問題解決力を高める「推論」の技術1/4
ビジネスで困難に直面したときに必要な力
それが「推論力」
何を考えたらいいのかわからない、
分析の指示があったが浅い分析しかできない、
伝えたいことが伝わらない、
本書では、このような困難に直面した際に
使える問題解決の推論法を3つを紹介。
①帰納法
②演繹法
③アブダクション
そして具体的な使い方やトレーニング方法、
ビジネスでの活用法も紹介する。
インプット後のアクションプランで
アウトプットの提案もあるので
非常に読みやすく、行動に移しやすいです。
では本書を4分割にして具体的に紹介します。
◎第1章「推論力」とは何か?
重要な2点を紹介
①分析から関係性を読み解く発想の力
②噛み合わない論点を埋める力
では
・分析から関係性を読み解く発想とは?
世の中のありとあらゆるものは
「事実」と「目に見えない関係性」で成り立つ
例として量販店の売上推移データがある。
そこには「タオルの売上」と「漬物の売上」
データでは
◎タオル売上↓と同時に漬物売上↓
◎タオル売上↑と同時に漬物売上↑
この2つの事実からある関係性の分析ができる。
結論は「気温の変化」だ
◎気温が上げれば、タオルの需要が増える
◎気温が上がれば、塩分不足予防で漬物の需要が増える
これ仮説をもとに店頭での販促アクションを決定することが可能となる。
続いて
・噛み合わない論点を埋める力
ある議論の場面でどうも相手との話が
噛み合わないと感じることはあると思う。
その原因は「論点の違い」だ。
ある提案を例とする。
・空が曇っている(前提)
・雨が降りそう(推論)
・傘を持っていった方がいい(結論)
このように論理の一貫性のうち
一方は前提条件の問題点に対しての指摘
一方は推論の問題点に対しての指摘
この状態が続けば議論は噛み合わなく
終着することはない。
◎自身が説明をする際は、この「雲、雨、傘」の一貫性に注意!
◎議論の最中は、「雲、雨、傘」のどこを相手は聞きたいのか?に注意
◎第1章「推論力」とは何か?のまとめ
・推論力とはビジネスでの中核能力である。
・情報過多の中から自身に有益な情報のみを引き出すことができる能力
・議論のズレをなくして生産性が向上する能力
第2章「帰納法の活用」につづく
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