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今まで避けてきたけど、流石にこれは知っておかないと〜源泉徴収編〜

こんばんは、芝本です。

少し前に「社会保険」について調べた記事を書きましたが、その続きとなります。サラリーマンとして給料をもらっていた時は、社会保険のことなど全く興味がありませんでした。なぜなら、サラリーマンは給料から「源泉徴収」されるからです。

額面と呼ばれる総支給額から、各種税金を引いて、残ったお金が「手取り」ですね。ぶっちゃけ、ほとんどの人がこの「手取り」にしか興味がないのではないでしょうか。(※少なくとも、ボクはそうでした。)

しかし、これから独立起業やフリーランスとして働いていく人は知っておくべき内容だと思ったので、ボク自身も勉強してここでアウトプットしていきます。

そもそも源泉徴収ってなに??

誰もが一度は聞いたことのある単語「源泉徴収」

「確定申告」とか「年末調整」とか「源泉徴収」とか、聞いたことはあるけど、あんまりよく分からないという方向けに、まずは「源泉徴収」とは何かを説明します。

源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くことをいいます。従業員の給与を支払う事業者であれば、必ず行わなければなりません。
事業者が源泉徴収を行うことで、従業員は確定申告をする必要がなく、毎月の給与から少額ずつ所得税を納めることができます。また、国にとっても「安定的な税収を得る」「確実に所得税を徴収する」という意味で、源泉徴収は大きなメリットがあるのです。

会社の義務で、会社が個人に代わって税金を国に納めてくれています。毎月、絶妙に引かれている「源泉徴収」が、個人が国に支払っている税金ということですね。

この「源泉徴収」という仕組みがあるからこそ、ボクのように社会保険などの税金に疎い人は増えているはず(笑)

「源泉徴収票」を読み解くことで分かること

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出典:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1302096.html

「源泉徴収」とは、会社が個人に変わって国に税金を納めてくれている仕組みだということは理解しました。そして、「1年間に会社から支払われた給与などの金額」や「自分が支払い済みの所得税の金額」が記載されて、12月の給与明細と一緒にもらえるものが「源泉徴収票」と呼ばれるものです。

「源泉徴収票」から分かることは下記の4つです。

1、支払金額
2、給与所得控除後の金額
3、所得控除の合計額
4、源泉徴収税額

1、支払金額
これは1年間の給与総額ですね。ボーナスや時間外手当なども含んだ総計ですが、通勤費などの非課税の手当は除外されています。

2、給与所得控除後の金額
「社員にも必要経費がある」という観点から、サラリーマンに適用される控除です。支払金額に対して控除額が計算されます。支払金額から給与所得控除を差し引くことで、税金の負担額を減らしてくれるものです。

3、所得控除の合計額
給与所得控除以外の控除がここに当たります。配偶者がいれば「配偶者控除」、子供がいれば「扶養控除」、あとは「基礎控除」などですね。これを積み上げていくことで控除額が上がり、税金が下がるという仕組みですね。

4、源泉徴収税額
1年間で暫定で徴収した所得税のことです。
「2、給与所得控除後の金額」から「3、所得控除の合計額」を差し引いたものを「課税所得」と言います。その「課税所得」に一定の税率を掛け合わせた金額が源泉徴収税額となります。

まとめ

つまり「源泉徴収票」には、その年の1月〜12月で支払った所得税の合計が記載されています。もちろん上記の説明のような簡単な仕組みではなく、もっと関係してくるものはありますが、社会人2,3年目くらいだと上記を理解しておけば十分だと思います。

そして、給与所得控除や各種控除はある程度決まっているので、ここで節税をするのはなかなか難しいです。なので、まずは「源泉徴収」を「源泉徴収票」を理解して、税金のリテラシーを高めていきましょう。

今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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