しんたろう

宮城信大朗(みやぎ・しんたろう) 沖縄に住んどるよ。文芸や絵や声を投稿してもいいかな。

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ミミ

詩「ミミ」 ミ  ミ   ミ    ミ     ミ      ミ       ミ        ミ         ミ          ミ           ミ            ミ             ミ              ミ                             ミ              ミ              が              眠              る

    • 3人のプレリュード

      詩「3人のプレリュード」 ぼくのペニスはぼくだけのもの、ほかのだれのものでもない。 きみのペニスはきみだけのものかもしれない、ほかのだれのものでもないかもしれない。 あいつのペニスはきみのものだとしても、きみのペニスはぼくのものになるかもしれない。 ぼくのペニスはかつてあいつのものだったけれど、いまだけはきみのもの。 (2020年12月「小文芸誌 霓 xiv」にて発表)

      • いいわけ

        だいぶ前にTwitterにて、「幼少の頃から虐待やイジメに耐えて生きてきた成人が、体育会系の上司に(おまえのような甘ったれには世間の厳しさを叩き込んでやる)と誤解されて再びイジメられる現象が地獄」という投稿を目にした。私に言わせれば、イジメをしたくてたまらない人間はイジメを正当化した上で他人をはじめてイジメられるわけで、その口実として他人を世間知らずの甘ったれとして仕立て上げているにすぎない。 またこんな事例もある。ママ友同士のイジメ問題にあたった心理士が、イジメ主犯格にイジ

        • 貧しいということの怖さ

          小学館の件で、怒りを露わにした漫画家の方々がXにて今まで黙ってきた出版社に対する鬱憤を吐き出しまくっていて、まさにいま全国の漫画家志望の人たちの心境は地獄だろう。こんな社会に誰がした😌 音楽活動を今よりわりとやってた頃、全国デビューした知人や先輩が、借金をかかえてトンボ帰りしてくるのを目にしていた。なんでも音楽レーベルは、所属した歌手に「いついつまでにこれくらいのCDを売りなさい。売れなかったらその分のお金をあなたが払って、レーベルからも切る」と言うそうだ。つまり会社は己の

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        • 39本
        • エッセイ
          6本
        • 13本
        • 11本
        • コラム
          13本
        • 放送演劇用台本
          4本

        記事

          昨夜居酒屋のカウンターで飲んでたら火薬の匂いがずっとしてたので店員さんに「なぜ火薬の匂いが?」と訊くと「あぁ、マッチの匂いね」と言うので、何かと思ったら隣の席のお客さんがタバコに火をつける度にマッチを使っていた。今どきマッチか…( ͡° ͜ʖ ͡°)好きな人は使うんだなと思うなどした。

          昨夜居酒屋のカウンターで飲んでたら火薬の匂いがずっとしてたので店員さんに「なぜ火薬の匂いが?」と訊くと「あぁ、マッチの匂いね」と言うので、何かと思ったら隣の席のお客さんがタバコに火をつける度にマッチを使っていた。今どきマッチか…( ͡° ͜ʖ ͡°)好きな人は使うんだなと思うなどした。

          エッセイ ー「潮境 第3号」によせてー

          エッセイ ー「潮境 第3号」によせてー  十五年ほど前、沖縄の某賞に詩集を応募した際、受賞者発表の後日選考委員のひとりに呼び出され「おまえは今後俺の言うとおりに書け。そうしていればそのうち賞をもらえるかもしれないよ。俺のそばにいないと嫌がらせがくるぞ」と吹き込まれた経験がある。それ以前から沖縄詩壇とやらの先達らが新聞などにて、批評と称し人格攻撃のような文章で他の書き手や若手を叩いているのをよく目にしていたので(一応嫌がらせをしているという自覚はあるのだな)と納得した。選考者

          エッセイ ー「潮境 第3号」によせてー

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          小文芸誌 霓 xx 表紙

          小文芸誌 霓 xx 表紙

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          rayoci -KUTUNESIRKA- 2018mix

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          The landscape calls

          詩「The landscape calls」 "It sways, it sways, the golden grasses." "That singing voice is who are you chasing?" Your voice, which used to be cute, now runs while stroking my mane. The hill where your family walks, it's my chest. The scenery

          The landscape calls

          この世に言葉だけ

          詩「この世に言葉だけ」 あんたとあたしむかしっから この世間にふりまわされてばっかり ものがありすぎてあまりにもありすぎて あたしあんたに何を言いたかったかもう わからないの あんたにあたし何を欲しかったのかもう おもいだせないの もうあんたに何もして欲しくなんかない もうあたし何もしてあげたくないのもう これからありったけの涙ぶちまけるの 涙だけがでるのわかるのどうしようもなく その涙をもうどうして欲しくなんかない ただ言葉だけのこの世界にあんたと あたしがいればよか

          この世に言葉だけ

          無視されて辛いあなたへ

          「誰かを無視する」という行為は、無視する相手を意識していなければできません。(あいつが挨拶してきたら無視してやろう)(あいつが送ってきたメールはスルーしてやろう)(あいつが今居そうなあの場所へは行かないでおこう)無視するだけでもエネルギー消費はバカにならない。だから(気になるあの人が最近私のことを四六時中無視している!)というそこのあなた、おめでとうございます。その人はあなたのことを四六時中意識しています☺️これで毎晩グッスリ安眠、飯ウマですね!

          無視されて辛いあなたへ

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          小文芸誌 霓 xix 表紙

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          Pink Friday Okinawa ウェア ロゴデザイン

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          アスパラガス・貝

          詩「アスパラガス・貝」 あの時 貝の管がアスパラガスをしゃぶっている間に どれだけ尊いことをして残せただろう 山が泳いで指が頭上をきる 口など何の意味もなさないと あなたは丸い突起になってせがんでいたね あの時あなたは笛だったのだ (2012年12月ブログ「NёüT♴」にて発表)

          アスパラガス・貝

          アスパラガス・貝

          沖縄戦の証言

          私の住んでいる西原町は沖縄戦当時、かなりの激戦の地だったと聞く。当時からずっとこの地に住んでいる方々が、今になって人生の終わりにさしかかったと察知したと思いきや、ずっと話さないでいた当時の記憶を周囲の人に話し出すそうだ。 那覇で看護師をしていた女性は病院での勤務中、十・十空襲にあった。院長の元に駆け寄ると院長はすでに亡くなっていた。すぐさま病院から逃げ出し命からがら実家の西原まで逃げてきたが、空襲の件をなぜか西原の人間は誰も知らなかった。今後に備え庭で豆を植え始めたのち3ヶ

          沖縄戦の証言

          島とは

          十代の頃、埼玉の某学園へ見学に行った際、明日沖縄へ帰るとなった日に同い年くらいの女の子から「え、宮城くんもう島に帰るの?」と言われた。そもそも日本が島だろうに。僕たちが今立ってるココが島だよっていう😉