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やりたいことは〇〇で捉える。

11年間つとめた地方公務員から転職し、
新潟でキャリアコーチングやっている、じゅんです。

20~30代の地方公務員(事務系)に関する記事をアウトプットしています。

今日はネットでも溢れている「やりたいこと」についてです。
特に、公務員が転職するシーンを想定して書きます。

結論です。やりたいことは 動詞 で捉えましょう。


やりたいことが名詞

いきなり反面教師から入ります。
やりたいことが名詞の場合はどうなるでしょうか?

バスケ(名詞)がしたいです・・・・・・・・」

とある企業の一次面接

仮に一次面接だとした場合、これでは転職できません。
〇〇先生「それ、湘北じゃなくても出来るよね?」

・・なぜでしょうか?

答えは、バスケの何がやりたいのか、不明確だからです。
バスケ(名詞)の中には、様々な役割(動詞)があります。

ドライブするパス出す、3ポイント打つダンクする

あなたはどんな役割を担いたいのか。
そして、その適正を持っているのか。
ここを考えるためには、名詞を動詞に分解することが効果的です。

また、チームによって戦術やスタイルが違います。
速攻を好むチームもいれば、リバウンドを重視するチームもいる。

これは企業で言うところの企業理念にあたります。
企業が考える方向性と、自分のやりたいことがマッチしているのか。
ここを考えることも重要です。

さらに、チームに在籍する人も様々です。
シューター不足のチームに応募して、
「ダンクやりたいです!」とアピールしても、魅力ないですね。

これは企業で言うところの「求めている人物像」にあたります。
企業が求める人物像と、自分の属性や特性がマッチしているのか。
ここも重要です。

まとめると、ここでの模範解答は
「安西先生、チームには体力のあるシューターが不足しています。
決勝戦では外からの3ポイントが勝敗を分けることになりそうです。
僕の3ポイント成功率は85%です。シャトルランは120回行けます。
シュート成功率と体力を活かして、3ポイントを打ちたいです・・・・」

です。

転職に置き換えて考える

「やりたいことは人事です。」という転職シーンに置き換えてみます。
人事という名詞を、動詞に分解してみましょう。
実際に何をやっているかイメージすれば、動詞に分解できます。

人事
 L従業員を採用する
 L研修を通じて育成する
 L適材適所に配置する
 L給与を支払う
 L幅広くコミュニケーションとる
 L退職手続きをサポートする

人事という名詞のなかには、
業務という動詞があります。

ヒトに関わりたいから人事をやりたい。という人も、
これらの業務を全てやりたいわけではないと思います。

名詞を動詞に分解して、その中でどの業務をやりたいのか、
解像度を上げましょう。

自己理解と仕事理解

そもそも名詞レベルでも何がやりたいか分からない。という方も多いはず。
やりたいことが分からない人は、自分の好きなことを分解しましょう。

僕の場合はサッカーです。(バスケそんなに好きじゃない)

サッカー
 L基礎的技術を習得する
 L戦術を理解する
 L対人の守備をする
 Lパスを出し味方を活かす
 Lシュートを打って点を決める

僕は「パスを出す」ことが好きです。自分ではなく、味方を活かすこと。
これがサッカーでやりたいことです。

次に、先ほどの人事の例を再度見てみます。

人事
 L従業員を採用する
 L研修を通じて育成する
 L適材適所に配置する
 L給与を支払う
 L退職手続きをサポートする

おぉ、共通項が見えてきます。
サッカーでパスを出すことと、人事で適材適所に配置することは、
「周りの人が能力を発揮できるようサポートする」という点で同じです。

これが、僕のやりたいことです。

いまやったこと。それは、
自分のやりたいことを分解し言語化することを「自己理解」
仕事や業務を分解し言語化することを「仕事理解」といいます。

特に公務員は、民間の仕事や業務に関する知識が少ないです。
公⇒民の転職は、
民⇒民の転職よりも、
仕事理解に時間をかける必要があります。

ここが大事なので、もう一度いいます。

やりたいことを動詞で捉えると、
自己理解と仕事理解が深まります。
公務員は仕事理解を意識してやりましょう。

そして、転職は両者のマッチング作業です。
転職の本質は求人探しではなく、自己理解と仕事理解です。

気づき

まとめます。

やりたいことを明確にするためには、
名詞を分解して、動詞に落とし込むことが効果的です。

この作業を、自分と仕事の2領域で行います。
これが自己理解と仕事理解です。
そして、転職は自己と仕事のマッチング作業です。


・・・ここまで書いておいてアレですが、
なにをやりたいのか、よりも重要なことがあります。
それは、どうなりたいか、です。
これは別記事でまとめようと思います。


以上です。

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