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アダルトチルドレンに起こりやすい身体不調とこころの関係②アレルギー疾患

はじめに

今回のnoteでは、前回に引き続き、アダルトチルドレンが抱えやすい身体症状について、こころが原因であることを掘り下げていきます。

私自身の経験をふまえて書きますので、自分も当てはまるかも?という方の参考になれば幸いです。

まず、アダルトチルドレンが抱えやすい精神疾患として、アルコール依存症や鬱、パニック症状などが挙げられます。

しかし、明らかな疾患でなくとも、心と結びつくものは多くあります。

幼少期に起こる身体的な症状を、親から「ひどい癖」と非難されたり、「心身虚弱で病気がち」と捉えられ、治療するものの良くならない、または治らない、ことがあります。

その中でも、今回は「アレルギー疾患」について取り上げていきます。
(あくまで経験上気になることとして記述します。医療的見地から疑義があるなどはご容赦ください。)

アレルギー症状を引き起こすストレス

以下は、主なアレルギー疾患です。

・喘息
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性鼻炎

もともと遺伝等でアレルギー体質がある子どもや、何らかのタイミングで身体がアレルギーに過剰反応して症状が起きるのですが、大きく分けてふたつのタイプがあると思います。

・アレルゲンに反応して症状が起きるもの
・非アレルゲンに反応して症状が起きるもの

アレルゲン型は、ハウスダスト・花粉・食べ物・化学物質などを身体に取り込むことで起きます。

非アレルゲン型は、タバコの煙、大気汚染、寒暖差、風邪、ストレス、疲労などが誘因となって起きます。

さまざまなケースがあるので、アダルトチルドレン=アレルギー疾患とは言えませんが、「ストレス」が病気を引き起こしたり悪化させたりすることは、関係があると思っています。

前回のnote同様、アレルギー疾患の原因、治りにくい理由は、幼い頃に家庭において与えられた極度のストレスと考えています。

私の場合ー重度の小児喘息ー

私は、3歳の時に小児喘息を発症しました。
小学校に上がるころから高校まで、減感作療法というアレルゲンを注射し免疫を作る治療を行い、ほぼ寛解になりました。

もともとアレルギー体質(祖父からの遺伝)はありますが、かなり長い期間に渡って良くならず、重症化していたため、ストレス性の理由があると思っています。

①夜間の発作

最初は風邪かと思う程度が、だんだん咳がひどくなり、痰がからまるようになり、夜に寝つけないほどになっていきます。

発作が起きると身体を横にして眠ることができません。
呼吸ができないからです。

布団を畳んで、3枚ほど重ねたところに寄りかかるようにして休むのが精一杯で、3晩もすると体力が落ち、ご飯も食べられないほどになりました。

喘息にも程度があり、私は重度でした。
発作が起きると酸素濃度が著しく低下し、チアノーゼに近い状況まで行くことが度々でした。

こうなると、夜間であっても病院に行き、ステロイドの注射や吸入をしなければなりません。
毎回母が、夜間救急に電話して、車で連れて行ってくれました。

②年中の発作

風邪が誘発になったり、台風がきたり、寒くなってくる季節の変わり目になる人が多いのですが、私の場合は、ほぼ年中発作が起きていました。

幼稚園では、遠足・運動会などの行事に参加した思い出があまりありません。

小学校1年生には、肺炎併発の発作を起こし入院したこともあり、運動すると発作が起きたりもするので、体育を見学することが度々でした。

③ストレスと発作の関係

私は、典型的な田舎の、昭和の家庭に育ちました。

両親は常にケンカが絶えず、父はいつもヒステリーに怒鳴り、すぐに手を挙げるDV気質でした。

母はもともとは穏やかな人なのですが、被害者意識が強く、愚痴っぽく、余裕のない状況でした。

祖父母もまた常時ケンカが絶えませんでした。
祖父はアル中と喘息、退役軍人で精神を病み、祖母は苦労が多く腰が曲がり、常に心配性で過干渉でした。

ガチャ家庭に育った私は、3歳頃から酔った祖父の寝かしつけ、腰の曲がった祖母の世話をしなくてはいけませんでした。

小学校に上がる頃には、ご飯の支度も手伝わなくてはなりませんでした。

当時を振り返って気づいたのは、子どもに処理できる限界をはるかに超えたストレスを抱えていたということです。

・自由になる時間がない
・お姉ちゃんなんだからと我慢を強いられる
・いつも怒鳴り声が聞こえて怖い
・ささいなことでも父親から叩かれる
・母や祖母の愚痴を毎日聞かされる
・欲しいものを買ってもらえない
・勉強部屋がなく、ほっとする場所がない

精神的に追い詰められた身体が、喘息発作という形で悲鳴を上げていたとしても不思議ではありません。

④発作とトラウマ

今でも忘れられないことがあります。

発作が1週間以上続き、学校を休んでいた日。
いつもは1階の祖母と寝ていたのですが、祖母も寝不足で体力が限界になり、仕方なく2階の父母のところに寝室を移していました。

夜勤のために昼間寝ていた父が、私の喘鳴・咳にイライラし、「いいかげんにしろ」と声を荒げてきました。

怒鳴っても仕方ないのですが、父には我慢ならなかったようで、私が何か言ったところ(←記憶が飛んでいます)、階段から蹴り飛ばされたのです。

ケガはなかったのですが、父を拒否する決定的な理由となりました。

心と身体はつながっている

アダルトチルドレンを克服した今、喘息発作を起こすことはありませんが、気管支が炎症を起こしているなと思う時はあります。

成人してから何度か起きた時を振り返っても、ストレスや疲労が溜まっている時でした。

小児喘息が大人になっても完治せず、成人喘息の方もいらっしゃいます。

ご自分の幼少期からのことを、振り返ってみませんか?
心と身体がつながっていることを考えてみませんか?

自分をもっと大切に、優先してあげてください。
発作になる前に、心と身体を休めて癒やしてあげてください。



最後に

読んでいただき、ありがとうございました。

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