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失敗しないTOEIC900点突破【戦略】の立て方
この記事では、実際に750点レベルから60日間で940点を獲得した私の体験に基づいて、
短期間で
無駄な努力一切なしに
TOEIC900点以上を
計画的に達成する方法
をご紹介します。
あなたが次のどれかに当てはまるなら、きっと役に立ちます。
・英検2級、過去TOEICで750点程度を取得済み
・TOEIC900点〜満点を目指している
・効率的な勉強法を探している
・過去何度トライしても900点を超えられなかった
・外資への就職・転職で英語力をアピールしたい
・英語力への自信を形でわかりやすく示したい
中でも、この記事を一番有益と感じるのは、"そこそこ英語に自信のあるビジネスパーソン"と言えるでしょう。
現時点で中上級の英語力があり、多忙な中でも短期間で効率的に900点という「大台」を目指しているという場合にはピッタリです。
逆に、
・「TOEICでは本当の英語力は測れない」
と考えている
・英語初級〜中級者
(英検3級、TOEIC700点未満)
・英会話を上達させたい
といった場合には、この記事は向いていません。
巷にはあまたのTOEIC対策本やアプリがあります。"攻略法"に関する記事にもこと欠きません。
それでも「これだ!」と思うものに出会えていないあなたに向けて、私の実体験が目標達成の一助になればと思い、独自の攻略法をまとめてみました。
1. なぜ900点突破を目指すのか?
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これは、TOEIC受験において最もシンプルかつ重要な問いです。
就職や転職、あるいはグローバルな部署への配置転換などキャリアアップに「必要」というのが、おそらく典型的な動機でしょう。
私の場合は、実は事情が違い、特に具体的な必要性があったわけではなく「日頃の趣味の学習成果を測りたい」というなんともいい加減なモチベーションでした。
ただ、きっかけは緩かったのですが、いざ対策を始めるとどんどん面白くなり途中から「満点目指しちゃおっかな」という気持ちになって相当真剣に勉強しました。
「英語できるっていうけど、TOEICってどのくらい?」と聞かれた時に、「満点です」と答えてみたい。ただそれだけの目的でした(実に不純)。
いずれにせよ、目的は明確な方が良いものです。
高みを目指す過程では必ず壁にぶち当たりますし、自信をなくしてしまって「何のために頑張ってるんだっけ?」と自問したくなることもあります。
そんな時、目的が明確だと、再び「やってやるぞ」と心に戦いの火が灯るのです。
ネイティブでない限り、努力は不可欠なもの。そしてTOEICは努力が点数に現れますから、その努力を続けられるためにも目的は非常に重要になってくるのです。
あなたの目的は何ですか?
2. あなたは900点を目指"せる"のか? 現状を把握しよう
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本記事のタイトルを「戦略編」としているように、TOEIC L&R TEST®︎で900点突破を達成するための戦略ロードマップをお伝えしていきます。
ただ、その前に必ずやっていただきたいことがあります。
それは「現在の実力の把握」です。
過去1年位に750点程度を獲得した実績のある場合は750点で良いでしょう。
一方、初めて受験するもしくは最後の受験から数年以上経っている場合は、ぜひ現時点で何点取れるのか?確かめましょう。
なぜならば、現状スコアによって対策が全く変わってくるからです。
この記事では、750点付近から短期間で900点突破する方法に限ってお伝えするので、現状スコアが750点に満たない場合はこの攻略法が必ずしも効果的とはいえません。
では、TOEICを初受験する、もしくはご無沙汰さん向けに現在の実力を確かめる方法をご紹介しましょう。
◆現在の実力チェック方法
①「公式 TOEICListening&Reading 問題集 8」
を購入する
② TEST1 を本番と同条件で解く(復習しない)
③ TEST2を時間無制限で解く
「公式 TOEICListening&Reading 問題集 8」(以下、公式問題集)はTOEICを運営するIIBCが発行しているテキストで”本番”を味わうことができます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77517426/picture_pc_513d9c944bd63384acc6f25ee853ff70.png?width=800)
学習の初めの一歩は、単語の暗記でもなく、文法の復習でもありません。
まず、実戦形式のテストをやることです。
これをやってこそ、目標と現在地のギャップを着実かつスピーディに埋めていく精度の高い攻略法が機能するのです。
公式問題集には、本番と同形式の2回分のTESTがあります。
マークシートが付いているので必ず使用してください。
注意:問題集に直接マークしたくなりますがNGです。
本番では問題用紙への一切の書き込みが禁止されており、下手をするとカンニング行為として退場させられてしまいます。早い段階からメモなし回答に慣れておきましょう。
ただし、少しでも自信がなかったり勘で回答した問題はマークシートの問題番号にマルをつけておくと良いでしょう。復習の際にそれらを見つけやすくするためです。当然ですが本番では決してやらないでくださいね。
では、ガイダンスです。
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まず、TEST1を本番と同じ時間で解いてください。
リスニング45分
リーディング75分
合計120分
リスニングとリーディングの間に休憩は無しで。本番も2時間ぶっ通しで、トイレなどで離席しても待った無しなのでリアルにやりましょう。
きっと、どっと疲れると思います。時間が足りなくて焦り、イラつき、怒りさえ湧いてくるかもしれません。絶望するかもしれません。
でも、それでいいんです。とにかく、一番初めに本番を擬似体験しておきましょう。そして、この時の気持ちをしっかりと覚えていてください。
約束しますが、学習を進めるにつれ「ラク」になります。
"慣れ"の効力というものは絶大で、最初はとてつもなく高い壁に感じたことも慣れてしまえば最初のインパクトは嘘のように薄らぎます。
さて、テストを終了したらすぐに復習しないでください。復習は今後の対策段階でしっかりやれば大丈夫。一旦はやりっぱなしにしてください。
このまま次に進みます。
日を改めて、TEST2をやってください。
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今回は前回とは違い、時間は無制限。
リスニングは納得いくまで何度でも聞き返してOK。リーディングもどれだけ時間をかけても結構です。
全体を通して、「正解に確信が持てるまで」やってください。そして、終了したら、また復習は一旦考えなくていいです。
上記の方法には理由があります。
TEST1(本番形式) →TOEICでの得点力を計測
TEST2(時間無制限)→英語の実力を計測
という明確な意味があるのです。
TOEICはテストである以上一定のクセがあります。
いくら能力が高くても(ネイティブレベルでない限り)このクセに慣れていないと得点が難しいんですね。
普段どんなに速く走れるアスリートでも、公式戦で結果を残せないことは全然起こり得ます。
それと同様に、あなたの英語の能力とは別に、テストという制約の下で結果を出す力が求められるわけです。
だからこそ、TOEICでの得点力と英語の実力を別々に計測しておく必要があるのです。
そして、目的を900点突破に置いた今、あなたがやるべきことは、英語力をさらに磨きつつ、形式に慣れ得点力を付けることです。
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さて、TEST1、TEST2の結果はいかがでしたか?
TEST1 → 750点近く得点できましたか?
TEST2→ 900点を超えられましたか?
TEST1で750点近くを獲得し、かつTEST2で900点以上を取れた場合、この記事で紹介する対策を実践すれば、2ヶ月後の本番で900点突破できることでしょう。試験形式への対応力、出題傾向を捉えた対策で得点力さえ身につければ大丈夫です!
もし、TEST1で700点を下回っていた場合でもTEST2で900点超えをしていたら実力はあります。2ヶ月以上は要するかもしれませんが、同じ対策でも900点突破は目指せると思います。1日あたりの学習時間を多く取りスピーディに得点力をupしていきましょう。
一方、TEST2のスコアが900点付近でなく800点を下回っていた場合は、ここでご紹介する攻略法は必ずしもフィットしない可能性が高いです。
リスニングでは半分くらい何を言っているかわからない、リーディングでは全くもって時間が足りないという状態だったのではないでしょうか?
もしそうなら、試験への対応力よりも先にそもそも英語力(リスニング、リーディング)を高める別の鍛錬が必要と考えます。
この場合は、いきなり900点を目指すのではなく、800点超え→900点超えと段階的にステップアップしていくのが現実的です。
3. 900点突破へのロードマップ
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2回のTESTを終えたらで復習をしていただきたいのですが、復習にもコツがあります。
「なぜ間違えたのか?」「なぜわからなかったのか?」「なぜ迷ったのか?」を徹底的に分析し、それを克服するための方法を考える・探すという作業が復習の基本です。
※お勧めの対策本とその学習方法を【リスニング攻略法】【リーディング攻略法】で詳しく紹介しているので参考にして下さい。公式問題集も同様の学習方法をお勧めします。
ただ、おそらく初めて公式問題集を終えた今の段階では、「どうしたら聞き取れるようになるんだ!」「こんな文章量、一体どうしたら時間内に読み切れるようになるんだ!」というフラストレーションが脳味噌の9割を占めているかと思います。
そこで、まずはこの衝撃と危機意識がホットなうちに、約60日という時間をどのように過ごせば900点突破という栄光のゴールにたどり着けそうなのかというロードマップを作成しましょう。
何ができないのか、不足しているのかは今のあなたが一番よくわかっているはずです。それを学習のモチベーションに変え、1日でも早く成長への「正しい一歩」を踏み出すのです。
それには「正しい道筋」を可視化しておくことが重要です。
ロードマップは全部で4段階あります。このうち、「⓪現状把握」はすでに述べた要領になるので割愛します。
【900点突破ロードマップ】
⓪現状把握
①課題を明確化する
②対策方針をたて、アクションプランを決める
③勝ちパターンを見つける
では、残り3段階について、順に解説していきましょう。
①課題を明確化する
![](https://assets.st-note.com/img/1651666203608-jbwShLfNKw.png?width=800)
現状把握の結果、リスニングとリーディングのTEST1のそれぞれのスコアはどうでしたか?いずれかが低い場合は、低い方の分野を優先的に対策していくことになります。
私の場合は、
リスニング 290-360(素点67/100点満点)
リーディング 400-465(素点89/100点満点)
という具合で、リスニングが弱点でした。
日頃からオンライン英会話やSpeakingサロンで日常会話に勤しんでいたため、そこそこ自信があったのに、見事にそのプライドは打ち砕かれました笑
というのも、TOEICのリスニングで流される英語は、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの話者が意図的に組み合わされているんです。
普段アメリカ英語に慣らしてきた私にはイギリス系のアクセントが腹が立つほど聞き取りにくく感じました。ほぼ何を言っているのかわからず、これには非常に悔しい思いをしました。
同時に、これほどまでに違うものなのか!と大きな発見でもあり、「こりゃ慣れるしかない」と観念したので、リスニング攻略の明確な課題の一つになりました。
翻って、リーディングの方は全然時間が足りないよ!という焦りの割には意外に悪くないスコアでした。(ただし、勘による正答もかなり含む)
とはいえ、900点以上を目指すのであれば「全ての問題を納得して回答すること」を目指す必要があります。
そのためには、「速く、正確に意味をとること」が明確な課題でした。
このように実戦形式を体験すると、あなたなりの課題が生の実感を伴って炙り出されてくるはずです。
人によって異なると思いますが、何にせよ、しっかりと「できなかったこと」と「できるようにしなければならないこと」を洗い出し切りましょう。
自分との戦いであり、その成果は点数として跳ね返ってくるので、正直に、冷静に。
目的と課題が明確になっていれば、目標達成の道のりの4割は完了したと言っても良いくらいです。
この棚卸しができていないままひたすら模試を繰り返しても、スコアは効率的には上がっていかないでしょう。
過去、何度受験しても900点を超えられなかったという方には、今一度ご自身の課題を冷静に分析してみることをお勧めします。
②対策方針をたて、アクションプランを決める
![](https://assets.st-note.com/img/1651665589435-bxAISQP8kH.png)
900点突破を短期間で目指すなら、すでに得点できている領域をさらに伸ばすよりも、苦手分野の克服を優先しましょう。
短時間でパフォーマンスを上げるにはその方がインパクトが大きいです。
課題が明確であれば、対策は自然と明確になります。
どの参考書を使えばいいの?
単語帳は買うべき?
一日どのくらい勉強すればいい?
など、気になることがたくさんあると思います。
それらについては、【リスニング攻略法】【リーディング攻略法】でガイダンスしていきますのでご安心ください。
むしろその前に、もっとざっくりと試験当日までの残された時間で大まかに何をしていくべきかを対策方針として「設計」していきましょう。
この作業は一見面倒臭いのですが結果につながらない無駄な学習を行わないためにも大変重要です。
■対策方針を立てる(設計)
「設計」にあたっては、試験当日までの時間(60日)を3つくらいのフェーズに区切り、各フェーズの達成目標を優先順位をつけて明確に設定していくのが良いでしょう。
私の経験を事例として「設計」のイメージをご紹介します。
DAY1〜2 現状把握・課題の明確化
DAY3 対策方針の設計
DAY4〜40 リスニング徹底対策(目標素点89)
DAY41〜50 リーディング徹底対策(目標素点95)
DAY51〜60 直前対策
このように、何にどれくらい日数をかけるかをざっくり決めてみてください。
これをやると、不思議と焦りが減ります。落ち着いてやるべきことだけをしっかりやろうというメンタルが整うというメリットがあります。
私の場合はリスニングが弱点だったのでリスニング対策を優先し、期間も長めに取りました。
ちなみに、上記では簡単のために「バッキリ」と期間を区切っていますが、実際には、リスニングとリーディングの対策を並行してやる時期もありました。
リーディングは10日やればどうにかなるというわけではなく、地道に「慣れる」という作業が重要なのでリスニングにウェイトを割きつつちょこちょこリーディング対策も併走するという時間の使い方をしました。
ただ、最初の段階ではあくまでも「この時期に重点的にやることは何か」という意識を強く持ってあえて優先順位をつけておくわけです。
あれもこれも気になって手を出して集中力が分散されてしまうと、それぞれの領域の伸び方が中途半端になり結果として全体スコアが上がらないという事態を招きかねませんのでご注意を。
こうして大きな対策の優先順位をつけたら、その対策で目指す目標点も設定してください。
この目標値は、学習の進捗によって変えていっても良いでしょう。基本的には徐々に上方修正していくことになるかと思います。
私の場合は、素点で
リスニング 89点
リーディング 95点
を当初の目標にしました。
しかし、学習を進めるうちに何となく自信がついてきたので途中で一度、
リスニング 95点
リーディング 95点
と、リスニングの目標を上げました。
さらに、最終的には、満点を目指す!という野心的な上方修正を行いました。
本番当日の1週間前〜10日前は直前対策に充てるのが良いでしょう。
ここではギリギリまで実力を伸ばしつつも「いかに失点しないようにするか」に重点をおいた対策を行います。
■アクションプランを決める
「リスニング」「リーディング」のどちらを優先するかを決めたら、今度はもう少し細かくPart別に優先順位をつけ、それぞれごとに「何をするか」を決めていきましょう。
その際には、なぜ得点できなかったのか?という原因をしっかり突き詰めましょう。その原因が解消されない限りあなたの得点力は変わらぬままです。
例えば、リスニングのPart2と3で何を言ってるのか皆目わからん!という場合は、
・何でわからないのか原因を分析する
・わかるようになる方法を見つける
のが「対策アクション」になります。
私の例では、イギリスアクセントが聞き取れないことが大きな原因でしたので、
・イギリス英語の発音特徴をおさえる
・とにかくイギリス英語を聞きまくる
というのが対策アクションでした。
その先の「戦術=解決手段」としては、
・ネットでイギリス英語対策を探す
・イギリス映画やドラマを観る
・リスニング問題集をやりこむ
という方法を取りました。
繰り返しになりますが、この戦術については別途【リスニング攻略法】で詳しくご紹介していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1651665669130-aIRA4X0oTw.png)
一方、リーディングでは、Part7の長文(特にPart7)を読んで答える時間が圧倒的に不足していました。
この原因は、読むのが遅い!ということ。同時に、そもそも長文をみただけでゲンナリするという心理状態も良くないなと感じました。
そこで、
・長文に慣れる(多読)
・スラスラ意味が取れるようになる(精読)
という対策を立てました。
ちなみに、学習を始めてわかったことですが、単に「速読」することはあまり意味がありません。
速く読もうと思えば読めはするのですが意味が頭に入ってこず、正答できないうえ、何度も繰り返し読みをすることでタイムロスを起こしていまうという現象が起きていました。
これは意外と多くの人に当てはまるのではないでしょうか。
当たり前ですが、得点をあげるためにはちゃんと理解しながら読み進める力が必要です。
実は、長文を頭から一直線に読んで英語の語順で理解できるようになると、速読せずとも十分に正答率が向上します。
そして、出題された文章の隅々まで読めるようになり、トリッキーな問題にも対処できるようになるのです。
さて、私にはPart7以外にも厄介な問題がいくつかありました。
Part5 →時間をかけすぎてPart7に回す時間が不足
Part6 →「次の一文はどこに入るのが適切か?」
という問題に時間を取られる
900点以上を目指す時、リーディングにおいてはPart5・6を着実にこなしつつ、Part7でどれだけ得点できるかが重要になってきます。
そのため、Part5・6の速度と精度upも間接的にPart7の得点up対策となります。
再び私のケースになりますが、
・Partごとの回答時間を決める
・Part5→Part7→Part6の順で解く
・Part5は8分以内に回答する
・Part6の文挿入問題は後回しにする
という対策アクションを定めました。
こうして、大まかにリスニングとリーディングの対策方針とアクションプランを決めていきます。
最後に、直前対策にも触れておきます。
直前対策では、最後まで弱点を克服すべく復習を徹底することと、本番環境をイメージして万全の準備を整えます。
試験の約1週間前までは当初決めた対策をひたすらやり込んで実力と得点力を最大限伸ばすことに集中しますが、その後は蓄えた力を十分に本番で発揮できるよう、本番当日の迎え方や万が一を想定したリスク対策を行います。
具体的には【直前対策編】にまとめてありますので、時間のある時にサッと確認しておきましょう。
③勝ちパターンを見つける
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77811276/picture_pc_364d7d163ba2fe76682e27b6ab4b71b5.png?width=800)
さあ、大まかなロードマップは引けましたか?Part別の対策を、アクションにまで落とし込めましたか?
学習を進めるうちに気づくこともたくさんあると思いますので最初から完璧に網羅することはできないでしょう。
しかし、ここまでの作業を通じてあなたは自信を持って対策を進めるぞ!と言える状態になっているのではないでしょうか。それでいいのです。
もしこの作業をしていなかったら、どれだけの時間を無駄にすることになるか?想像してみて下さい。
暗中模索している時間は一切得点を上げてくれません。「信じて突き進める状態」を作ればあとは一直線に対策に没頭するのみです!
さて、対策を実行していく中で意識してほしいことがあります。
それは、「あなたなりの勝ちパターンを見つける」ということ。
「勝ちパターン」とは、あなたのパフォーマンスが最大限発揮される回答方法のことです。
時間内に
全ての問題を
きちんと理解して
間違えずにマークできる
ための、あなたなりの戦い方を見つけて下さい。
これが完璧に出たら満点取れるって….
そうなんです!
実は900点突破を目指すことは満点を目指すのと同じなんです!
そもそも、900点ギリギリを目指していたら、実際には900点を下回る確率の方が高いですよね。
900点台に確実に乗せるのであれば950点は目指したい。でも、結局そのためにやることは満点を目指すのと何ら変わりはないんです。
ですから、この先は、Part別の対策をしっかり行いつつ、試験時間をどう使うか?というあなただけの作戦を決めていきましょう。
それには、ぜひ「解き方の実験」を行って下さい。
具体的には次のようなことをしてみましょう。
<リスニング>
・冒頭のDirection中にPart1の写真を先に見渡す
・Part3と4は、設問文と選択肢を先読みする
<リーディング>
・Part別の時間配分を決める
・解く順序を変えてみる
この様々な実験を行うために、実戦形式の問題集をできるだけたくさん買い込むことをお勧めします。
なお、ややテクニカルな話ですが大事な指針を一つ。
「1点は1点。
悩んだ結果1点失うくらいなら
悩まず答えられる問題で2点取れ」
です。
990点満点を取るためにはもちろん完答を目指すのですが、TOEICは素点が100点満点でない場合でも統計処理により990点となります。
もちろん同じ試験の受験者の得点分布によって何問正解までが990点かは変わるのですが、「捨てる」問題がいくつかあっても少なくとも900点は達成できるのです。
ですから、悪戯にとある設問に「ハマる」よりも全ての問題を一通り解き、落とすべきでない簡単な問題で確実に正答することが戦略的には効果的です。
最後は時間との戦いですので、このことは頭に入れておいて損はないと思います。
あ、「捨てる」といっても空欄はダメですよ。必ず何かしら適当にマークはしておいて下さい。それがまぐれで当たっても、1点は1点です!
<ちょこっと補足>
私は、上記の「実験」に加えて
・あえて部屋の窓を開け自然のノイズ下で解く
・リスニングの再生速度を上げる
・リスニングの音声を遠ざける
・トイレを我慢しながら解く(笑)
など、
自分をいじめる「高地トレーニング」も実施し「何があっても実力が発揮できるメンタル」を強化していきました。
本番で動じないという意味で、これも「勝ちパターン」のうちと言えるかもしれません。
4.学習は計画的に
![](https://assets.st-note.com/img/1651666361855-vLckA0N25Z.png)
短期間で900点を突破するには計画的な学習が欠かせません。限られた時間を有効活用するために、あなたの課題を明確にし、それを克服する具体的な道筋を最初に組み立ててください。
計画は途中で変更して構いません。大切なのは目標を定めて対策を進め、到達状況をコンスタントにチェックすることです。学習する中で、最初は気づかなかった新たな課題が見えてくるので、柔軟に対策を講じましょう。
この記事では「大きな戦い方を見通す」ことを目的としてきましたが、あなたなりのロードマップを定めたら、早速セクション別の具体的対策に移りましょう。
リスニング対策、リーディング対策、そして直前対策の対策ポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
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