シェア
しんたろう
2023年6月14日 01:26
エッセイ「谷川俊太郎さんのこと」 谷川俊太郎さんとお会いしたのは確か十七歳の頃だった。通っていた与儀のフリースクールの講師が、講演会に来てもらおうと思い立ち連絡したところ、すんなりOKを貰ったのだそう。当日、ビル二階にあるスクールの階段をはげた頭のオジサマが上がってきたので「あ、屋良さんが来た」と思ったら(当時ジャズピアニストの屋良文雄さんがスクールの音楽講師を務めていた)、そのはげたオジサマ
2021年11月14日 20:39
エッセイ「一〇号目の回顧」 はやいもので当、小文芸誌「霓」も今号で一〇号目となった。一年に二冊というペースでやってきたので、五年も経てばなるほど一〇号となるわけである。その節目ということで、五年前に小文芸誌「霓」を立上げた時のこと等をツラツラと記そうと思う。 二〇一二年、沖縄市にて沖縄初となるレインボーパレードが開催され、それにフライヤーデザインやパフォーマンスで関わった私も当日行進に参加
2021年10月4日 02:08
エッセイ「ビールの小話」 何を隠そう私はビール党である。「アンタってホントにビール好きよね。ボトルキープもしないでずっとビールばっかり飲んでるのアンタくらいよ」とゲイバーのママさん数人に言われた事がある。「ビールって炭酸だからお腹が張るじゃないですか。一日でよくそんなに飲めますね。真似できません」と飲み友達数人にも言われた事がある。そんな私である。 そんな私は毎年の暮れにひとりで北海道旅行に
2020年12月21日 18:42
エッセイ「トイレの便座問題」「お手洗いが女性優先な喫茶店」と評判の喫茶店へ行ってみると、2つあるトイレのうち1つは女性専用、もう1つは男女兼用だったという経験がある。それとは逆に、ゲイの経営者のやっているゲイフレンドリーと評判の居酒屋へ行ってみると、2つあるトイレのうち1つは男性専用でもう1つは男女兼用だった。そのトイレを見た知人が「この店のトイレは男性優先的だ」と評していた。私としては、どれ