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ステイホーム中に試した9つの施策と結果を全公開する。

4月7日〜5月25日までの1ヶ月半。結構色々動きました。状況が大きく変化した中でも、マーケティングも営業も結果を出す事ができましたので、その辺の知見は今後も活用できると思いますのでシェアしますね。

リリースしたものや施策の内容

・新サービス「リモートワーク専用プラン」
・新サービス「新型インサイドセールスプラン」
・オンライン商談だけでの営業活動
・インサイドセールスのウェビナー開催
・プロスポーツ応援企画のウェビナー開催
・千葉ロッテさんとインサイドセールス共同実施
・新型インサイドセールス手法トライアル
・noteの施策公開からメディア取材4本公開
・市場調査系リリースからのメディアバズり

羅列してみると事業開発、ブランディング、マーケティング、営業、PR、執筆とわずか1ヶ月半ですが結構色々やってますね。

ちなみに弊社のビジネスサイドは、営業、マーケ、PR、CS、私入れても11人しかリソースありませんので、パワープレイで実施した施策例ではありませんし、ミニマムなチームでも色々やれる事ができる良い成功例だと自負しております。

まだ動いている案件もあるので、ある程度マスクかけた情報にはなりますがご了承ください!

何はともあれ結果から書いていきましょうかね

新サービスとしてリリースした「リモートワーク専用のクラウド電話+顧客管理プラン」は4月10日リリースから今日までで「9件」の受注頂いています。

代表電話や部署電話に受電すると、オフィスにいるのと同じようにスタッフの電話が同時に鳴るという仕組みがつくれるサービスですね。顧客管理と組み合わせれば誰から電話がきたかも分かるし、電話内容を録音しておく事もできる。

リモートワークで地味に大きな電話問題を解決できる仕組みです。

あとはスタッフのスマホの中に、仕事専用の電話番号をもうひとつもてるようにもなるので、リモートワーク下でのスタッフ間の連絡にも使われていました。

リモートワーク専用のクラウド電話+顧客管理プラン

新サービスとしてリリースした「新型インサイドセールスのコンサルティングプラン」は4月23日からのリリースで「1件」の受注、「3件」の受注見込み案件が継続中です。

これは、マーケティングも営業も状況が変わった中での、インサイドセールスのあり方の再構築や、オンライン商談自体のフレームワークをハンズオンで一緒に作り上げていきましょう。

マーケティングでいえば、ウェビナーのテーマ設定もお手伝いしますし、アウトソースも請け負いますよ。というプランです。

”新型”インサイドセールスコンサルティングプラン

4月から実施した新しいオンライン商談のフレームワークでは「13件」の受注を頂いております。これは選択肢がなかったとはいえ、結構すごい結果です。

これ、今まで1回1時間の商談の概念をやめて、30分2回に分けましょうという考え方なんですが、結構効果的にワークしました。

私、少しコツを私つかんでまして、1回目の商談で課題や状況ヒアリングできたら、そこから2時間くらいで速攻で個別資料を作成して、その日のうちにもう一度アポイントもらったり、次の日に速攻でアポイントもらったりしてました。

こんな感じですね。

資料は内容によりますが、スピード重視の、このクオリティなら2時間で作成いけます。価格も2回目商談の前にはもう提示してしまって、案件化になるかならないかも、かなり高速で判断できる方法を行っていました。

お互いの時間を無駄にしないで済むのでとても良い方法だなと自分で開発して思ってましたね。オンライン商談ならではのスピード感です。

”新型”インサイドセールスコンサルティングプラン

インサイドセールス系のウェビナーでは、お申し込みで729名、実際には609名の皆さんに見て頂きました。「リード獲得729件」ですね。広告宣伝費はゼロです。プレスリリースのみ。

2020年4月 ゲームチェンジした世界でインサイドセールスは営業を変えるか?

プロスポーツチームの応援企画ウェビナーでは、お申し込みで227名、実際には194名の皆さんに見て頂きました。「リード獲得227件」ですね。これも広告宣伝費はゼロです。プレスリリースのみ。バスケ界のレジェンド折茂さんもお呼びしたイベントになりました

今、スポーツにできることってなんだろう?プロスポーツの現状って今どうなってるの?

ウェビナーの所感としては

マーケティング的にいうと広告宣伝費はかけずに1000近いリード獲得が行えたので、施策としてはとても良い結果だったのではないでしょうか。ただウェビナー系の他のnoteでも書いてますが、ブランディング系、リードナーチャリング系の足の長いリードが多い印象なのでインサイドセールスでのフォローにはひと工夫必要だろうなあという印象も持っています。

これから1年間は、おそらく展示会もまともに機能しないので、集客から受注までの確度が高い。10名未満の少人数で行うリードジェネレーション的な完全営業目的のウェビナーの実施方法とかも研究必要だなあと思っています。

もう少し細かいことは、「700人が集まったウェビナー「広告宣伝費0」「組み立て1日」「集客1週間」その考え方を図解で説明しよう。」にも書いてますので、ぜひ見てみてください。

千葉ロッテマリーンズさんとはコロナショック以前からインサイドセールスを一緒に取り組んでいました。今はプロ野球の試合ができない状態でしたので、YouTube上で過去の試合をライブ配信する企画のスポンサーさんの獲得をインサイドセールスで行いました。自宅からの営業(インサイドセールス)のみでスポンサーさん数社の獲得に成功しました。

自社でもインサイドセールス(オンライン商談とは別)で新しい取り組みを行いました。イメージとしてはインサイドセールスとオンライン商談の間に入るアポイント獲得みたいイメージです。フランクな感じの「軽いアポイントは20件」くらい入ったんじゃないかなと思います。

例えば、TwitterとかFacebookで個人的にこんな感じで自分のスケジュール全公開したりしましたね。たぶんこれでもうすでに10件くらいアポイントとりましたね。顧客になるかどうかとかは抜きにしてですが。

あとはウェビナー終わりのサンクスメールでも、スケジュール公開させてしまって視聴者の方に、アポイント日時を埋めてもらうという新しい感じの手法も試してみました。普通にお悩み聞かせてください!仲良くなりましょう!みたいなテンションですね。

これはそのまま予定入れてくれた方は5件くらいだった気がします。その後テレマーケティングで追いを少し実行させてもらってトータル10件くらいアポイント頂きました。

商談とか打ち合わせで考えると、オンラインの良さって、スピード感と手軽さだと思うんですよね。対面に比べてコミュニケーションはそんなに深く掘れないですけど、気軽に会える。

その特長を活かすなら本当簡単に「最近何に困ってます?」みたいな電話とアポイントの中間みたいな「10-30分くらいの軽アポ」はかなりありだと思います。それ5回くらい重ねたら、たぶん1回実際に会うより親密になってますよ。Twitterではじめて会う人って、はじめて会う感じしないじゃないですか。それと同じです。

この期間の動きや以前から書いていたnoteの効果でメディア取材を4つほど頂いてPR効果に貢献しました

【Marketing Nativeさんへの寄稿】

【寄稿・高井伸】「セミナーの延長線上で捉えない」集客力あるB2Bウェビナーを開催する方法 特別寄稿

【Sales-Shipさんからの取材】

コロナ禍における営業活動の成功のカギはインサイドセールスの拡張

【Marketing Nativeさんで取り上げてもらいました】

読み応えのある記事が目白押し!マーケターが押さえておきたいnoteアカウント58選

【ビジネス+ITさんからの取材】

コロナ後のBtoB営業・マーケは、どのようにスタイルを変えるべきか

リモートワーク やインサイドセールスにおける市場調査結果もリリースとして出しておりまして、弊社のPR部隊も水面下でかなり動いておりました。メディア媒体への波及効果も実感できたので、やり方をもう少し研究しているところです。

1、例えばこんな調査

全国の営業職の69.6%が「今後テレワークを実施したい」と回答今後テレワークを希望しなかったひとのうち、71.7%が40代以上

こんな感じの調査リリースを出して、ニュースバリューが波及して3社のメディアに記事として取り上げて頂きました。各メディアの皆様ありがとうございます!

【YAHOO!JAPAN ニュース】

テレワークが実施できない理由とは? インターパークの調査

【Sales Zine】

約7割の営業職「今後テレワークを実施したい」 否定派の71.7%が40代以上に/インターパーク調査

※ちなみに【Sales Zine】さんでは6月の人気記事1位となっています。

【ITmedia ビジネス ONLINE #SHIFT

営業職の約半数がテレワーク未実施ー反対派の7割は40代以上

【※ちなみにこの調査は2ちゃんねるでも話題になりました】

【悲報】営業職のテレワーク否定派、7割が40代以上 「営業は会ってこそ。熱意や人間性を伝えたい」

2、例えばこんな調査

【インサイドセールスに関する調査】外出自粛に伴う働き方の変化により、自粛が取りざたされた3月以降、インサイドセールスを導入する企業が急増。

こちらも【Sales Zine】さんで記事にして頂きました。

【Sales Zine】

営業職のテレワーク実施率、インサイドセールス導入企業か否かで2倍の差に/インターパーク調査

3、例えばこんな調査

私用スマホにインストールするだけで会社の電話として使える電話アプリの利用が、テレワークに伴い急増。社員同士の連絡手段としての利用は370%増

4月初旬からは、完全にステイホームで家から一切出ずに仕事をしていましたが、とても良い経験になったなあと思ってます。自分を見つめ直す事もできましたし、変化において自分がどういう思考回路になるのかもわかりました。

また人によってどう考えるのか、どう動くのか。というのも観察する事ができましたし、マネジメントや人の見方も視野が広がった感じがします。

しかし営業のような相手側も含む完全フルリモートワーク。 こんな状況が訪れるなんて1月とか2月には予想もできませんでしたね。でもまあまあ仕事はできるなという自信にもなり、個人的にはとても仕事が楽しい期間でした。

4月初旬に、よく「今は力を溜める時期」みたいな考え方は、私はまったく考えていなくて、業界によっては当然「そうせざるを得ない」企業もたくさんあったと思いますが、

我々のような会社が「今は力を溜める時期」と考えるのは違うと当初から100%思っていました。それは逃げで思考停止ですよね。くらいで思ってました。それよりもこれから困っている企業や個人が山ほど出てくるはず。その手助けをしていく事がこれから続くウィズコロナの期間における我々の役割と考えていました。

守備範囲はB2Bマーケティングと営業周りなので、このあたりのツールやノウハウをつくりあげていくこと。そしてそれを提供していくことに、使命感を感じていた4月と5月でしたね。

6月も中旬を過ぎてまた状況も刻一刻と変わっています。こんなビジネスの転換期もなかなかありませんし、変化のど真ん中を楽しんで仕事していきたいと思います。

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