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流石にヤバいと思ったこと

世の中矛盾することは多々ある。

それは分かりきったことではある。

しかしこれほどまでのことがあるだろうか。

自己崩壊を起こしているとしか思えない。


ある塾の講師をしていた時である。


客観的に見て そこのルールは以下のようなものであった。



◎塾長の指示に従わない生徒は やめさせる


◎しかし 女子生徒はやめさせない


◎人数が少なくなってくると やめさせない


◎小テストは満点を取らなければならない


◎しかし間違い直しを提出すれば OK


◎生徒を叱責する時もできれば最後は笑いで終わる


◎中学生は 定期テスト450点以上取るべき(各教科90点以上)


◎しかし 入塾には簡単なテストしかない


◎実際には 定期テスト 350点ぐらいの生徒もいる


この結果どのようになっているか 容易に想像がつくと思う。


大学にほぼ進学できない高校に入学する生徒が何人もいる。


明らかに通塾した意味はなかったと思われる。


塾の求めている生徒像には遠く及ばない。


そう、全てが中途半端で終わってしまっている。

例えば 小テストで100点取らなければならないなら何回でも100点取るまで やり直させるべきなのだ。 100点は無理だとしても 90点は取らせるべきなのだ。

(ちなみに、ちゃんとした塾ではそうさせていた。 むごいようだが それがまっとうなやり方である。このやり方は生徒が自然淘汰されていくことになる。強制退塾にはならない。)

しかし実際には 10点 20点ぐらいしか取れない生徒が何人もいた。

初めから入塾不適切なことがわかっていても入れてしまう恐ろしさ。

そして 毎回 叱責が続く。

しかしそれも効果がないとわかると、 やがて ほったらかしに。

そして退塾勧告される。

本当にやりづらい職場だった。

顔に出さないようにはしていたが。


それでも 年間数人はまともな生徒がやってくるようである。

生徒の中には 比較的 上位校に進学するものもいるのは確かである。

世の中 本当にわからないものだ。


実は、これは1つの塾の話ではない。

同じ様なスタイルの塾がいくつか存在した。

しかしながら、今は存在していない塾がほとんどになっている。

それらは生徒にも講師にも辛い 塾になっていた。

自分も色々 自分なりの考えを生徒に話をしたが、ちゃんと理解してくれている生徒が一人でもいることを願うばかりである。






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