身体管理学協会ニュース【2024年5月15日発行】

身体を正しく管理できる人を日本中に増やそう!/日本身体管理学協会事務局

◉今週のごあいさつ

本noteをご覧くださりありがとうございます。

今回は以下の内容でお届けいたします。

・身体管理指導士®養成講座について

・内科系身体管理の視点

・編集後記

◉身体管理指導士®養成講座

現在、5月下旬からスタートする養成講座の開催準備中です。

次々回予定はまだ決まっておりませんが、一般向け養成講座の実施が計画出来ましたら改めてお知らせいたします。

◉内科系身体管理の視点
【第50回:「循環と血液分布、トレーナー・運動指導者が知っておくべき3つのポイント」】

こんにちは、神谷です。

このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

本日は、体循環、肺循環、血液分布の3つのポイントについて解説します。

1. 体循環:酸素と栄養を全身に届ける

体循環は、左心室から送り出された酸素と栄養素豊富な血液が、大動脈を通って全身の組織に運ばれ、二酸化炭素と老廃物を含んだ血液が静脈を通って右心房に戻るまでの流れを指します。

大動脈は、段階的に分岐し、全身の組織に血液を供給します。

毛細血管では物質交換が行われます。動脈がさらに枝分かれした毛細血管は、組織と直接接し、酸素と栄養素を細胞に届け、二酸化炭素と老廃物を回収します。

毛細血管の壁は非常に薄いため、酸素や二酸化炭素などの分子が容易に出入りすることができます。

毛細血管から回収された二酸化炭素と老廃物を含んだ血液は、静脈を通って右心房へ戻ります。

2. 肺循環:酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する

肺循環は、右心室から送り出された二酸化炭素を含んだ血液が肺に運ばれ、酸素を取り込んで左心房に戻るまでの流れを指します。

右心室から送り出された二酸化炭素を含んだ血液は、肺動脈を通って肺に運ばれます。肺動脈は、左右の肺動脈に分かれ、さらに枝分かれして肺毛細血管に繋がります。

ここで「あれ?動脈には酸素がたくさん含まれた血液が流れているんじゃなかったっけ?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

実は動脈は「心臓から全身の組織に向かって血液が流れる血管」を指し、静脈は「心臓への血液を戻す血管」を指します。

肺では肺胞というところで二酸化炭素を捨て酸素を取り込みます。
心臓から肺に向かう血管は肺動脈と言いますが、流れている血液は静脈血、つまり酸素が少ない状態の血液です。

なんだか紛らわしいのですが、循環の中で行われることを基本に考えると分かりやすいです。

3. 血液分布:組織の活動レベルに応じて変化

血液分布は、体内の組織や器官に血液がどのように分配されているかを指します。

血液分布は、組織の活動レベルに応じて常に変化しており、活動している組織にはより多くの血液が供給されます。

このように、体循環は全身の組織に酸素と栄養素を供給し、二酸化炭素と老廃物を回収することで、細胞の代謝活動を維持し、健康な体づくりを支えます。体循環の仕組みを理解することで、運動中の心拍数や血圧の変化を適切に解釈し、運動負荷の調整や運動処方をより効果的に行うことができます。

肺循環は、呼吸と密接に関係しており、酸素を取り込み二酸化炭素を排出することで、生命維持に不可欠なガス交換を可能にします。

肺循環の仕組みを理解することで、運動中の呼吸の変化を適切に解釈し、運動負荷の調整や運動処方をより効果的に行うことができます。


◉編集後記

皆様はゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

私は初めて豊洲市場に行ってみました。

「千客万来」に行ってみましたが、外国人観光客でごった返し(汗)

日本にいるのに海外の方に囲まれて、日本語があまり聞こえないような感じでした。

インバウンドの盛り上がりを肌で感じ、また観光客の方々の消費意欲が旺盛なことを実感しました。

そういえば4月に仕事で浅草の近くを通り過ぎる機会がありましたが、その時もものすごい数の観光客で、通り過ぎるだけなのに思ったように前に進めない・・・(汗)なんてことを経験しました。

もうしばらくインバウンド需要は続きそうですね。

海外にも行きたいなと思っていますが、なかなか行けず。

奏功している間に息子が修学旅行で台湾に行くとのこと。

以前に台湾に行った際にはとてもいい思い出ばかりなので、期待も大きいようです。

私も時間を作って旅をしたいなと。

そんなことを思ったゴールデンウィークでした。

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