ストレスフリー働き方改革 3

今日はABC理論の話から始めます。
ABC理論とは、自分の認識、物事の見方によって世界は変わる!とも言えるかなり本質的なモノの考え方です。
対人関係論、仕事論、生き方の悩み、自分をどう変えるか、みたいなテーマでは、その原点となっている理論です。

アメリカの臨床心理学者アルバート・エリスが1955年に提唱した理論。
何か出来事に遭遇した時に起こる感情は、その出来事自体にではなく、その捉え方によって生み出されている。

A(Activating event 出来事)B(Belief 捉え方)C(Consequence 感情)
つまり、Aにより引き起こされる感情Cは、人によりかなりの差異があり、それはB(その人のモノの見方・捉え方)の違いによる。

現在、うつ病治療で効果ありと実証されている「認知療法」の基本は、自分のB(認知)の癖、歪みを自らが認識して修正するところから始まる。
B(認知)ギャップで喧嘩や意見がまとまらない、衝突が起きたりと、職場や家庭で経験している方が多いのでは。

その歪みを確認してみたいのなら、同アメリカの臨床心理学者デビッド・D・バーンズ10個の認知の歪みの定義をご確認ください。

仕事でちょっとしたやり取り、コミュニケーションで、アレ?、イライラ、がっかり、一喜一憂と、それは自分のB(認知)の悪いクセから来ることが多々ある。
相手にそんな意図は全くなく、こちらの思い過ごしだった、というような。

先が全く見えない、仕事が拡がらない、当てが外れる、実力発揮できず失敗と、放っておくとどんどん認知は勝手にネガティブへ歪んでいくものです。

ABC理論を眺めながら、A自体に善し悪しはない、B次第で、Cは吉にも凶にもなり得る、とBを俯瞰して客観視が出来るように。
こんな風になりたいと日々感じながら仕事をしております。

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