ネットを追い風に、新しい価値を創造
新鮮館おおまち広報チームの菊地です。
今日は大東町・芦農園の芦謙二さんをご紹介します。芦さんはアントニオ・バンデラスを思わせるラテン風味のイケメン生産者。そして芦農園と新鮮館おおまちは相互に商品をやりとりするパートナー。目の前の畑だけではなく、先にある大きなマーケットを見据えています。「これからの農業」のヒントが芦さんの言葉の中にあると思います。ぜひご覧ください。
○新鮮館おおまちと芦農園の関係
ネットで農産物の販売もしているのですが、その際は自分で作った農産物だけでなく、新鮮館おおまちで揃えてもらったものを加えています。この逆の場合もあって、新鮮館おおまち主体のオリジナルセットに、芦農園の農産物を加えてもらうこともあります。お互いのいいところを活かして商品を作っていく。そんなパートナーシップが築けていると思います。
○「プレミアム感」のある野菜セット
ネットで販売しているものはプレミアム感のある野菜をセットにしています。西洋野菜など、味はおいしいけどなかなか馴染みのない野菜についてはレシピを付けるなど、食べ方の提案も行っています。1年半くらい続けていますが、徐々に浸透してきて、ネットでも高い評価をいただけるようになってきました。生産者から見ても一関の農産物はレベルが高いです。今、生産者で団体を作っているのですが、そういう仲間たちの存在もとても力強い。これからも付加価値の高い商品を開発して、全国に向けて販売していきたいです。
○農業を切り口にして、地元にも貢献
今、「農人(仮)」というカフェ&バルの開店を計画中。地元事業者との接点づくりもありますが、この場所を通して地元の子どもたちの農業の素晴らしさや可能性を伝えていきたいです。地元が魅力的な場所であることを感じてもらいたい。それには自分たち生産者が結果を出していかなければならないと思います。そして、利益というのは大事な部分ではあるけれど、自分たちが楽しみながら農業を続けていきたい。その理想を実現するために、知恵を出して、そして、新しい価値を創造していきたいと考えています。
芦さんの話を聞いていて、これからの農業には、フットワークの軽さとスピードも大事な要素なのだと実感。「楽しそう」、「面白そう」という気持ちを原動力にして、芦さんは先へ進んでいきます。そして、ワクワクする地域の未来を作っていくのだと思います。