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「仕事のミスが多い」悩みにサヨナラ!!原因と対策まとめ①

世の中に失敗というものはない
チャレンジしているうちは失敗はない
あきらめた時が失敗である

稲盛 和夫(実業家)


人生で真に失敗とよぶべきものがあるとすれば
それはミスから何も学べなかったときである

ジョン・C・マクスウェル(アメリカの作家)



 
仕事をしていると
うっかりミスをしてしまうことがあります。
 
ミスは誰でもするものですが
続いてしまうと自信がなくなって
落ち込んでしまいますよね。
 
「自分はこの仕事に
 向いていないのかもしれない」

と悩んでしまう人や、なかなか立ち直れずに
引きずってしまう人も少なくありません。
 
「周囲に迷惑をかけていて
 申し訳ないので辞めたいです」

と連絡をくれる派遣スタッフさんもいます。

(短期間で一方的に辞めることのほうが
 大迷惑になるんですけど…汗)
 
ミスをすると、謝ったり
嫌な顔をされたり、やり直したり
ネガティブな感情になりがちです。
 
ミスが多い人と面談をしていて感じるのは
落ち込んだり反省するだけ
で終わってしまっていて

具体的な改善をしていない人がほとんど
だということです。
 
ミスをしたときに大切なことは
一度立ち止まって
「なぜミスをしたんだろう」
と原因を分析して

同じミスを繰り返さないための対策
をすることです。
 
「気をつけよう」でミスはなくならないのです。

どんなに気をつけていても
ミスをすることはあります。

ミスを減らすためには
なぜミスをしてしまったのか
どうしたら防げたのか
といった点を
しっかりと分析することが必要です。

今回は、なかなかミスがなくならずに
困っている方や
何とかしてミスを減らせないか悩んでいる方へ
原因と対策についてまとめてみたいと思います。



仕事でミスを繰り返す3つの原因


ミスをしてしまったら
落ち込むよりも振り返りましょう。
 
大切なのは、ミスをどう防ぐかです。
 
「もう次はミスをしないようにしよう」
と考えるだけでは防げないので

どうしてミスを起こしてしまったのか
原因を考える必要があります。

ミスをしてしまう根本的な理由は
大きく3つに分けられます。
 

1.インプット系が原因のミス

・知識不足、思い込み、わかったつもり
(わからないことをそのままにしている)
・頭が整理できていない、理解があいまい
・伝達不足(コミュニケーション不足)

そもそもわかっていない、勘違いしている
っていうケースは多いですね。
 
思い込みが激しい人は、視野が狭くなって
勘違いによってミスをしやすくなります。
 
また、仕事中メモを取らない人や
メモを取ってもメモを上手に使いこなていない人にはミスが目立ちます。

なぜなら、脳には注意の数に限界があり
人間は忘れやすい生き物だからです。
 
エビングハウスの忘却曲線
(人間の記憶力を図る実験)によると
20分後に42%を忘れ
1時間後に56%を忘れ

1日後には74%を忘れる
というデータがあります。
 
さらに、
分からないことをそのままにしている場合も
仕事でミスを誘発しやすいと言えます。
 
正しいやり方や手順などを知らずに
業務を進めたり

疑問な点や不安な点に対して
自己判断で進めてしまう人は
高確率でミスをしやすい人なので要注意です。
 
「たぶん、こうするはず」
「今までは、こうだった」
「あの時、○○と言われたはず」
という思い込みや勝手な自己判断は危険です。


2.自分の心と身体が原因のミス

・テンパってしまう(心や時間に余裕がない)
・集中していない、注意力がない
・慢心(記憶力を過信している)
・セルフチェックしていない
 (最終確認をする習慣がない)
・睡眠不足や体調不良
・ADHDなどの可能性がある


 焦りやプレッシャーはミスを誘います。
 
仕事でミスが多い人の中には
心や時間に余裕がない
といった特徴を持つ人が多いです。
 
特に、提出物や処理納期が迫っていて
余裕がなくなると
1つ1つの業務に充分な時間をかけられず

最終チェックが疎かになって
抜け漏れが発生しやすくなります。
 
また、違うことに気が散ってしまったり
体調が万全でなかったり
といったケースも考えられます。
 
実は、ミスを頻発する人は
睡眠不足の場合も多いです。

ミスを減らしたいなら
最低でも7時間以上睡眠をとることが大事です。

なんと「6時間睡眠を1週間続けただけで
徹夜明けと同じ脳の状態になる」そうです。

睡眠時間が6時間を切っている人は
ミスが多くなり、記憶力も低下し

仕事の能力が約30%下がってしまう
と言われています。
 
他には、
不備や問題がないかを確認する習慣がない人も
抜けや漏れといったミスが起こりやすくなる。
 
もし良く寝ているのに
仕事で何度もミスを繰り返してしまうなら
ADHDである可能性も考えられます。

注意力に問題が生じる・落ち着きがない
などの特徴がある
「注意欠陥・多動症(ADHD)」
成人の3~4%が持っており
「大人の発達障害」ともいわれています。


3.周囲の環境・仕組みが原因のミス

・業務量の適正な管理ができていない
 (オーバーワーク)
・組織のコミュニケーション不全
・上司の強い圧、ミスしやすい状況
・チェック体制が甘い


ミスの多くはヒューマンエラーですが
その原因が環境にある場合もあります。
 
マニュアルが整備されていない
業務上のルールが決められていない
といった環境では

確認不足や判断ミスによるヒューマンエラーが
起きやすくなります。
 
 
また、マルチタスクが苦手な人もいますが
それ以前に
個人に対して業務負荷が大きくなり過ぎると
ミスを誘発します。

目先の業務に追われ余裕がなくなり
ダブルチェックする時間がない
疲れて頭が回らない
などの状況に陥ってしまうからです。
 
他には、
周囲の人の雑談が多く騒がしかったり
必要以上にミーティングや会議などが
あったりすると

業務に集中することが難しくなりますので
ミスが生まれやすくなります。

さらに部署内や部署間の
コミュニケーションが不足している場合も
互いの作業内容を把握していなかったり

仕事の分担や連携がうまくいかずに
伝達ミスなどによるヒューマンエラーが
発生しやすくなるでしょう。
 
そして、心理的安全性のない職場では
評価されることを気にしすぎたり
非難や失敗を恐れすぎたりして
ミスを誘発される恐れがあるとされています。

ミスを厳しく問いただしたり
犯人捜しをしたりする環境のほうが
そうではない組織よりミスが多くなる
という実験結果もあります。
 
誰でもミスをする可能性があることを前提に
会社側も、チェック機能を万全にするなど
ミスを防ぐ仕組みや対策を
きちんと構築する必要があると思います。

おわりに


 仕事でのミスは誰にでも起こり得ることです。
 
ミスを起こしてしまったことに対しての
反省も必要ですが
同じミスを繰り返さないための対策こそが
何よりも必要です。
 
ミスをしてしまうと
その瞬間はネガティブになりがちですが
自分を責めることよりも

まずは冷静に振り返って
どうしてミスを起こしてしまったのか
原因を特定しましょう。
 
きっと今回挙げた中に原因があるはずです。

次回の記事で、ミスを防ぐ対策について
具体的にまとめてみたいと思います。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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