見出し画像

中学生の教育相談って2

2 子どもが安心して話せる7つの方法

どんな気持ちになったら、話すのか

どんな気持ちになったら、話してくれるのか
どんな気持ちになったら、話していただけるのか

それは・・・
熱心に聞いてもらっていると、感じるとき
理解してもらっていると、感じるとき
安心だと、感じるとき
信頼できると、感じるとき

その1「相づち・うなずき」

「うんうん」「なるほど」などやうなずきで、話し手にしっかり聞いている、関心を持っていることを伝えるための姿勢です

効果としては、話し手が熱心に聞いてもらっていると感じて励まされ、最後まで話すことができます

その2「くり返し」

「~ということだね」「~という感じなんだね」と語る内容を、本人が用いた言葉を忠実にくり返すことです

効果としては、聞き手に話を理解しながら聞いてもらっていると感じ、聞き手に安心感や信頼感を感じることができる

その3「開かれた質問」

「~をもう少し詳しく教えてもらえる?」「~についてもう少し具体的に教えてもらえる?」など
イエス・ノーで答えられる質問ではなく、話題が広がる聞きかたです
答えに詰まる場合は、選択肢を与える質問から始めることも有効です
聞きたいことではなく、話したいことを聞き出す質問です

効果としては、話し手が話したいことを話すことで、自らの内面を探ることができ、望む方向に話を進展させることができる

その4「言い換え」

「彼はとても良い人で、思いやりもあり、親切だと思っています」→「あなたは、彼をとても評価しているんだね」
話し手の基本的なメッセージを短い言葉や分かりやすい言葉で言い換えて表現します

効果としては、話し手が「伝えたいと思っていたことが、伝わった」と言うことが分かり、あんしんできる
自分の話したいことを、他人の口から改めて聞くことで、自分を客観視できる

その5「要約」

「要するに、~ということかな?」など、それまでに話された内容を要約します。相談を終えるときに入れるとよいし、途中で伝えても話が深まっていきます

効果としては、話し手と聞き手の間に共通認識が生まれ、話が次第に深まっていきます

その6「明確化」

「いつ、どこで、だれが、なにを」など、話し手が混乱して、言語化が十分でない場合、伝えようとしている内容や意味を明確にするために用います

効果としては、話し手がほんとうに伝えたいことに気がつくことができ、聞き手も正確に理解できます

その7「感情の言語化」

「~という気持ちなのかな? それとも、~という気持ちなのかな?」と相手の気持ちを推察し、話し手が「しっくり」くる言葉を一緒に探します。言葉に違和感があっても、本人が訂正することで相互に気づきが生まれます
間違うことをおそれず、探っていくことを心がけましょう

効果としては、話し手に自分の気持ちをはっきりと、認識させる効果がある
聞き手は内的な世界をより深く理解することにもつながります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?