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【今まで行った国の印象:第17弾】インド

*こちらは無料マガジンとして【今まで行った国】を紹介するために定期的に発行しています。

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インド。

その国名を聞くとどんなイメージを思い浮かべるだろうか。

「騙される」「人生観が変わる」「危険そう」「カオス」「過酷」「カレー」などなど。

アジアの大国であることは間違いないけど、実際に行った人って意外に少ないのがインドなのではないでしょうか。

ぼくはインドへは旅行ではなく日本の会社から派遣されて4ヶ月ほど住んでいた。

インドへ行く前のイメージは「危険そう」であり「騙されそう」といったネガティブなものだった。

インドは好き?と聞かれると今でもよくわからないと答える。

つかみどころがなく、端的にインドのことを述べて、と言われると考え込んでしまう。

もう一度行ってみたい?と聞かれるとそれもよくわからないと答えてしまう。

そんなインドを語ってみたいと思う。語れるかどうか全く自信がないんだけど。

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インドの第一印象

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短期駐在の形でインドの首都デリー近郊にあるグルガオンという街に住んでいた。

この街は日系企業が多く集まる街で、自分が働く会社もその中にあった。

業種はインド人や日本人を日系の会社へ紹介する人材派遣。

そこで営業未経験の自分が働くことになった。不安しかない。しかもインドだよ。

幸いにも日本から総勢8名の同期と一緒に渡航するのが良かった。

一人一人の不安はありながらも小さく、どこかお互いが何かあったら助け合えるだろうという運命共同体としてインドへ乗り込んだからだ。

空港からグルガオンのホテルへチェックイン。

第一印象はインド人よくわかんないと夜は暗い、そしてどこにでも牛がいるやんけ、でした。

この第一印象は結局4ヶ月住んだあとも変わることがなく、インド人はよくわからないし夜は暗いし、やっぱり牛はどこにでもいた。

インドの良さ

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・広い
・不思議がいっぱい
・人懐っこい
・緊張感があり異国を感じる

まず国が広い。

インドは世界第7位の国の広さがあり、そこに約13億人もの人が住んでいる。日本と比較すると広さは約9倍、人口は約10倍ですね。

不思議がいっぱいとは、その広大な国土に様々な民族が入り乱れて住んでいるため地方毎に特色が全く違う。

そのため言語も公用語であるヒンディー語の他、22もの言語が憲法で保証されている。

最低でも22言語を話人たちがいて、それぞれ文化も持っている。

だから一概にインドといっても多様な顔を持つ国。簡単にインドを語ることができないことを分かっていただけるだろうか。

ぼくが知り合ってきたインド人は人懐っこさがあり可愛らしい人が多かった。

老若男女問わず。インドに住んでいた頃は運転手さんがいたんだけど、この運転手さんに毎朝元気をもらっていた。

とにかく可愛い。おっさんだけど。

自宅にも呼んでくれて家族とご飯を食べたりもした。

緊張感があるというのは、インドの街を歩いていると強烈な何かわからないものを感じる。

人の目だったり、夜の暗さにおける怖さだったり。

今までの他の国では感じることのなかった緊張感がインドにはあって、旅慣れていると思っている自分にはそれが良さであったりした。

インドの良くないところ

・騙そうとする人が多い
・清潔感のある場所は少ない
・カレーに飽きる
・空気が悪い

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インドのデリーにはめちゃくちゃ騙そうとしてくる人が多かった。

実際に騙されて現地の旅行会社に大金を払った人や、三輪タクシー「オートリキシャ」で支払い料金で揉めた話なんて吐いて捨てるほどあった。

とりあえず料金交渉が面倒だったし、それにまつわるトラブルでパワーを使ってしまう。

清潔感のある場所が少ない。道端のはゴミが散乱していたし、中級以下のホテルは概ね汚い。

食事は会社で配達してくれる料理を初めのころは食べていたけど、1週間で飽きる。ずっとカレーだったから。

あとは、空気汚染がひどかった。

朝はモヤがかかり空が真っ白になっていたし、大気汚染が世界で一番深刻なのがデリーだった。

PM2.5は中国を上回り世界最悪レベルのため健康被害が続出している。

インドで訪れた場所

・デリー
・グルガオン
・アーグラ
・バンガロール
・マハーバリプラム

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デリー近郊の街「グルガオン」に住んでいたので休日はよくデリーまで足を運んだ。

デリーは歩くだけで刺激をもらえる街。でも好きかどうかでいうとそこまで好きではない(笑)。

タージマハルがあるアーグラへは同期と一緒に運転手付きの車を借りて遊びに行った。

あとは、4ヶ月の滞在の間に小旅行として「バンガロール」と「マハーバリプラム」へ行った。

バンガロールは全く面白くなかったけど、マハーバリプラムは最高に良かった。

海沿いの街でご飯が美味しくて南インド人の優しさは北インドの人とは違った良さがあった。

インドへは仕事が本業だったため訪れた街はそれほど多くないけど、マハーバリプラムは圧倒的にお気に入りの街。

想像していたインドの世界はそこにはなく、ゆっくり身体を開放して楽しめる小さなリゾート地がそこにはあった。

インド国内旅行やインド駐在で疲れたらぜひとも行ってほしい街。

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インドををオススメするのはこんな人

自分自身がすごくインドを好きなわけじゃないため、どんな人にオススメできるか難しいけど普通の旅に飽きた人にはインドはチャレンジしがいのある国のはず。

好きになるか、嫌いになるか、大好きになるか、大嫌いになるか、行って帰ってくるまでわからない不思議な大国。

どんな宿でも寝れる自信のある人や衛生面はそこまで気にしない人も。

逆にそこを重視している旅人だとキツいかな。

高級ホテルに泊まって高級レストランしか行かないインドの旅になってしまうとたしかに旅は快適かもしれないが、自分のリミットが試される旅にならないためインドに行く意味が薄れてしまう気がする。

そんな旅はインドには似合わない。

インドがインドらしくあるために、そのままの姿を受け入れようとする姿勢の旅人こそ正しいインドへの向き合い方ではないだろうか。

残念ながら自分はそこまで深入りできなかった。

だから...インドへの感情は未だに複雑なまま。

学生時代にあまり話したことがなかった女の子が告白してくれた、そんな感情をインドに持っている。

#インド #海外旅行 #人生 #デリー #バックパッカー #世界遺産 #一度は行きたいあの場所 #noteの続けかた #タージマハル


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