NY8泊10日の旅行記 #名作映画で巡る街〜人は生まれてから死ぬまでの間に二度、メグ・ライアンに恋をする〜
本日(3/11)第96回アカデミー賞が発表され、日本映画が2本も見事受賞!(長編アニメーション賞と視覚効果賞)
そんな記念すべき日に映画ファンの端くれとして、この“名作映画巡りツアー〜アッパーウエスト編〜“を公開出来ることを嬉しく思う。
Schedule
Night at the Museum(ナイトミュージアム)
日本では2007年に公開されたベン・スティラー主演のファンタジー・コメディ映画。"The アメリカン"なノリがひたすら続き、息子ニックとの親子愛が荒れた心にも笑顔を与えてくれる。
そして、私が大好きな俳優の1人であるロビン・ウィリアムズがルーズベルト大統領役として出演した作品でもある。全3作まで続く大人気シリーズの舞台、主人公ライリーが夜間警備として働いていたのがこのアメリカ自然史博物館なのは言わずもがな。
📍アメリカ自然史博物館/AMNH
チケット代は友達のおかげでドネーション制度(寄付制度)を利用することが出来たので$1でゲット。
自分が行きたい美術館がこの制度に対応しているかどうか事前にチェックしておけば、入場料を少しでも抑えることが出来る。AMNHも通常チケット代は$28なので大きな節約になった。
ドネーション制度について詳しくはチケットサイトに書いてある。
広すぎて全ての展示を見るには1日あっても足りないだろう。館内でもらえる案内は残念ながら日本語版はない。そして、映画に出てきたルーズベルトの銅像やアメリカ先住民の展示室など様々な背景があり去年の夏に閉鎖されている。少しずつ映画に出てきたところだ!と自分で見つけるのも楽しみの一つだ。
You've Got Mail(ユーガットメール)
トム・ハンクスと"ラブコメの女王"メグ・ライアンが主演のラブコメ映画。日本では1999年に公開された。インターネットで知り合ったお互い顔も本名も分からない2人がメールのやり取りだけで惹かれ合っていくストーリー。笑いあり涙ありで甘すぎないため、ラブストーリーが苦手という方にも自信を持っておすすめする。
当時は最先端だったインターネット上でのメル友と分厚いパソコンが時代で若者にはエモいと刺さるはず。アッパーウエストを中心に映画の舞台になっているので、この記事を参考にして効率的に回ってみよう。
📍 Gray's Papaya
こちらはジョーとキャスリーンの雪解け期間中に訪れていたホットドッグ屋さん。
ホットドッグにはオニオンやザワークラウトといったトッピングは無料。チーズやチリソースは有料でトッピングすることが出来る。侍による必殺⭐︎出川Englishで「ワン トロピカルジュース プリーズ」と言って出てきたパパイヤジュースは思っているよりも甘すぎずとても飲みやすい。注文する時は大きな声ではっきりとジェスチャー付きでやってみよう!
値段は2人で$8.11。気に入りすぎて旅行中もう1度訪れてしまった。
📍Cafe Lalo
コロナ禍で残念ながら閉店してしまったのが、ジョーとキャスリーンがお互いを知らないまま、所謂オフ会として待ち合わせ場所に指定していたカフェ。
キャスリーンの前に現れた天敵ジョーに対する侮辱とも取れる本音の数々を黙って聞いている時のジョー……思い出すだけで胸が苦しい。トム・ハンクスの目だけで伝わる演技力が光るシーンだ。
様々なことに想いを馳せながら店内を覗くと今にも明かりが灯り、人々の活気で溢れそうなくらい当時のまま食器やテーブルが並んでいた。
📍 ZABAR'S
こちらはジョーとキャスリーンのギスギス期間中にばったり遭遇してしまった老舗スーパー。現金を持ち合わせていないのにCash Onlyの文字を確認しないままレジに並んでしまったキャスリーンをユーモアも交えながらスマートに庇うジョーが印象的。(Cash Onlyと書かれたレジはもうなかったのが残念ポイント)映画の中でも大好きなシーンの一つである。
日本で言うところの成城石井や紀ノ国屋と言った高級スーパーと同じイメージと言ったら語弊があるだろうか。1934年に創業されたこのZABAR'Sは支店はなく本店のここのみ。チーズ専門店のような種類豊富なチーズコーナーやその場で捌いてくれる鮮魚コーナー、サラダから肉料理など美味しそうなデリが並ぶ様子は、まるで高級百貨店のデパ地下だ。(デパ地下大好きな侍)
オリジナルグッズも充実しており、エコバッグや保冷バッグのサイズも豊富で、エプロンやミトンといったキッチングッズなどもお土産に最適。
特に気に入ったのはその場で挽いてくれるコーヒーコーナーだ。
勿論注文は必殺⭐︎出川Englishで通じるので安心してくれ。「キャナイハブ ワン ゼイバーズブレンド?」「ペーパー ドリッパー」こんなもので察してくれる。ありがたい。
私が買ったのはゼイバーズブレンドという1番オーソドックスなもの。帰国してから毎日飲んでいるが飽きがこない。癖のないコクの深い味わいで、毎日1日最低でも3杯コーヒーを飲む(もしかして飲みすぎ?)カフェイン中毒の侍も納得の味だ。抽出してから1日置いて飲むこともあるのだが、味が変わったりなどそんなことは全くないのも気に入っているポイント。
徒歩3分ほど行くとZABAR‘Sが保護しているバンクシーのアートも必見。
Moonstruck(月の輝く夜に)
日本は1988年に公開されたシェール(バーレスク大好き)とニコラス・ケイジ主演のロマンティックコメディ映画。この映画でシェールはアカデミー賞の主演女優賞、シェールの母親を演じたオリンピアは助演女優賞、そして脚本賞も受賞している。
ただのラブストーリーだと思ったら大間違いなのがこの作品のにくいところ。がっつりコメディなんだからすごい。セリフでくすりと笑えるシーンが多々あるので見つけてみて。
あと忘れてはいけないのが、主演2人のビジュアルだ。シェールが未亡人らしくとにかく妖艶で美しい。私が物心ついた時には既に薄くなっていた(どこのことだろう?)ニコラス・ケイジがイタリア人らしくチャラついていてかっこよくて、「アンタッチャブル」のアンディ・ガルシア様に見えなくも……ない。(私だけ?)
📍 リンカーンセンター/Lincoln Center
衝動的に始まった恋に終止符を打つため、“Meet me at the MET?”というダジャレ(?)でロレッタとロニー最後のデートに選んだのは世界最大級のメトロポリタン歌劇場。この映画最大の見せ場であるデートの待ち合わせ場所がこの噴水だった。この日のために自分に会うために美しく着飾ったロレッタに笑みを隠し切れないロニーが可愛い。
今回の旅行ではオペラを観ることはなかったが、メトロポリタン歌劇場の外観や噴水などは見ることが出来たので大満足。
まとめ
アクセス
“名作映画ロケ地巡りツアー〜アッパーウエスト編〜“は、いかがだっただろうか?お察しいただけたと思うが、私は80~90年代の洋画が大好きでよく観ている。いつか自分が好きな映画の話も書いてみたいと思う。
今回の巡ったロケ地で1番離れているCafe Laloとリンカーンセンターでも徒歩25分と1日で十分巡れる距離。ぜひ参考にしてほしい。
この日の最後夕食で行ったPEAK & Edgeについては改めて別の記事で触れることにする。
いよいよ次回は人生初ブロードウェイミュージカル観劇について。乞うご期待!
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