見出し画像

ステークホルダー資本主義とベン図の和集合を広げるということ

IntraStarという企業内新規事業担当者のコミュニティーで毎月WeWorkとの合同のセレンディピティ・ミーティングというネットワーキングイベントがあり、いつも参加させていただいています。今回は、そこでスタートアップでCFOの経験もある、ファイナンスのプロな方がいらっしゃったので、最近、個人的勉強テーマになっているESG/SDGsと非財務について話を聞けて、「なるほど~」という気づきがあったので共有したい。

以下は、フェイスブックでのイベントの案内ページのURLなのだが、うまく表示されるのだろうか・・・。IntraStarに興味がある方は、FacebookでIntraStarと検索いただければ幸いです。

ベン図の和集合を大きくする

以下が、聞いた内容を、自分なりに思い出して、言葉を補完してまとめたもの。特に印象に残ったのは「ベン図の和集合を大きくする」という表現でした。

人材など、非財務の重要性は非常に高まっている。特に海外投資家は重視している。そのためメルカリ、Sansanなど時価総額1000億円以上の国内メガベンチャーのIRなどをチェックすると海外の投資家を意識し、非財務をしっかり打ち出しているので参考になるだろう。

まずすべきは、例えばSDGsの項目、それが影響を与えるステークホルダーを明確化し開示し、ステークホルダーからの有形・無形の支援を集め、ベン図の和集合を大きくしていくこと。

それがステークホルダー資本主義という言葉で言われるていること。単純な利益追求・株主還元ではなく、社会的価値の拡大と株価向上の両立を実現するということにつながる。

特に印象的だったのは、最後のところですね。社会的価値の拡大と株価向上の両立これは、まさしくCSV(Creating Shared Value)のコンセプトそのものですね。

株主資本主義からステークホルダー資本主義へ

1970年代から続く、株主価値最大化を目指す「株主資本主義」は格差を広げ続けた、そのため2020年1月のダボス会議では「ステークホルダー資本主義」の重要性が発せられたといいます。

53カ国の首脳を含む117カ国の約3000人のリーダーに向けて、同フォーラムの創設者兼会長のクラウス・シュワブが呼びかけた。

「企業は今、ステークホルダー資本主義を完全に受け入れなくてはなりません。企業は単に利益を最大化するだけでなく、政府や市民社会と協力して自社の能力や資源を活用し、この10年の重要課題に取り組む必要があります。企業は、より連帯し、持続可能な世界の実現に積極的に貢献しなければならないのです。」

引用元:NewsPicksのこちらの記事

非財務の重要性を理解し支援してくれる方々との関係性を強くしていくことが単純に利益を追求するモノ言う株主(アクティビスト)の動きの抑制にもつながるということだと理解しました。

つづきの関連記事書きました

おわりに

このほか、当方のESG/SDGs/CSV関連の記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?