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新しいチーム

独立してから早いもので6年目を迎えています。ウェブの仕事はもちろんアプリの開発やグラフィック・映像制作など幅広く取り組ませていただいていますが基本的に肩書きはこれまでと変わらず(そしておそらくこれからも)“ディレクター”として様々なチームでお仕事をさせていただいています。

ディレクターとして業務に取り組んでいるとは言え小さいながらも会社を代表する身としてはプロデューサーやプロジェクトマネージャー的な動きはもちろん時には営業的な動きも求められます。クライアントやプロジェクトに応じて関わり方は変わりますがどれも経験として楽しく(時にはつらく)仕事をしてきました。

話は変わっていま世の中では“UX(ユーザーエクスペリエンス)”というキーワードがもてはやされているように感じます。UX自体は1990年代に提唱された概念です。私がディレクターになったのが2003年なのでUXという概念が提唱されて10年ほどしてからこの仕事をしているということになります。

ディレクションをするときにはUXという言葉の有無に関わらずユーザー体験を中心に考えてきているので今になってその概念が浸透してきても特に考え方や取り組み方が変わることはありません。しかし最近になって“UXデザイン”や“UX設計”という言葉を用いて業務を依頼されることが増えてくるようになりました。

UXという概念自体はディレクターという職種のみならず全ての職種で最重要事項であり改めて強調する言葉でないと思いつつも敢えて「UXデザインを担当してください」と依頼されるようになってくるとそろそろプロジェクト関係者やステークホルダーとの共通の言語として認識を合わせることの必要性を大きく感じるようになってきました。

UXと名のつく職種としては“UXデザイナー”はもとより“UXリサーチャー”“UXストラテジスト”“UXライター”など様々ありそれぞれの領域で専門性を深めています。そんな中で自分は「UXについて改めてしっかり学んでみたい」と思うようになりました。

独立当初は業務外でセミナーを受講する等いろいろと学びの機会を設けていましたがここ数年は業務に忙殺されてなかなか時間を取れずにいました。“仕事ができる人”がよく言う言葉に「時間は自分で作るもの」というのがあります。では今の自分はどうやって時間を作るのか?

その結果出した答えは「UXのことだけを考えて仕事に取り組める環境に身を置こう」でした。それと同時に「質の高いUXが求められる仕事をしよう」とも考えました。

そしてそれを実現できる環境が、Fabrica. inc. でした。

Fabrica. は設立して1年の会社ですがとても優秀なメンバーの揃った会社です。

代表の岡田 敦子氏は数多くの大規模イベントや多くの人の目に触れるウェブサイトをプロデュースしてきた強者です。アートディレクターの大渕 寿徳氏は誰もが目にしたことのあるグラフィックを驚くほど手がけています。そしてテクニカルディレクションの領域は世界的なテクニカルディレクター集団BASSDRUMにも所属する市原 拓氏がCTOとして技術的な面から支えています。しかし何よりもFabrica. の一番の強みはデザイナーやPMとして活躍する若いメンバーが超優秀であることに尽きると感じています。

そんな優秀なメンバーの揃った会社で自分はUXについて突き詰める。今回そんな貴重な機会をいただきメンバーに名を連ねさせていただくことになりました。またひとつ階段を登って違う景色を見れることに感謝しつつ新しい景色に満足することなく様々なことに貪欲に取り組んでいきたいと思います。

これまでお仕事ご一緒したことがある方々も。これからお仕事ご一緒する方々も。さらに力強いチームでお仕事お請けすることができますのでお気軽にお声がけください。今後とも何卒宜しくお願いいたします。

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