見出し画像

イメージを使った簡単なリラックス法

今回は、リラックス法を一つ紹介します。
 

心を落ち着かせてゆったりさせるためのリラックス法は様々あります。
今回は私が自分でやっているイメージを使った簡単なリラックス法があるので紹介します。
 
緊張している時、ストレスを感じている時にすぐにできて効果があるので参考にしてみてください。




五感を使って過去にリラックスした場面をありありと想像する、という方法です。
 
五感というのは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚のこと。
 
やり方は簡単です。
過去にリラックスしたお気に入りの場面を五感で思い出して、今まさにそこにいるように感じるのです。
 
私の例でやってみます。
 
昔、鹿児島に旅行に行ったことがあって、その時に入った温泉です。
指宿市にあるヘルシーランド露天風呂「たまて箱温泉」。
海岸にある広い露天風呂で壮大な景色と一体になれます。
薩摩半島の南端に位置する美しい開聞岳(標高924 m 別名:薩摩富士)と大海を望めます。
 
では、やってみます。
このように自分に質問してなるべくありありとイメージしていきます。
 
 
視覚:見えるものは何が見えるか?
・広い露天風呂で湯船が揺れている。
・ゆったり伸ばした自分の手足。
・広く壮大な海。
・夕焼けのきれいな空。
・海の向こうで沈みかける夕日と照らされる水面。
・遠くに富士山の形をしたきれいな三角形の開聞岳。
 
聴覚:聞こえるものは何が聞こえるか?
・湯船のちゃぷちゃぷという音。
・波の音。
・海鳥の鳴き声。
 
触覚(身体感覚):身体で感じるものは何を感じるか?
・湯船にぷかぷかしている感じ。
・お湯の温かさ。
・夕日の光が顔やお湯越しに体に当たる感じ。
・そよ風が顔に当たる感じ。
・完全にリラックスして幸せを感じている。
 
嗅覚:匂いはどのような匂いがするか?
・温泉の硫黄の匂い。
・海からくる風の塩の匂い。
 
味覚は特にないのでカット。
 
 
このような流れでやります。
これで私の場合はリラックスできます。
 
 
五感を使う理由について。
 
人は五感を通して記憶します。
何かを体験する時には、五感が介在するのです。
 
そして、記憶を思い出す時には五感を使うと思い出しやすくなります。
 
過去に体験したのと似たような場面を見て思い出す。
似たような声を聞いて特定の誰かを思い出す。
そのようなことはありません?
 
記憶には五感が介在しているからです。
 
 
このリラックス法の効果を実感するために数値化させると良いです。
 
エクササイズの前後で緊張やストレス度合いを数値化して比べるのです。
 
0から10の間で今の緊張度はいくつになるか。
0が全く緊張していない状態、10が緊張最大の状態。
 
先に数値化して、エクササイズ後にまた数値化して、度合いが下がっていれば効果あり!
 
 
やり方のおさらいです。
 
過去にリラックスした場面を一つ選んでください。
五感を使って今まさにそこにいるようにありありと想像してください。
 
視覚:見えるものは何が見えるか?
聴覚:聞こえるものは何が聞こえるか?
触覚(身体感覚):身体で感じるものは何を感じるか?
嗅覚:匂いはどのような匂いがするか?
味覚:味はどのような味がするか?
(嗅覚と味覚を使っていなければ、3つの感覚だけでOK)
 
 
緊張している、ストレスに感じている時にあなた自身のお気に入りのリラックス場面を想像してやってみてください。
 
 
 
今回は、イメージを使った簡単なリラックス法についてでした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
【お問い合わせ・カウンセリング】
 
■小林へのお問い合わせは⁠こちら
小林へのお問い合わせやお仕事依頼など。
 
■カウンセリングのお申し込みはこちら
カウンセリングについてのお問い合わせやお申し込み。
 
小林いさむ|公認心理師

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?