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心の資本を高める簡単習慣3good #予測不能の時代 まとめ5

本記事は、DX関連の個人的な学びのアウトプットです。

ある大手食品メーカーの経営企画の方から、今年の今の所の一番、と教えてもらった「予測不能の時代」を読み始めました。日立でずっとウェアラブルデバイスを用いたピープルアナリティクスをやられている矢野和男さんの著作。2020年7月についに、事業を分社化しハピネスプラネット社として「企業経営にハピネス・マネジメントを」届けることに取り組まれています。

これまでの本書のまとめ

予測不能の時代に企業の進化を阻む4大ルーティンとは #予測不能の時代 まとめ1

幸せな組織の4条件FINEとリーダーシップ理論とチームマネジメントの工夫 #予測不能の時代 まとめ2

対話におけるうなずきって大切なんだなぁ #予測不能の時代 まとめ3

幸せのスキルと新事業開発って似てるんだな #予測不能の時代 まとめ4

第5章 変化に向き合うマネジメント

本章で取り上げられている「組織へのデジタルなクスリ:X施策とY施策」というのが面白かったです。

X施策:人に気づきを与え、行動を変えることによる組織レベルでの改善
Y施策:前向きな心/心の資本を高めることによる組織レベルでの改善

心の資本は、前章(こちら参照)で取り上げられている以下

幸せを高める能力「心の資本=HERO」
1. Hope:自ら進む道を見つける力
2. Efficacy:現実を受けとめて行動を起こす力
3. Resilience:困難に立ち向かう力
4. Optimism:前向きな物語を生み出す力

X施策としては、コールセンターで、孤立したオペレーターが現れないように、孤立した人を検出し、スーパーバイザーに対して、声掛けの優先度を示すことで、孤立を改善し、受注率年率27%の改善ができた事例があるといいます。

Y施策としては、チャレンジ宣言という事例が挙げられています。アプリのメニューから「今日一番の仕事はこれです」といった項目を選び、メンバーと共有する、というもの。これを3週間行った結果「心の資本」が33%向上、これは10%の営業利益率向上に相当するという研究もあるようです。

私のY施策:3good thingsと心の資本の関係

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Y施策の3週間というのには、個人的にも実感のある体験があります。一時期、3 good thingsという習慣を毎日やっていました。多分、1年以上はやっていたと思います。これは日記のフォーマットのようなものです。毎日のその日の最後にその日あった良かったことを3つ書く、というものです。

これはもともと、ストレスマネジメントの研修を受けたときにに講師が教えてくれた習慣でした。以下は、以前に3good thingsについてアシタノレシピというブログで実践するとどうなるかについて書きました。

だいたい3週間やると確実に効果を感じるようになります。3か月たつ頃には自分の中にポジティブモニタリング機能が常駐しだす感じがします。

以下、上記のブログからの抜粋です

私は年に数回しか車を運転しないのですが、先日、家族旅行の帰り中央道の渋滞で動いたり止まったりの状況。助手席の子どもが起きて「あぎゃー!」っとなったのに気が取られて、ブレーキが甘くなったようで

ハッとしたときにはすで遅し、「コツン」と前方車両と接触。

今のところ、両車体ともにへこみ・傷は無く、減点も無くで、もちろん怪我もなしで、唯一痛かったのは、レンタカーで車両・対物事故免責額補償制度(CDW)に入っていなかったので2万円の追加料金がかかったこと

こんなとき、以前の自分だったら、「あぁ、あのときなんで、ブレーキをゆるめてしまったんだ。なんで、そもそも助手席にチャイルドシートを付けちゃったんだ。そもそも傷もついてないのに警察呼びやがって、2万円あったら新しいスニーカー買えたのにetc」とbadにばかり目を向けてしばらくしょぼーん&イライラモードに突入することが容易に想像できるのですが

今の私は「まぁ、しょうがない。大事に至らなくて良かった。2万円は勉強代だな。次からはCDWはいるぞ」以上。となんともシンプルかつ前向きなのです。

この秘密は、その時点で、約5ヶ月間、毎日継続している3good脳が「これはgoodとして捉えられるか?」と考えるからです

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上記の私の実体験から、心の資本と3 good thingsの関係を考察すると以下のようになるんじゃないかな、と思いました。

まず、3Good脳が良いことを探すようになるため「4. Optimism:前向きな物語を生み出す力」に効いてきます。

これはバッドスパイラルに入りづらくなることでもあり現実を受け止めやすくなるので「2. Efficacy:現実を受けとめて行動を起こす力」に効いてきます。

さらに4.で前向きな物語りを生み出すので「1. Hope:自ら進む道を見つける力」として、今回は「勉強代」ととらえることができました。

その結果、前方車両および警察の方とのやり取りに立ち向かう力「3. Resilience:困難に立ち向かう力」を発揮することができたのだと思います。

ちなみに、3good thingsはその後、普通に日記に形を変えて、3つにこだわらず継続しています。

組織マネジメントへの応用:スクラム

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これを組織マネジメントに応用している手法としては、スクラム(アジャイル)があるかな、と思いました。スクラムはこれから勉強したいな、と思っていることなので、詳しくないのですが、スクラムによるチーム運営では、デイリースクラム/スタンドアップミーティングというものがあるといいます。

デイリースクラムは、要は朝会なのですが、一人ひとりが1分程度で以下を共有するというもの。自分のチームマネジメントにもこういった要素を取り入れていきたいな、と思いました。

・前日に行った作業とその結果
・今日行う作業
・作業を進める上で障害となっている事項

おわりに

今回はの「第5章 変化に向き合うマネジメント」から心の資本を高める方法として自分が以前にやっていた3 good thingsが有効な方法だったんじゃないか、チームマネジメントにはスクラムの仕組みを取り入れるといいのかも、という気づきを得ました。

DXについての記事や私のマネージャーとしての学びをまとめた記事は以下の「DXのマガジン」と「新任マネージャーの心得のマガジン」にストックしてますので、併せて覗いてみてください。フォローや「スキ」を押してもらえると励みになります。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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