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社会に出ること

最近、思うことがあります。若い人にとって仕事は、何なのだろうかと。

私は、仕事を通じて、社会の一員になれた気がしてとても嬉しく感じていました。会社をこうしたいと強い思いを持って仕事に取り組んできました

今の若い人はどうでしょうか。食べていくため、生活のためも、もちろんです。お金儲けがしたい、高い目標を持つことは良いことです。

だけど、私が仕事をしているのは、お金儲けがしたいという考えでしているわけではありません。建築が好き。それだけでもありません。私の目の前には社員がいて、地域社会の皆様がいるのです。今もなお、社長を引退せずにいるのは、毎日忙しくしているのは、私がいなくても続く10年後30年後の社員の生活を大事にしなければならないからで、もし社員がいなかったら、もうとっくに引退して、のんびりと生活していたかもしれません。

これから社会に出る皆さんには、このことを頭に入れ、「なんのために仕事をするのか?」自分に問いかけてみて欲しいと思います。

先日、テレビである会社さんの経営が危ないという企業が出ていました。社員さんを守りたい、今後も会社を続けていきたいと言っていました。厳しい言い方ですが、それは嘘だと思います。

本当にそう思って経営されているのであればそう危機的状況にはまず陥りません。社員さんやご家族のことを考えたら、そのようなリスクのある案件には手を出しません。

私は、自分が幸せじゃなかったら人を幸せには出来ないと思います。まず自分が幸せになることが大事です。そうわかっていたら、そんな事態にならないように先もって先もってやっているはずです。幸せになるためのリスクヘッジをすることができるはずです。

前述の会社さんは安易に自分も幸せになりたいと思っているし、安易に社員や家族を幸せにしたいと考えてしまっているから経営破綻となってしまうのです。前もってリスクに耐えるべきです。そんな安易な気持ちで経営している経営者に援助をしたところで本質は変わりません。仮にその時は一時的に変われても、本質が変わっていないとまた同じことをやってしまうのです。

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