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上を向くだけでメンタルが良くなる?(姿勢編集)

今回は、体の姿勢がメンタルに与える影響についての話です。
 


「上を向いて歩こう」という歌もありますが、よく下ばかり向いているとネガティブな発想しか浮かばないので、「上を向こう」と言われます。
 
上を向いただけで前向きになんかならないよ。
と思うかもしれませんが、心と身体は密接な関係にありますので、体の姿勢から先に変えてみるのは一つのテクニックです。



NLP(神経言語プログラミング)では、姿勢編集というテクニックがあります。
単純ですけど、姿勢を変えることでメンタルの状態を変えるというものです。
 
・・・だからそんなんでメンタル良くなったりしないから。
 
と思うかもしれませんが、ちょっと試してみてください。
 
口角を上げて、目線も上げて、その状態でネガティブなことを何か一つ考えてみてください。
(なんでもいいですよ。過去の嫌な出来事、これから予定している避けたい場面)
 
 
 
 
 
うまくネガティブなことを考えにくいのではないでしょうか。
 
口角と目線が上がっていると、にっこりと微笑んでいる表情になりますよね。
一般的にその表情はポジティブな心の状態のときになりますので、その状態ではネガティブなことを考えにくいのです。
 
ちょっと納得しませんか。
 
 
うつ状態の人の姿勢を考えるとわかりやすいです。
・下を向いている
・伏し目がち
・無表情
・動かない
 
うつではなくても、このような姿勢をしていると、私たちも前向きな発想が出てきにくくなります。
 
 
悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである
 
有名な言葉ですが、心理学者ウイリアム・ジェームズとカール・ランゲの「ジェームズ=ランゲ説」です。
悲しいという感情が湧いてから泣くという体の反応が出るのではなく、体の反応が先にあってそれから悲しいという感情が湧くという考え方です。
 
 
NLPの姿勢編集では、先に姿勢を変えることで心の状態を変えます。
 
気持ちを上げる効果がある姿勢を紹介します。
・口角を上げる
・目線を上げる 
・眉毛を上げる 
・胸を張る 
・ガッツポーズ
 
個人によって気持ちが入りやすい姿勢は異なるので、ご自身にはどのような姿勢がよいのか探るとよいでしょう。
 
 
私のおすすめは、散歩時に少し上を向いて歩く、です。
これまた「上を向いて歩こう」ですが、気分がよく前向きな発想が出やすくなります。
 
普通に散歩するだけでも十分に気分が良くなりますが、加えて少し上向きにするとより効果があります。
 
よかったらお試しください。
 
 
 
今回は、姿勢を変えるとメンタルが変わるという話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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