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H2Hマーケのマインドセットと パーパスってつながってるんだなぁ

どもっ、しのジャッキーです。本記事は、マーケティングに関する個人的な学びのアウトプットです。

マーケティングの一連の過去記事
[第1回] マーケティングの現在地点はH2Hマーケティングらしい
[第2回] H2Hマーケのキー概念「サービス・ドミナント・ロジック」はプロセスエコノミーのことかな

今回は第三回ということで2021年に発刊されているコトラー氏の「コトラーのH2Hマーケティング「人間中心マーケティング」の理論と実践」からの学びをアウトプットしていきます。

H2Hマーケティングの完成モデル

H2Hマーケティングは、以下の図のように「マインドセット、マネジメント、プロセス」×「デザイン思考、サービス・ドミナント・ロジック、デジタライゼーション」からなるモデルを完成形として示しています。

図:「コトラーのH2Hマーケティング「人間中心マーケティング」の理論と実践」 を基に篠崎作成

前回は、この全体像の紹介と、キーとなる概念である「サービス・ドミナント・ロジック」についてまとめてみました。

H2Hマインドセット

今回の第3回では、H2Hマインドセットの中で、個人的に面白かった部分をまとめたいと思います。前回まとめたH2Hマーケの全体像のマインドセット部分の抜粋が以下となります。

ここにかけてない部分で、面白いなと思った表現がSPICEモデルとFoEです。その話をする前に、CBVについてまとめないといけません。

CBVという統合モデル

CBV:Customer Based Viewはマッツラー、シュタール、ヒンターフーバーらの研究のアプローチということですが、経済学ベースの競争戦略理論の2大巨頭ともいえる、SCP理論とRBVにVBVを加えて、それらを統合した競争戦略モデルがCBVだということでしょう。

そういう意味では、以下の図は、私が矮小化してまとめているのですが、書籍の中では、真ん中にVMV、MBV、RBVが書いてあり。それらをまとめてCBVがある、という書き方をしていました。

さて、略語が連発しているので、以下に整理します。

CBV:Customer Based View
MBV:Market Based View=SCP理論のこと
SCP理論:Structure-Conduct-Performance理論は5 forcesやジェネリック戦略などマイケル・ポーターの競争戦略の基礎となる理論
RBV:Resource Based View

本書は、読者にかなりそもそもいろいろ知っているよね、ということを要求しますね。。。MVB(SCP)とRBVに関しては、世界標準の経営理論を読んでいたのでついていけます。いかに、経済学ベースの経営理論パートのまとめ的なものです。IO型、チェンバレン型と呼ばれる競争の型への対応する経営理論としてSCPとRBVが位置づけられます。

世界標準の経営理論/入山章栄」をもとに篠崎作成

RBVについては、以下に個人的に超重要だった気づきと合わせてまとめていますので、ご参照ください

シュンペーター型(イノベーション)は、マーケティングにおいては基本的にはスコープ外なんだろうな、というのが前回の記事での大きな気づきでした。イノベーションのためのダイナミックケイパビリティに関心のある方はぜひ、以下をご参照ください

VBVはデザイン思考ってことでいいですよね?

問題は、VBVです。これは、寡聞にも私は知りませんし、書籍の中でもほぼ説明がありません。ただ、言葉からすれば、Valueに基づいて競争優位性を獲得しよう、という話で、当たり前といえば当たり前です。

これは、つまりはデザイン思考だと考えればよいだろう、というのが私の見解です。デザイン思考のプロセスは、顧客の状況に共感し、そこから解決すべき問題や手にしたい進化を定義し、問題解決や進化の実現のためのアイデアを出し、プロトタイプをつくり、実際に検証する。これを発散・収束を繰り返す行動様式で実現するというものです。

この顧客のある状況において成し遂げたいことこそバリューであり、それを起点として考えるのがデザイン思考なので、これがValue Based Viewだととられればよいというのが私の結論です。

それぞれのViewをどうやって統合するのか?

さて、やっとSPICEモデルとFoEについてです。Market, ,Value, Resourcenの3つを統合した視点(View)に基づいて競争戦略を考えようというときのガイドラインが必要だとして、示したのがシソディアらによるFirms of Endearment(FoE:愛される企業)の中で提示されるSPICEステークホルダーモデルです。

SPICEは主要なステークホルダーの頭文字をとっています。うまいですねぇ。それらが相互依存関係にあるだけではなく、相互につながっていること、その前提ですべてのステークホルダーにwin-winな事業モデルを作ることがFoEの条件であり、その考え方こそがCBVのためのガイドラインである、ということでした。

これは、昨今よく言われる、パーパス経営であったり、その背景にある資本主義の形(=パラダイム)が株主資本主義からステークホルダー資本主義へ大きくシフトしているメガトレンドと呼応していると思いました。

H2Hマインドセット

今回は、最新のマーケティングの概念であるH2Hマーケティングモデルの3つの要素の一つ目としてマインドセットについて学びを書きました。

ステークホルダー全体にWinになる事業モデルをつくり上げることが重要であり、そのためには共感の得られるパーパスを掲げていくことが必要なんだろうな、と思ったのが大きな学びでした。

今度は、H2Hマネジメントについての学びを書きたいと思います。

つづき書きました

おわりに

このほか、当方のマーケティングに関する記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。またフォローや記事への「スキ」をしてもらえると励みになります。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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