見出し画像

年末年始に見れて良かったテレビとエッセイとYoutube

年末年始、面白いエンタメがたくさんありました。

中でも見れて良かったなあと思ったテレビと、今年に入って読み始めたウェブエッセイと、見始めたYoutubeチャンネルを紹介します。


一つ目はテレビです。

ザキヤマの部屋に在庫がやってくるゥ!


コロナ禍の影響でものが売れなくなり、余ってしまった在庫を芸人が売りさばくという企画のテレビです。MCはザキヤマで、彼が在庫を抱えてしまったお店のロケに行き、そこで預かった在庫を他の芸人が売りに行く、という展開。すごく練られた良い企画だな〜と思ってみてました。

1つ目のお店は、コロナ禍でお祭りがなくなり、スーパーボール35000個と光物の玩具5000個の在庫を抱えてしまったおもちゃ屋。これを売りさばくのはU字工事。タレントパワーの小さい芸人をブッキングすることで、この番組でやりたいことが明確になっています。

U字工事は初め、知り合いのお店に在庫を売りに行くのですが、「誰もが苦しい時期に、おもちゃを買ってもらうのは心苦しい」と苦労人らしい益子の悩みから、「本当にこの商品を買いたい人に売りたい」と考えを改めます。

そこから、「多量のスーパーボールを買いたがっている人」について改めて考え直し、「企画のためにスーパーボールを買いたい芸人Youtuber」に売り込みます。

需要がなくなった在庫を、従来の顧客とは違う相手に届けるために知恵を絞る。この過程がすごくクリエイティブでいいなと思いました。このテレビを見て、思いも寄らない潜在的な顧客からお店に注文が入る可能性もあり、企画の広がりも期待できます。

タレントパワーの強い芸人だと、SNSで宣伝したり、直接販売という手法をとれば、その芸人に会いたいファンに対して商品が簡単に売れてしまう。これもテレビとしては見応えがありますが、この企画で面白いのは、ここでは需要がない在庫が、別の場所では売れる、というマッチング能力だと思うので、U字工事にはぜひこれからも番組に出て欲しいな、と思います。

今後も見続けたい番組の一つです。ザキヤマの素人との軽快な絡みも新鮮で面白かったです。


二つ目はウェブエッセイです。

「俺が俺で俺だ」

MOROHAというバンドのアフロが書くウェブエッセイです。すごいタイトルです。MOROHAは、音楽にもすごく救われるものがあるので、ぜひYoutubeでも楽曲を聴いてみてください。

彼の書くエッセイには、音楽でも表現されているような、根っこでの暖かさとポジティブさがある。「私には何もないけれど、頑張っていこう」のような無理をした前向きさではなく、「私には何もないから、頑張っていこう」というような自分を認めた上でのポジティブさがある。

そんな自己肯定感の上に立ったポジティブさが形成されていく過程の一部が、このウェブエッセイで紹介されています。文章もすごく読みやすいし、面白いので、すぐに単行本化されると思います。たくさん読んで、応援したいです。


三つ目はYoutubeチャンネルです。

囲碁将棋Official Youtube Channel

これはもう見てください。今まで漫才ネタを披露するYoutubeチャンネルはいくつもありましたが、ここまで見せ方にこだわったのは、このチャンネルが初めてだと思います。

囲碁将棋は超実力派の漫才師なのですが、結成15年を超えた後もネタがどんどん面白くなっています。ものすごいです。

このYoutubeチャンネルは、囲碁将棋のことがすごく好きなスタッフがやっているんだろうな〜と勝手に想像してしまうぐらい、二人の魅力が詰まっています。

身長185cmを超えるスタイルの良さ、スーツを着た時のビジュアル、漫才の上手さ、二人から感じる圧力。どれも囲碁将棋の魅力なのですが、Youtubeではその魅力をより良く見せる演出がとてもうまい。

見方によっては、二人の良さをいじっているのかもしれません。こんなにスマートな外見で、映える景色の中で、すごくくだらないことをやっています、というような。考えすぎか。笑


他にも面白いエンタメがあれば教えてください〜!

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?