+小学校低学年一人との日々は、当たり前だけれど忙しい。 次から次へとやるべきことをこなしていかないと、次の日の朝後悔することになる。子どもたちがまだ眠る早朝のひとり時間。この至福の時間を守りたいのだ。 バリバリ、と音を立てる勢いで家事をこなす中、ふと気づいたことがある。心が、 めっっさ、 穏やか。 夫がいると、どうしても期待をしてしまう。別居が始まり、頼れるのは自分だけとなると、もはや清々しい。なんなら、どう

          めっさ穏やか

          ピンチ到来

          2023年の大晦日、夫の不貞が発覚し、2024年元旦から別居を開始した。 他界した実両親が遺した実家に暮らしていたことが救いだ。 夫は数か月前から、隣の市に部屋を借りていたらしい。 そちらに行っていただいた。 激震が走った元旦からもうすぐ2カ月。 子どもの最善の利益を腹に据え、義父母を交えた数回の話し合い、決裂。 不貞相手への慰謝料請求。小さな子どもたちとのワンオペ生活。 仕事の調整。 荒波が一気に押し寄せる中、私は今、大学院へ願書を出そうとしている。 ピンチをチャンス

          ピンチ到来