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わたしとサッカー(怪我編)



1.「あなたにとってサッカーとは?」


サッカーをしていると
こういう質問を良くされます。

あとは、
「なんでそんなにサッカーが好きなの?」とか

1つ目の質問でよくある答えは「人生」とかですよね
自分も言ったことあるかもしれない(笑)

でも冷静に考えて、
まだ22年しか生きていない自分が
人生を語るのは早いかなとも思う...

今の自分に一番合った言葉を選ぶとしたら
「かけがえのない仲間と出会わせてくれたもの」
                    
です。

これはまた後々書きたいなと思いますが、
本当にサッカーを通して沢山の人に出会いました。
今回はあえて「怪我」というポイントに絞って
書いていきたいなと思います。

2. きっかけ


チーム公式アカウントでのリリース

なぜ最初に怪我というポイントに絞ったのか、
それはつい先日、私の怪我のリリースが
チームから出たのがきっかけです。

左膝半月板損傷、左大腿骨骨挫傷 全治6週間

これが今回の私の怪我の内容です。
一見全治6週間なんてそんな長くないし
リリースするほど大げさな怪我じゃないだろう
と思う人も中にはいるかもしれません。

私自身もこれがこのチームに入って
初めての怪我だったり、オフシーズンであれば
あえてリリースするようなことは
しなかったと思います。

しかし、
知っている人も中にはいるかもしれませんが
今回の怪我は何カ月もリハビリをしてきた中で
やっと復帰が見えてきた時に起きてしまったこと。

今までは隠しながらやってきたけど、
リーグ再開を1か月後に控えている状況で、
シーズン中の復帰は難しいという現実を
自分の中だけで留めるのが難しかったこと。

色々なことを考えた結果、
リリースしてもらうことで今の私自身の気持ちや
これからの行動を発信しやすくなったり、
多くの人に知ってもらえる機会にできればと思い、
自らチームにリリースをお願いしました。

少し前置きが長くなってしまいましたが、
こういった経緯があり
このnoteも始めてみようと思いました。


3. リハビリ生活が私にくれたもの


私が18年間サッカーをしてきた中で特に
高校生以降は何度も怪我に悩まされてきました。

ここ5,6年はサッカーをしている時間より、
リハビリをしている時間の方が長かったかもしれない。

有名な方の名前を挙げると宮市亮選手
宮市選手は前十字靭帯断裂を
左右合計3回も経験しています。
スポーツをしている人なら
誰もが思うことだと思いますが、
これだけ大きな怪我を繰り返しても
第一線でプロとして活躍するなんて
普通はありえないんですよね。

でもそれを乗り越えてしまう宮市選手は、
誤解を恐れず言うと相当サッカーバカ
なんだろうなと思います(笑)
好きじゃなければ
あんなに長期間の地道なリハビリを
3回も乗り越えるなんて正直無理だと思います。

少し話がズレてしまいましたが、
スポーツ選手の中にはこういった
怪我と向き合いながら
闘っている選手が多くいます。

私がここで出した名前とか怪我の規模が
少し大きすぎたので
”宮﨑珠里もそんなに大きな怪我を乗り越えたのか”
と思われた方もいたかもしれませんが、

私が今までしてきた怪我は、
足首の捻挫とか、膝の靱帯損傷、半月板損傷という
長期でも短期でもない中期間ぐらい?
の怪我でした。

なので正直半年以上も離脱しなければいけない
長期の大怪我とか、手術が必要なレベルの怪我
を負った時の気持ちは分かりません。

そもそも比べるものではありませんが、
私もこの小さな怪我と
長期間に渡って付き合ってきて、
今も向き合っている最中です。

怪我が多い私を心配し、昨年の今ぐらいの時期、
サッカーを続けるかやめるか
迷いながら就職活動をしていた時、親からは
「もうサッカーは楽しくでいいんじゃない」
と言われました。

その言葉で余計に火がついてしまった私もきっと
サッカーバカなんだと思います(笑)

ではなぜ
繰り返し怪我をしても続けて来られたのか。

それはサッカーを通して
出会ったかけがえのない仲間と同じように
リハビリ生活を通して、
沢山の人に出会い支えてもらってきたから
だと思います。


大学時代お世話になったダイナミックスポーツ医学研究所の理学療法士さん
今でも大阪に帰省する時は必ず会いに行っています。

特に大学生活4年間は、
大半が怪我でプレーできなかった分
そういった人たちと関わる時間の方が
長かったのではないかと思います。

私は弱虫なのでしょっちゅう
半泣きでリハビリをしていたり
手のかかる選手だったと自分でも思う…(笑)
でもそれくらい小さい怪我の繰り返しって
意外とメンタルに来るんですよね。


やっと復帰できたと思ったタイミング、
自分の思うようなプレーができだしたタイミング
大事なリーグ戦前とか。
なかなかいつもタイミング悪く怪我をしてしまう。

その度に、大学のトレーナーさんや
通っていた病院の理学療法士さんに
せっかく熱心にリハビリをしてもらっていたのに
申し訳なくて謝りながら(ほぼ泣きながら)
報告しに行っていました。

怪我以外の時に関しても思うのですが、
私は出会う人にすごく恵まれている
と思うんですよね。

私のリハビリを担当してくれた人は
本当に熱心な方しかいなくて、

いつも本気で向き合ってくれた。
だからこそ折れずに向き合えた。

怪我をしている期間はもちろん
精神的にきつかった。
出来れば経験したくなかったし、
「怪我がなければもっと」
って思ってしまうこともたまにあります。

でもそれ以上に怪我をして、
長期間自分自身と向き合ったことで得られたこと
も多かった。
そして本気で向き合ってくれる人たちに出会えた

だから決して無駄な時間ではなかったと思うし、
少し強くなるために必要な時間だったと思います。
まあ、何度経験しても辛いし苦しいですけどね(笑)


4.宮崎にきて

第13節vsヴィアティン三重レディース戦でパフォーマンスをしていただいた宮崎Heroesの皆さんと


そして今のチームに入って、
ホームゲームの運営を
選手自らやるチームに身を置くようになって、
ここまでホーム戦7試合を
ピッチに立つ立場ではなく、
ピッチの外で試合を運営する側
として経験しました。

ほとんどが怪我での選考外だったとはいえ、
選手なので悔しい気持ちがなかった
といえば嘘になりますが、
その気持ちは一旦置いておいても、
この7試合で多くの方と関わることができました。

特にイベントで来てくださった方とは
沢山お話をさせていただいて、
「いつか試合に出てる姿を見るのを
    楽しみにしてます」
とチームだけではなく
私のことも応援してくださって、
試合後もSNSを通じてメッセージを下さったり
ホーム戦で関わった方から
応援していただけることがすごく嬉しくて、
今回のリリースに対して
私自身のコメントも一緒にSNSに載せた際には
多くの方から頑張れと声を掛けていただきました。

サッカーが仕事だからこそ、
選手として貢献できない自分が不甲斐なくて苦しい時もありますが、
怪我をしていなければ
こうして沢山の方と関わることも
もしかしたらなかったかもしれないと思うと、
怪我をして良かったとは思わなかったとしても
どんな形であれ出会えて良かったと思うし、
本当にお世辞じゃなく
そういった応援してくれる方々の存在が有難くて、
間違いなくまたピッチに戻るための
モチベーションになっています。

先日リリースが出る前から
既に病院でのリハビリはスタートしていて、
今回の怪我も初めは受け入れて前に進むのに
少しだけ時間が掛かりました。

でもそんな時に思い出すのは、
今までリハビリでお世話になった人たちや
応援してくださる方
そして遠くから応援してくれている家族や友達
その人達のためになんて
一丁前なことは言えませんが、
また元気にピッチを駆け回る姿を見てもらうために
前向きに少しずつ自分のペースで
頑張っていきたいと思います。

そしてこの期間を上手く活用して、
私自身の想いやリハビリの様子なども
このnoteやSNSを通じて発信していけたらな
と考えています。

次は何について書こうかな…
もしこういうの知りたいとかがあれば
コメントでもその他SNSでも
なんでも大丈夫なので気軽に教えてください!

拙い文章でしたが最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
では、また次のnoteで会いましょう!

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