音楽 タテタカコ - 宝石[OFFICIAL MUSIC VIDEO]
今日、ショックなニュースがあった。
もう本当に勘弁してほしいと思った。なんでこんな酷いことができるのか。
親は男の家に遊びに出かけ、2週間も子供をひとりぼっちで家に置き去りして放置。
子供が可哀想過ぎてやってられない。
子供が家の電気がつかないと言って、お隣の家に言いに来たことで事件が発覚。発覚するまでどんなに心細かったことか。
下手したら死んでいたと思うと、本当に許せない。
でもこの事件で私はこの映画を真っ先に思い出した。
結構、私と同じ人、多かったはず。
映画 誰も知らない 是枝監督作品
1988年、東京・巣鴨で起きた子ども置き去り事件を下敷きにしたシリアスドラマ。
カンヌ映画祭で、柳楽優弥くんが、主演男優賞を最年少でとったことでとても話題になった。
映画は、出演している子供達や年上の女の子なんかも含めて鮮烈。とても自然なのに、キラっとした輝き、まさにこのタテタカコさんの曲のタイトル、宝石のような、美しい光加減。余韻のように、静かだけど、確かにふわっと光る感じ。
それが凄く眩しく突き刺さる。
折り重なってゆく日々が、日々日々、緩やかに緩やかに坂道を下る様が、本当に、曖昧で、悲しい。破綻する世界が一見すると音を立てずに近づいてくる様が残酷だ。
脆さや苛立ち、静寂さも含めて、この子供達が醸し出す無邪気さ、丸ごと愛おしくなる。そんな映画だった。
音楽が良いので貼っておきます。
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