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【ぶらり散歩】吉祥寺で「ジブリっぽいもの」を巡る

ジブリが呼んでいる

この夏休みは、久しぶりに子供の頃からず〜っと好きなジブリにもう一度触れてみたい、と心のどこかで思っていた。

なんでだろう、ジブリって幾つになっても周期的に恋しくならない?

昔、暇つぶしに描いた落書き

最近金曜ロードショーでジブリ映画が続き、新作が公開となったこともあって、なんとなく「ジブリムード」が高まっていたのかもしれない。

とはいえ、ジブリ美術館は予約が取れないし、新作映画はイマイチ興味が湧かない(ボクはナウシカ 、ラピュタ、もののけ姫など昔のがお気に入り)。

むしろ、ジブリそのものよりも、「ジブリっぽい雰囲気」を探しに出かけることにした。

幸い今日は滑稽なぐらいギラついた腹だたしい太陽は小休止。よしよし、外出日和ってやつだ。

まず向かったのは…. 四十路のおじさんには似つかわしくない場所だった。


ハティフナット

ぜんっぜん名前覚えらんない!笑
この記事書くのにメモを何度も見直しているのに。

吉祥寺駅から真南に歩いて10分くらいのところにポツンとある映えスポットとして名高いこのカフェ、Hattifnattと書いて、ハティフナットと読ませる。

どう考えても英語じゃないよなと思っていたら、スウェーデン語だった。その意味はあのムーミンに出てくる「ニョロニョロ」。やだ、カワイイ。

ジブリっぽい…かな…ん〜、ムーミンっぽいのかな。意味を知ってしまってからファサードを眺めると、頭の中で二つのアニメが押し合いへしあい。。いずれにせよ「相当に好みである!」

ボクは、生クリーム満載のパンケーキ、ショートケーキ、シフォンケーキ、ロールケーキ、クレープという悪の権化みたいなスイーツをこよなく愛する。といっても、食べまくるというよりその見た目をより愛するおじさんだ。

こんなに可愛くて、生クリームたっぷりのシフォンケーキが楽しめるこのカフェ。

本当は入りたかった。。本当に入りたかったよ。でも、お腹が空いてなかったよ笑(そこは空かして行けよ!)

いや、入ってもよかったのだが、今日は本命が別にありまして
外から目だけでファンタジックな雰囲気と美味しさだけいただいてその場を離れたのであった(怪しい…)。


吉祥寺プティット村

そう、今日は吉祥寺界隈に繰り出している。

ゲリラ豪雨が迫っていた

実は、初めて訪れる
住みたい街No.1と言われて久しいこの地は一体どんな所だろうと興味はあったが、家からも職場からも遠かったんだよね。

なるほど、賑わっていはいるがわい雑さはなく、お高く止まった鼻につく感じも全くなく、品の良さと親しみやすさが仲良く同居していて居心地が良い。

先ほどのポプテピピック…じゃないや何だっけ(ハティフナット!)とは吉祥寺駅を挟んで反対の北側。住宅街をテクテク歩んでいくと、その異空間は忽然と姿を現した。

ふと横を見たら、不思議な世界がポッカリと口を開けていた

本当、当たり前のように佇んでるけど、よくみたら相当違和感あるからね!

しかし、妖しく誘うよねぇ。

来る前には、「ねぇ、おじさん、本当にそこ行く?かなり可愛いいけど、本当に行く?」と葛藤していたボクだが、一眼見たらスイスイ〜っと躊躇なく吸い込まれてしまった

テーマパーク感!

この時、サンダーストームが近づいてたこともあり、「一雨きそうなんで、雨宿りに良さげなところ探してました」のテイで侵入したぜ。

ここは「村」=小さな商業施設になっていて、絵本の世界をそのまま空間にしちゃったメルヘンチックな場所。数件のカフェが入っていて、中には人気の猫カフェも。

ネコ濃いめ!

今日は平日。しかもOPENからまもない11:30くらいに訪れたので結構空いていた。中国人の彼女がポーズをとって、彼氏がでかいカメラで写真を撮らされているくらい。

しばし村内?をぐるりと見渡してから、入り口近くの一番入りやすそうなカフェ「TEA HOUSE はっぱ」に足を踏み入れてみる。

絵本の中に入ってしまった

オホホホ、可愛い。好みじゃ、好みじゃぞ。
そして、ここは名前も雰囲気もジブリっぽい。魔女の宅急便か、耳をすませばに出てきそうな空気感がある。

ノンアルコールのモヒートを頼んだら、待っているうちにサンダーストームがやってきた。すんごい雷!土砂降り!日本はもう熱帯になったんだなぁ。

30分くらいインスタでチャットして、甘酸っぱくて炭酸のきいたモヒート(ほとんど氷だったけどね!)を楽しんでいるうちに、晴れ間が出てきた。

ちょっと店の軒先に出て、絶好の撮影タイムを満喫。良いなぁ、正しい休日だ。

本当のことを言うと猫とも戯れたかったけど、さすがに気が引けたので、雨の上がっているうちに、次なるスポットへと出向くことにした。


井の頭公園

正式名称は「井の頭恩賜公園」で、「恩賜公園」というのは、戦前に宮内省が御料地として所有していた土地が、下々の民のために公開・整備された公園だそうな。上野公園もそう。

この手の公園は、とにかく広い!都会にあって何と贅沢な。

おかげさまで大自然を満喫することができるわけだから、実にありがたい空間ですな。

晴れていたとしても涼しげな遊歩道

て、おっと、また雨が降ってきた!ヤバイ、傘持ってない。

でも濡れてない。。と上を見上げれば幾重にも重なり合った立派な木々の葉が傘になってくれている。

猫バスを待つトトロになった気分

まさかここで足止めを喰らうとは読みが甘かったが、ポチンポチンと葉にあたる雨音を聞くのも悪くないなぁ。気温も下がってむしろ清々しいので、深呼吸してみた。こんなこと、何年振りだろう。新鮮。

15分ほどの気持ちいい立ち往生の後、再び緑深い園内を当てもなく歩いていると、突然視界が開け、そこには予想していなかったジブリ的光景が!

突然現れたジブリ的シーン

こちらは、井の頭弁財天という何ともありがたいお金の神様を祀る神社。濃厚な緑と目にも鮮やかな朱色のコントラストが千と千尋を彷彿とさせる独特のムードを漂わせていた。

本丸はお休み

で。
ここまで来たら、行かなきゃいけないところがあるでしょう。

「ジブリっぽさ」を味合うのも楽しいけど、やっぱり「ジブリそのもの」を感じたいじゃない。

お察しの通り、次に足を運んだのは

三鷹の森 ジブリ美術館

見てる、見てる

あれあれ、予約いっぱいで入れないんでは?
はい、入りません!外から眺めるだけ!

しかも、今日火曜日は休館日

井の頭公園から10分くらい歩いて、外から閉館中のジブリの聖地を拝むのだ。

これ、普通の観光客は見ることのない姿だよ!
休みの日に来る奴はいないからね(ボク以外)。

中でキャッキャしている来館者を指を加えてみる必要もなく、静かな、ただただ静かな大トトロに柵の外からアイコンタクト。それで、最高。
(以前中に入ったことがあり、それはそれで最高だったけど、ミュージアムショップが激混みで疲れたんだよね)


外から貸し切り気分(入れないだけ)


ああ心地いい

ぬぼ〜っとたたずむ大トトロと、雨に濡れてヌルッと輝くカラフルなジブリ美術館に別れを告げて、吉祥寺ジブリ散歩は 「おわり」。

この後も実は「可愛い散歩」は続くのだが、その紹介はまた別の機会に。

心身にジブリ(っぽさ)をチャージして、夏休みらしい一日を過ごすことができた。心地よい疲労感に包まれて、今日はよく眠れそうだ。


今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました!
よかったよという方はスキを、ジブリスポットここにもあるよ!という方はぜひコメントをお寄せください ♪


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