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【職業】「何」をやりたいかよりもどのような「状態」を目指すかが大事

今回は、職業を目指すときの軸となるものについての話です。
 
 
よく、
「将来やりたいことは?」
「やりたいことを見つけよう」
 
といったようにまるで職業は「やりたいことをやるべきだ」というような考えがあります。
 
自分のやりたいことを見つけて生きるのは、たしかに素晴らしい生き方です。
しかしながら、一方でこの考え方に苦しめられる人もいます。
 
「自分にはやりたいことがない」
「やりたいことが見つからない」
「やりたいことがない自分はだめなのか」
 
やりたいことを見つけられた人はいいですが、それほど容易なことではありません。
 
今回は、職業を考えるうえで、必ずしもやりたいことがわからなくてもいいんだよ、という話をします。



職業を考えるときに何(What)をやりたいかよりも、どのような(How)状態を目指すかが大事と考えます。
 
何(What)をやりたいか考えるのは難しいですよね。
若いときにそれがわかるなら苦労しません。
 
私は今では、ひきこもりの方をサポートする仕事をしています。
やりがいを感じてやってもいます。
 
けれども、10代とか若い頃から、それを将来やりたい仕事だと思っていたわけではありません。
たぶん無理ですよね。
具体的にどんな分野でどんな職種でどのような対象をと決めるのは、なかなか難しいことです。
 
やっているうちにやりがいを感じて面白くなっていったというのが実際のところです。
 
 
何(What)をよりも、どのような(How)状態になっていたいかという方が考えやすいと思います。
 
なんとなく、自分の性格や価値観、趣向がわかってくると、考えられるようになります。
 
 
例で説明した方がわかりやすいでしょうか。
私の例で恐縮ですが。
 
私も若いときは、自分が何をやりたいのか見出せなくて、悩んでいました。
けれども、こういう状態で生きていたいな、というものはなんとなくわかっていました。
 
そして、それが職業を考えるときの軸となっています。
 
①    自分にしかできないことで人から頼られる状態
②    人間について深く考えられる仕事で、考えたことを情報発信している状態
③    どこで暮らしても仕事をしていられる状態
 
3番目は、どこに行っても仕事にありつけたり、場所を問わずにできる仕事だったりを意味するので、まだまだ叶っていませんが、1,2番目はなんとか叶っているかな^^;
 
 
結局、内容よりも状態を目指すほうがハードルは低いし、幸福を感じやすいと思っています。
あなたにとって、どのような状態がハッピーでいられるでしょうか。
 
 
 
今回は、職業を考えるうえで、「何」をやりたいかよりもどのような「状態」を目指すかが大事という話をしました。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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