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それとなくYesをもらう二者択一

今回は、『それとなくYesをもらう二者択一』という話をさせていただきます。

相手からYesをもらいたいときに使う方法ですが、
こちらの意図したい方向に無理矢理誘導するものではありません。

決めるのが苦手だったり時間がかかる人を手助けする方法だと思ってください。


決断するのが苦手な人にどちらかを決めてもらう前提で二者択一の問いかけをするというものです。


次にまたお会いするかどうかを決めるのに悩みそうな相手に

「2週間後がいいですか?」
「1か月後がいいですか?」

と問いかけて、相手にとって楽なほうを選択してもらうというような方法です。

相手は自分で選んだという感覚を持ちますが、次にお会いするということが前提になっています。


このような問いかけの仕方をダブルバインド(二重拘束)という言い方をすることがあります。

2つのうちどちらかを選んでもらうことで、決断して先に進むことが前提になるのです。


この方法は、決めるのが苦手だったり時間がかかる人に有効です。

私は心理支援の仕事をしていて、自閉症傾向のある方と関わることがよくあります。
そのような方は、したくないわけではないけど、考えて決めるのが苦手です。

YesかNoかをせまると答えられなくて、先に進むことができなくなります。
どちらもYesで答えられる選択肢を2つ示して、楽なほうを選んでもらいます。


先ほどの例だと、どこでお会いするのか、場所の選択もできます。

「1か月後がいいんですね」

「今日と同じ場所がいいですか?」
「それとも○○喫茶店がいいですか?」

「今日と同じ場所がいいです」

のように。


どちらかを決めてもらう前提で二者択一の問いかけをする、ダブルバインドを紹介しました。

決断することが苦手な人が、一歩前進していけるように手助けする手段として使ってみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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