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今まで避けてきたけど、流石にこれは知っておかないと〜年金編〜

こんばんは、芝本です。

今回のテーマは年金です。

少子高齢化で「今後は制度が維持できないんじゃないだろうか」って言われていたり、情報管理が行き届いていなくて問題になった制度ですね。

20,30代の方だと、「自分は老後に年金ってもらえるのかな?」って疑問に感じている方も多いんじゃないかなと思います。ちなみに、ボクはもらえなくても大丈夫な状況を今から作っていこうと思って動いています。

この記事を書くまでは、「年金って、 現役の間にお金を収めて、老後にお金もらえるやつだよなぁ、、」ぐらいの知識でした。

ただ、自分の将来を考える上で、いくらお金を受け取れるのかを知ることは大事なので、年金について掘り下げて調べていきたいと思います。

年金の歴史を振り返ってみる

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年金は昭和16年に制定された制度です。

制定当初は男性限定で、55歳になったら年金がもらえる制度だったみたいですね。

そもそも、年金は自分が支払ったお金が老後に返ってくる制度ではなく、今働いている世代が納めたお金で、高齢者の年金給付がまかなわれる、「世代交代の支え合い」によって成立している制度です。

日本はちょうど太平洋戦争の真っ只中で、こんな時期に国内の老後の制度まで考えていたって凄いなと感じました。

昭和19年には女性も支給対象になり、昭和29年に制度が変更されてから徐々に年齢の条件を変更し、昭和48年度には受給開始年齢が60歳に変更。当時は、一般的な定年退職が55歳で、平均寿命が70〜77歳ぐらいでした。

定年退職して5年後から、10〜17年間は年金というカタチでお金がもらえるという制度でした。

また、よく話題に挙がる年齢毎の人口ピラミッドも調べてみました。

▼昭和45年(1970年)
就労年齢の20歳~55歳人口が約5,500万人で全人口の52%程度
受給年齢の60歳以降の人口が約1,100万人で全人口の11%程度

就労者5人に対して、受給者1人の比率です。

では、現在の年金制度はどうなってるの?

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現在、年金が受け取れるのは65歳からです。

令和元年の平均寿命の表を見ると、平均寿命は81歳~87歳

人口ピラミッドは2010年分のデータを使います。

▼平成22年(2010年)
就労年齢の20歳~60歳人口が約6,500万人で全人口の50%程度
受給年齢の65歳以降の人口が約2,900万人で全人口の22%程度

就労者2.2人に対して、受給者1人の比率です。

2010年時点で30歳〜70歳の層がボリュームゾーンなので、30歳の人が60歳になるまで、つまり2040年~2045年にかけてより受給者の割合が増えていきますね。

昭和45年(1970年)と平成22年(2010年)を比べてみる

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▼定年の年齢
昭和45年(1970年):55歳
平成22年(2010年):60歳

▼年金受給開始年齢
昭和45年(1970年):60歳
平成22年(2010年):65歳

▼平均寿命
昭和45年(1970年):70〜77歳
平成22年(2010年):81~87歳

全てにおいて伸びていますね。

次に人口の推移を見ていきましょう。

▼年金を収めてる人口
昭和45年(1970年):約5,500万人(55歳までで計算)
平成22年(2010年):約6.500万人(60歳までで計算)

▼年金を受給している人口
昭和45年(1970年):約1,100万人(60歳以降で計算)
平成22年(2010年):約2,900万人(65歳以降で計算)

ここは少し問題アリですね。収めている人が+1,000万人に対して、受け取っている人が+1,800万人増えています。

2020年1月〜12月の出生数は約87万人で、なんと過去最低という数字が叩き出されました。コロナ禍も影響して、今後も出生数は低い水準で推移しそうですね。数字から見ても、超高齢化社会になっていきます。

このように数字を見ると、「今後も年金制度が存在しているのなら、それはそれでありがたい」とボクのような素人は思っちゃいますね。

最も大事なこと「結局、いくらもらえるの?」

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ここまで基礎知識ということで、年金制度を取り巻く日本の状況を調べていきました。ここからは実際の僕たちの生活に関わる所。

いくら払って、いくら貰えるのかっていう部分を調べます。今回は、国民全員対象の基礎年金の金額を見ていきましょう。

マイナビさんがわかりやすくまとめてくださっていたので転載させていただきます。

これによると、微妙に毎年変わるけど、平成30年度で1万6,340円/月 支払って、受給年齢になると6万5000円/月 程度受け取れるみたいです。

22歳から働いて60歳で定年を迎えました。そして、65歳から年金を受給して、85歳まで生きた場合は、、、

支払う金額 :約7,540,000円
もらえる金額:約15,600,000円

そのままの形で続くなら良い制度ですね。そのまま続くなら。

そして、今後の年金制度はどうなる?

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冒頭でも書きましたが、現在の65歳以上の方が受給している年金の財源は、現役で働いている人達です。(※60歳から受給できる繰上げ支給もあります。)

高齢化の流れも衰えなさそうなので、これから現役で働いている人の割合は、更に減っていくと予想されています。

「制度自体が無くなる!?」や「あんまり変わらないんじゃないかな?」など、いろんな想定ができますが、年金制度そのものが人口比率の変化によって、成り立たなくなっている事は確かです。

個人的には年金は充てにおらず、もらえたら「自由に使えるお金増えてラッキー」くらいのライフスタイルを作ることが、大事だなと考えています。

本日はここまで。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。


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