shii

上場企業で品質保証やってます。 動的平衡、文人思考にはまってます。

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最近の記事

ペルソナ×分人思考

ペルソナというマーケティングの手法を知っているだろうか。 カスタマージャーニーマップを学んだことがある人ならば、聞いたことくらいはあるだろうと思う。 ペルソナは、商品やサービスを企画する前に、どのような人に刺さるかを明確にするために架空の人物を作る。 年齢、性別、家族構成、住んでいる場所、好み、心情、価値観など細かく設定を作り込む。それによって、目指す市場=お客様の集合の代表者を作り上げるという手法だ。 これに、個人の心理や価値観が反映されるように作り込むのがミソだ。 ここで

    • すごく惜しい人

      先日こんなことがあった。 職場風土を改善するために、ざっくばらんに対話をするという会でのことだ。 ある人がとてもいいことを言った。 でも、その時なぜか素直に受け取ることができなかった。 終わった後に、何でだろうと考えてみた。 一つ思い当たったこと。 〇〇するといいと思うんだよね。〇〇な考え方がいいと思うんだよ。 ここまではいい。的を射ているし、納得できる考え方だ。だけど、その後がまずい。 だから俺は実際、〇〇ようにやっているんだよねー。 もやもやしたのは、ここ

      • 文章を書くことの難しさ

        noteを始めて気づいたこと。 文章を書くのって、難しい。 特に、読みやすい文章、すっと入ってくる文章。 noteの場合は指摘してくれる人も少ない。 よく仕事で上司に自分が書いた文章のわかりにくい部分を指摘されて、そのときは「細けえなぁー」とか思っていたけれど、 今ならありがたみがわかる。 忙しい合間を縫って、目を通してくれていたことに気づく。 そのうち、業務でドキュメントを書くのはAIに取って代わられるだろうけど、 文章を作って、読み合うという文化は残って欲しいなぁ

        • 202204 私とは何か~「個人」から「分人」へ~ 平野啓一郎 2

          ハロー。Shiiです。 この間の記事の続きです。 第二章 分人とは何か この章では、「分人」という考え方について詳しく語られている。 「個人」という概念(individual)は、西洋世界のキリスト教(一神教)の考え方をルーツとしている。 「誰も、二人の主人に仕えることはできない」というイエスの教えから、唯一の神に対しては、本当の自分(個人)として接しなければならない、という考え方だ。 プラスして、西洋の論理的な考え方も関わってくる。人間社会を、分けられない単位まで分解

        ペルソナ×分人思考

          住友の精神「自利利他」に学ぶ

          こんにちはshiiです。日経新聞の記事より。 まずは引用。 記事自体は、林業事業における持続可能性についてもののだったが、私は「住友の精神」と言うものに強く興味を引かれた。 まずは、住友グループの歴史に触れたい。 17世紀、住友政友(まさとも)が、京都に書物と薬の店を開いたのが始まりである。 政友は「文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」という、商人の心得をまとめた文書を残す。 実に書物を扱う商人らしい。これが、後々「住友の精神」として、現在まで引き継がれていくことになる

          住友の精神「自利利他」に学ぶ

          2204 私とは何か 平野啓一郎 1

          ハロー。shiiです。 読んでくれてありがとうございます。 月に一冊だけ、本のオススメ&レビューをするnoteです。 2022年4月は、平野啓一郎さんの「私とは何か 〜"個人"から"分人"へ」です。 分人思考という、考え方を教えてくれる本です。 読むきっかけは、Amazon musicのPodcast、ミンラボで、分人思考というワードを聞いたことです。 How toのビジネス書に嫌気がさしていた私に、久々にヒットした本です。 今日は、第1章の感想を書きます。また次の章に

          2204 私とは何か 平野啓一郎 1