見出し画像

広島お好み焼き屋【皐月】の看板娘のリムは実は竜の姫巫女様でした! 第2話 リムはパパの許へといきます! (3)

#創作大賞2023
#お仕事小説部門

第2話 リムはパパの許へといきます! (3)

 姉上がリムのことを悲ししい声音で呼び止め、諫めようが素知らぬ振りで。

 リムは自身の信念を貫き通し。

 銅製の合わせ鏡に向け、リムは魔法の詠唱を唱え続ける。

 でもリムはやはり姉上のことが気になるから。

 自身の後ろにいる姉上と。

 こんな言葉を魔法の詠唱の合間に。

 姉上へとにへらと笑いつつ、告げる。

「うん」と。

 先ずは姉上に頷いて。

「リムは母上や伯母上さま達が許可してくれなくてもパパの許、お嫁さんになるつもりでいくよ」と。

 姉上に再度告げると。

「だってリムはパパとはもうすでに色々な会話をしてきているし。今のパパは大変に困っているみたいだから。リムがパパの許へといき、お店の中から祝福を撒き散らして。お店の経営の立て直しを夫婦仲良くするつもりだよ」と。

 リムは姉上に再度自身の決意を告げ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?